一度作れば、永遠にリンクを得られる:デジタルPRに取って代わる「受動的リンク構築システム」の全貌 登壇者: Alex Horsman (iRank LLC 創設者)LIFTEC編集部

イントロダクション:「リンクビルディングは“泥棒”だ」
「今日、皆さんに約束します。Forbes、Shopify、Harvard Business Review、New York Timesといった主要メディアからリンクを獲得し、なおかつリンク構築コストを最大79%削減するシステムをお見せします」
チェンマイSEOカンファレンス2025のSuthep Hall 1。満員の聴衆を前に、iRank LLCの創設者Alex Horsman氏は力強くこう宣言した。
私たちが**事前のリサーチ(予習フェーズ)**で「従来のPR手法に批判的」と仮説を立てた通り、彼はセッションの冒頭で「リンクビルディングは“泥棒”だ」と断言した。
「リンクビルディングは、私たちの時間とビジネスに取り組む機会を奪う泥棒です。しかも、ゲームは年々難しくなっている。私たちは『量より質』を求め、50の平凡なリンクより5つの強力なリンクに時間を費やすべきです」
彼はBuzzFeedの2025年レポートを引用し、高品質なリンク(DR40+、トラフィック1万+)の平均コストが1本あたり609ドル、デジタルPR代理店経由では750ドルに達すると指摘。もし競合との差が400本なら、24万4,000ドル(約3,600万円)の投資が必要になる。「これは非現実的だ」と彼は言う。
彼が最も嫌うのは「時間の浪費」だ。 「リンクを追いかける代わりに、製品を改善したり、UXを最適化したりできるはずだ」
そして彼は、私たちLIFTEC編集部が**「仮説C」**として予測していた通りの核心を突いた。
「私はデジタルPRがひどく苦手です。多くのSEO担当者がそうであるように、私は“左脳的”なんです。クリエイティブなアングルやトレンドを追うのは嫌いだ。だから私は『システム』『プロセス』『リバースエンジニアリング』を選びました」
彼が提唱するのは、従来の「狩猟型(アウトリーチ)」ではなく、**「農耕型(資産構築)」**のリンクビルディング。彼が「Lazy Link Building(怠惰なリンク構築)」と呼ぶ、アウトリーチを一切行わない「受動的リンク構築システム」だ。
その本質は驚くほどシンプルだった。 「すでにリンクを集めているデータスタディを見つけ、それを再現し、ジャーナリストが自然にそれを見つけてリンクするようにする」
これは、私たちが**「仮説A:データスタディの作成」と「仮説B:リバースPR(アセットのSEO)」**と呼んだものと完全に一致した。本レポートでは、彼が明かした「6つのステップ」の全工程を、Q&Aの深掘り含めて詳細に解説する。
🗂️ ステップ1:リンク可能な資産(データ)を見つける
最初のステップは「すでに受動的にリンクを集めているページ」を見つけることだ。彼は、その最適なリソースとして**Statista(スタティスタ)**を挙げた。
「Statistaは、政府や教育機関のサイトと同様、積極的なアウトリーチをしていません。つまり、彼らのサイトで多くの被リンクを持つデータページを見つければ、それは『受動的』にリンクが集まっている証拠です」
▼具体的な手順
- Ahrefsに
Statista.comを入力し、「トップページ」レポートを開く。 - 「被リンクドメイン(Referring Domains)」でソートする。
- 「サープタイトル」機能で、自社のニッチに関連するキーワード(例:social)を入力し、絞り込む。
- 上位20〜30件のURLをスプレッドシートにエクスポートする。
この作業は、Statistaだけでなく、競合他社(セッションではCarl氏の競合Demand Sageが例に挙げられた)や、Exploding Topicsのようなデータ活用で知られるサイトでも応用可能だ。
【LIFTEC分析】重要な「グラフの選定」
彼はここで重要な注意点を加えた。エクスポートしたURLを個別にAhrefsでチェックし、被リンクドメインの**「2年間のグラフ」**を見ることだ。
「このグラフ(セッションで表示された、右肩上がりのグラフ)が必要です。ゆっくりと、しかし継続的に2年間上昇していること。 もしグラフが急上昇後に横ばいになっているなら、それは一時的なニュースで跳ねただけ。再現性がないのでスプレッドシートから削除してください」
🔑 ステップ2:「金の山」— アンカーテキストを分析する
「このステップは少し退屈ですが、ここが『金の山(the gold)』です」
ステップ1で選んだページの「アンカーテキスト」レポートをAhrefsで開く。ここが、私たちが予習フェーズで**「リバースPR(ジャーナリストの需要調査)」**と呼んだ作業の核心だ。
「ジャーナリストがどのデータポイントを引用しているか、アンカーテキストが教えてくれます。Statistaの『ソーシャルメディア統計』という広範な記事を見ても、何度も引用されるデータは決まっています」
▼例:ソーシャルメディア統計の場合
- “5 billion social media users”
- “5.7 billion”
- “5 billion social media customers”
「ジャーナリストは、あなたの100個の統計データを見る時間はありません。彼らが興味があるのは、せいぜい3〜5個の特定のデータポイントです」
▼ここからが最重要 従来のSEOは「ソーシャルメディア 統計」のような広範な記事を作ろうとする。 だが、Alex氏の戦略は違う。
「その『50億人』というデータポイントが答えている**『問い』**に焦点を当てた、**超特化型(hyper-specific)の記事を作るのです。つまり、『ソーシャルメディア統計』ではなく、『ソーシャルメディアの利用者は何人か?』**という記事を作る。これがStatistaのような巨大ブランドに勝つ方法です」
TRUST ステップ3:「信頼」を構築する(ファーストビュー)
ジャーナリストはプロであり、彼らには編集者がいる。「信頼できないソース」からの引用は許可されない。したがって、ページのファーストビューで「信頼性」を確立することが不可欠だ。
「New York TimesやWall Street Journalからリンクが欲しいなら、あなたはプロフェッショナルで信頼できるように見えなければなりません」
彼は、私たちが**予習フェーズ(リサーチ結果3.2)**で注目していた「4つの信頼要素」を詳細に解説した。
- 著者名(Author’s Name):
- 必ず実在の人物を掲載する。クリックすれば適切な経歴(Bio)ページに飛ぶようにする。ジャーナリストは「サイト」と「著者」の両方を信頼する。
- 最終更新日(Last Updated Date):
- ジャーナリストは「今日」の記事を書いており、最新のデータを求めている。
- Googleもデータ関連のクエリでは「鮮度(Freshness)」を愛している。
- ファクトチェック(Fact-Check):
- 「この記事は検証済みです」という、小さなチェックマークと文言を入れる。これはジャーナリストへの「信頼の合図」だ。
- 「この記事を引用する(Cite this Research)」ボタン:
- これが強力だ。「購入ボタン」と同じCTA(Call to Action)であり、「あなたを引用してOK」と明示する。
- ホバーすると記事のURLがポップアップするように設定する。
【LIFTEC分析】ヒートマップが示す驚くべき効果
「この戦略がどれほど強力かお見せしましょう」と、彼はある記事のヒートマップデータを提示した。
- 「この記事を引用する」ボタン:クリック率 5%(91クリック)
- 「著者名」:クリック率 1%超
「もしこの91クリックが、91人のジャーナリストだったら? 想像してみてください。他のどんな記事でも、著者名が1%以上クリックされることなどありません」
さらに、これらの信頼要素のすぐ下に、ステップ2で見つけた「金のアンカーテキスト」のデータを太字で箇条書きにした**「レポートハイライト」**を設置する。
「ジャーナリストがページに着地した瞬間、探している数字が見つかり、引用元URLも簡単にコピーできる。これが重要です」
📄 ステップ4:ページ本体を構築する(「セクシー」は不要)
ステップ1〜3がこの戦略の「80%」だと彼は言う。ステップ4は、そのページを検索上位に表示させるための「肉付け」だ。
「5つのデータポイントだけではページはランク付けされません。H2やH3で見出しを作り、ページを充実させる必要があります」
ここで彼は、私たちが**「仮説B」**で予測した通り、AIの活用に言及した。
「難しく考える必要はありません。メインのトピック(例:ソーシャルメディア利用者の数)を、性別、年齢、ミレニアル vs Z世代などで分けるだけです。これらの小見出しはChatGPTに作らせればいい」
そして、各小見出しのデータは Perplexity を使って埋めていく。
【LIFTEC分析】「セクシーなグラフ」を禁止する理由
ここで彼は、多くのSEO担当者が陥る「罠」について警告した。
「セクシーなデータビジュアライゼーションやインフォグラフィックは不要です。 むしろ、やらないことを推奨します。私たちは**“マーケター”ではなく、“学術雑誌”や“PubMed”のように見えたい**のです」
ページのデザインは、小見出しと箇条書きのテキストだけで構成する。彼が「最もファンシーなグラフ」として見せたのは、シンプルな棒グラフだけだった。
「なぜジャーナリストは、大元の情報源(例:Statista)ではなく、データを集約しただけのあなたを引用するのか?」という疑問に対し、彼の答えは明快だった。
「答えは簡単です。私たちはソース(情報源)をページの最下部にまとめているからです。 ジャーナリストは、あなたの10個のソースを一つ一つ確認する時間はありません。彼らの『問い』に超特化し、信頼でき、データが上部にあり、引用しやすいページであれば、彼らはあなたを引用します」
🚀 ステップ5:内部レバーを引く(ランキングの押し上げ)
この戦略は「アウトリーチをしない」ため、作成したデータスタディ・ページが検索結果に表示されなければ機能しない。 そこで内部リンクが重要になる。
「すべての努力を無駄にしないために、ランキングを助ける必要があります。私が見るのは4つの場所です」
- ホームページ:
- 「収益ページにリンクジュースを送りたい」という反発は理解できるが、小さくても良いから載せる(彼はEmailToolTesterのフッター近くの小さなリンクを例に出した)。
- 一度ランクインしてリンクを集め始めたら、ホームページからは外しても良い。初期ブーストが目的だ。
- メニューナビゲーション
- フッター
- サイト内の他の強力なページ(被リンクが多いページ):
- Ahrefsの「Best Buy Links」レポートで探し、文脈に沿った内部リンクを追加する。
さらに彼は「これらのページに外部リンクを数本送ることを恐れないでほしい」と付け加えた。
「統計ページは直接収益を生みませんが、初期投資として外部リンクを送れば、ランクが上がり、結果として毎月10〜20本のリンクを(受動的に)獲得できるようになります。長期的に見れば、リンクエクイティは必ず戻ってきます」
📈 ステップ6:維持し、さらに創造する(フライホイール)
「Googleはデータ関連のクエリで『鮮度』を愛しています。リンクを獲得し始めたページを**『維持(Maintain)』**することが非常に重要です」
ここで彼は、セッションの協力者であるCarl氏のサイトで行った「更新」のケーススタディを共有した。
▼ケーススタディ:既存ページの「更新」
- ページA: 更新前「月2本」のリンク獲得 → 更新後「月7本」に増加(+5本)
- ページB: 更新前「月5本」のリンク獲得 → 更新後「月10本」に増加(+5本)
「2ページを少し更新しただけで、月に10本の新しい高品質リンクが生まれました。デジタルPRの単価(750ドル)で計算すれば、月間7,500ドル(約112万円)の価値が生まれたことになります」
そして、この「更新」作業もまた、Perplexity を使って新しいデータを探し、H1やタイトルタグを少し変更する程度でよく、全面的な見直しは不要だと強調した。
📊 驚くべき結果:79%のコスト削減と「時間」の獲得
彼は、この戦略が軌道に乗るまでには時間がかかることを強調した。
「これはアウトリーチではありません。公開してすぐにリンクは得られません。私たちが8月1日に5つのデータスタディを公開した時、最初の月のリンクは3本でした。2ヶ月目も2本。しかし、3ヶ月目、4ヶ月目から複利効果が始まります」
リンクが増えればランクが上がり、ランクが上がればさらにリンクが増える「フライホイール効果」だ。
▼1年間の実績(Alex氏のサイト)
- 作成したページ: 31件
- 獲得した総リンク(アウトリーチゼロ): 647本
- うち高品質リンク(DR40+, トラフィック1万+): 142本
- 総投資額: 22,000ドル
- 結果(高品質リンク単価): $750 → $154
「これが、冒頭でお話しした79%のコスト削減の正体です。そして、私たちが最も重視しているのは、過去9ヶ月間、ほぼ『ハンズオフ(手放し)』であることです」
彼は最後に、この戦略がもたらす本質的な価値について語った。 「リンクビルディングの問題を解決したことで、私は妻や結婚式、人生で本当に重要なことに集中する時間を得ました。(中略)皆さんの貴重な時間はもちろんですが、皆さんの『アテンション(注意力)』こそがプライスレスなのです。 そのアテンションは、もっと良いことに使われるべきではないでしょうか?」
🎙️Q&Aセッション
30分のプレゼン後、10分間のQ&Aセッションが行われた。ここには、戦略の「限界」と「さらなる応用」に関する重要な知見が詰まっているため、全文を分析・要約する。
Q1: AI検索(SGE/GEO)はこの戦略を殺しますか?(※最重要)
回答: いいえ。Statistaのような一次情報源は、SEOがひどい(構造化されていない、テキストが少ない、ペイウォールの裏にある)。この戦略は、実質的に**「データに対するGEO(AI検索最適化)」**です。 Perplexityがすでにサードパーティ(Statistaなどではない、我々のようなサイト)を引用していることからも、AIが使いやすいようにデータを整理・提示する我々のページは、今後も引用され続けると考えられます。
Q2: 新規サイト(低DA)でも機能しますか?
回答: 難しいですが、**「Google広告」**を使うのが最善策です。 Steve TothやStacey McNaughtがこの手法について言及していますが、「統計」関連のキーワードは入札する人がいないため、非常に安価です。広告でジャーナリストの目に触れさせ、最初のリンクを獲得します。(AhrefsのYouTubeにも動画があります)
Q3: デジタルPRとゲスト投稿の未来をどう見ますか?
回答: リンクプロファイル全体の「配分」が変わります。 今後は デジタルPR(70%)、ゲスト投稿(20%)、その他ディレクトリなど(10%)といった配分に焦点を当てるべきです。
Q4: 獲得するリンクが、自社の製品やニッチから離れすぎて権威性が分散しませんか?
回答: 非常に重要な点で、関連性を保つことが必須です。 (あるデータスクレイピング企業が「ミズーリ州のマクドナルドの数」のような無関係なデータで大量のリンクを集めたが、ブランドと無関係すぎて最終的に全ページ削除し、かえって害になった例を共有) 対策は2つです。
- データスタディ・ページから、収益ページへ内部リンクを送る。
- ランクインしてリンクが集まった後、箇条書きだったページ本文を書き直し、より自社製品に関連する文脈(ストーリー)を追加していく。
Q5: バックリンクの「質」をDA/DR以外でどう評価しますか?
回答: **「Smell Test(匂いテスト)」**です。 まず、そのサイトにアクセスして「本物か?」を見ます。 次に、Ahrefsでそのサイトが「何のキーワードでランクインしているか」を見ます。もし、トラフィックのすべてが「自社のブランド名」だけで、その検索ボリュームが異常に多い場合、自動化ツールで自社名を検索させ、Ahrefsのトラフィック数値を偽装している「ゲスト投稿ファーム(質の低いPBN)」の可能性が高いです。
Q6: E-E-A-T(E-A-T)の未来において、この戦略はどう進化しますか?
回答: E-E-A-Tは「あなたのウェブサイトで何をするか」だけでなく、**「一体誰があなたのことを話題にしているか?」**が重要です。 この戦略は、New York TimesやForbesのような権威あるサイトから引用されることで、まさにE-E-A-Tを直接構築するものです。
Q7: 競合に「スカイスクレイパー(リライトによる追い抜き)」されたらどう防御しますか?
回答: 「あなたは戦争の最中にいるのです。SEOはゼロサムゲームです」 (DMCA申請のような)意地悪な手も打てますが、基本的には何もできません。 重要なのは、ステップ2の「アンカーテキスト分析」に戻り、競合がまだカバーしていない「別の角度(別のデータポイント)」を見つけ、次の記事を作ることです。
🗣️LIFTEC編集部コメント
「狩猟(アウトリーチ)から、農耕(資産運用)へ。」受動的リンク構築は“左脳的PR”である
Alex Horsman 氏の提案は、デジタルPRを“やめる”話ではなく、PRの目的(引用)をSEOの文法で再設計する話だと理解しました。
要点は三つ――
- 既に“受動的に”リンクを集めているデータ資産を特定し、
- ジャーナリストの“問い”単位でハイパー特化し、
- 信頼のファーストビュー+引用導線を設計して、
アウトリーチなしで見つけてもらう仕組みに変えること。
これは日本市場でまだ主流化していない、**“左脳的PR(Reversed PR)”**の優秀な実装形です。
日本で“主流ではないが秀逸”だと評価する点
- アンカーテキスト=需要調査
- 広い「統計まとめ」ではなく、金のアンカー(繰り返し引用される数値)を核に**“問い”別ページを作る発想。巨大ブランドの総覧ページより速く・深く・引用しやすい**。
- 信頼のファーストビュー設計
- 著者/最終更新日/ファクトチェック表示/「Cite this Research」ボタンを上部に集約。
- “学術誌のように見える”ことを優先し、過剰なビジュアライズを封印する判断が合理的。
- 内部レバーの序盤集中(初速チューニング)
- ホーム/メニュー/フッター/既存の強ページから一時的にリンクジュースを供給→ランク→受動リンクの雪だるま。のちに外してもよい、という割り切りも良い。
- 維持=価値の増幅
- “更新”を鮮度シグナルとして定期運用し、リンク獲得ペースを逓増させる設計。PR費換算での価値把握も意思決定を加速。
90日実装プレイブック(LIFTEC推奨)
Phase 1|発見(Day 1–10)
- Ahrefsで Statista/Exploding Topics/競合のデータ資産を横断抽出 → Referring Domainsでソート。
- 各URLの2年推移グラフを確認(急騰横ばいは除外/緩やかな右肩上がりを採択)。
- ハイパー特化の“問い”候補を20–30件リスト化。
Phase 2|設計(Day 11–25)
- 各“問い”に対して**金のアンカー(3–5個)**を決定。
- ページ雛形(上部):
- H1(問いそのもの)/要約3行/レポートハイライト(太字の数値羅列)/
- Cite this Research(URLコピー)/著者・更新日・ファクトチェック表示。
- ページ本文:H2/H3で分解(年代・地域・性別など)。
- 小見出し生成=ChatGPT、数値の埋め込み=Perplexity。
- 出典:最下部にソース一覧(一次情報を網羅・整然と)。
Phase 3|初速ブースト(Day 26–45)
- 内部リンク:ホーム(小枠)、メニューまたはフッター、被リンクの強い記事から文脈内リンク。
- 外部リンクの“点火”:統計ページに限り少数の良質外部リンクで初動を押上げ。
- 低DAサイトはAds種火:統計系KWは入札薄め→安価なGoogle Adsでジャーナリストの目に触れさせ、初リンクを創出。
Phase 4|運用・増幅(Day 46–90)
- 月1更新(新統計の追記/H1・Title微調整/ハイライトのリフレッシュ)。
- 横展開:同一ニッチで“問い”を連番化(/stats/users, /stats/time, /stats/devices…)。
- 内部導線:データページ→収益ページへ文脈リンク/関連クラスター化。
テンプレ(上部ファーストビュー:要素と順序)
- H1:「○○の利用者は何人か?」(“問い”をそのまま)
- レポート要旨(3行)
- レポートハイライト(太字の数値3–5)
- Cite this Research(コピーCT A)|著者名→Bio/最終更新日|ファクトチェック済
- 目次(アンカー)
※ デザインは“学術誌風”のテキスト主体。派手グラフ禁止、棒グラフ程度まで。
KPI(束ねて見る)
- リンク量:新規Referring Domains/月、DR40+本数、高品質リンク単価(PR換算)。
- 到達:対象KWの平均順位/Impressions/CTR。
- 行動:CiteボタンCTR(目標≥3–5%)、著者リンクCTR(目標≥1%)、内部導線クリック数。
- 資産成長:2年グラフの傾き(リンク獲得曲線)、Time to First Link、更新後のリンクペース差分。
- 関連性:データ→収益ページへのクリック率/収益側のCVR変化。
リスクと運用ガードレール
- 関連性の逸脱:ブランド無関係な“映える統計”量産は禁止。
- 防御:収益ページへの双方向導線/本文へ自社文脈を後追いで追加。
- 鮮度の欠落:統計は“日付が命”。更新履歴を明示し、月次点検を運用化。
- 引用権利:図表・引用は出典・許諾・キャプションを厳格に。
- 品質偽装サイト:Smell Test(実サイト性・非ブランドKWのランク有無)で除外。
- 過剰ビジュアル:記者が嫌う“重い・派手”は回避。読みやすさ>映え。
体制・ツール
- 発見・監視:Ahrefs(Top pages / Best by links / Anchors)
- 埋め込み:ChatGPT(見出し生成)+Perplexity(数値探索)
- 行動計測:Clarity/Hotjar(Cite/著者クリックのヒートマップ)
- 検索監視:GSC(対象KW・Discover露出)
- ステータス管理:Notion/Sheets(“問い”別の鮮度・更新・リンク曲線)
総括(編集部見解)
リンクは“取りに行く”から“取りに来てもらう”へ。
この戦略は、AI時代に相対価値が上がる「一次情報(とその二次整形)」を、PR費用ではなく“ページ設計とSEO”で買う方法です。
日本でも、アンカーテキスト起点の“問い”特化ページ+信頼の上部UI+Cite導線を標準化すれば、アウトリーチ依存の脆弱性を脱し、逓増型のリンク資産を築けます。
LIFTECとしては、まず3本のパイロット(最重要“問い”×3)でTime to First LinkとCite CTRを検証、広告種火+内部レバーで初速を作り、月次更新で雪だるま化させることを推奨します。
“狩猟から農耕へ”——このパラダイムシフトを、国内標準の運用へ。

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