海外ネットナビ編集部|2026年5月最終更新

無料VPNおすすめ25選
【2026年5月最新】危険性・選び方・用途別推奨を徹底解説

「無料Wi-Fiを使うとき、セキュリティが不安」「海外旅行中に日本のドラマを見たい」「テレワークで社内ネットワークに繋ぎたい」——VPNが解決するが、いきなり課金するのは躊躇う。この記事では2026年5月時点で実際に使える無料VPN25選を用途別・タイプ別に正直に解説する。

25選 詳細解説
8 用途別シーン推奨
プロトコル 速度実測データ
FAQ 12問
目次

1VPNとは何か——3分で理解する基礎知識

VPN(Virtual Private Network:仮想専用線)とは、インターネット上に「暗号化されたトンネル」を作る技術だ。このトンネルを通すことで、以下の2つが同時に実現する。

① 通信内容の暗号化:カフェや空港の公共Wi-Fiを使っていても、通信内容を第三者に覗かれなくなる。

② IPアドレスの隠蔽:自分の本来のIPアドレス(=ネット上の住所)がVPNサーバーのIPアドレスに置き換わる。これにより、Webサイトから「日本からアクセスしている」という情報が隠れる。

VPNの仕組みは3つの技術で成り立っている。

トンネリング:データをカプセル化して、外部から見えないトンネルを通す技術。通信の経路そのものを隠す。

暗号化:データを判読不能な文字列に変換し、仮に通信が傍受されても内容を読めなくする。

認証:接続先が本物のVPNサーバーであることを確認し、中間者攻撃を防ぐ。

VPNを使っても「完全匿名」にはならない

よくある誤解を正直に書く。VPNはIPアドレスを隠すが、完全な匿名性を保証するわけではない。VPNサービス提供会社はユーザーの通信を把握できる立場にある。そのため、「ノーログポリシー(通信記録を残さないポリシー)」が信頼性の核心になる。ノーログポリシーを自称するだけでなく、第三者機関による監査で証明されているかどうかが選ぶ際の重要な判断基準だ。

VPNが必要な場面

シーン なぜVPNが必要か
公共Wi-Fi利用時 通信が暗号化されず、同じWi-Fi内の他者に盗み見られるリスクがある
海外旅行中 日本のNetflix・TVer・Abemaなど地域制限がかかり見られなくなる
テレワーク 社内ネットワークへの安全なリモートアクセスが必要
海外のサービス利用 国によってはSNSや特定サービスがブロックされている
プライバシー保護 ISP(インターネットプロバイダ)への閲覧履歴漏洩を防ぐ
中国滞在中 グレートファイアウォールによりGoogle・LINE・Instagram等が使えない

2無料VPNの正直な話——5つのリスクと限界

無料VPNを勧める記事のほとんどが「無料でも使える」という方向にバイアスがかかっている。ここでは正直に書く。

リスク1:通信ログを売っているサービスが存在する

無料VPNはユーザーから課金しない分、「どこかから収益を得ている」。その手段のひとつがユーザーの閲覧履歴・行動データの第三者販売だ。2015年にHola VPNがユーザーの帯域を無断で第三者に売っていたことが発覚した事例は有名だ。信頼できる提供会社かどうかの確認は必須だ。

リスク2:マルウェアが仕込まれているアプリがある

Googleが調査した報告では、一部のVPNアプリにマルウェアまたはスパイウェアが含まれていた事例が確認されている。特に「完全無料・無制限・最速」を謳うアプリストアのVPNは要注意だ。運営会社が特定できないもの、プライバシーポリシーが存在しないものは使ってはいけない。

リスク3:速度が実用に耐えないことがある

無料VPNは有料ユーザーより低速なサーバーに接続させられる設計が多い。後述するVPNプロトコルの違いも速度に影響する。競合サイトが触れていない実測データを書く。

プロトコル 速度維持率(元回線比) 特徴
WireGuard 85〜95% 最速。ほぼ速度低下なし
IKEv2/IPsec 60〜75% モバイル向き。再接続が速い
OpenVPN(UDP) 40〜60% 安定性高いが重い
OpenVPN(TCP) 25〜40% 最も遅いが規制回避に強い

無料VPNの多くはOpenVPNを使用しているため、元回線速度の40〜60%程度に落ちることが多い。WireGuardに対応している有料VPNであれば速度低下を最小限に抑えられる。

リスク4:通信量制限で途中で切れる

月2GB、月500MBといった制限があるサービスでは、HD動画を30〜60分見るだけで上限に達する。「使いたいときに使えない」という事態になりやすい。月間通信量の目安は以下の通りだ。

用途 消費量の目安
Webページ閲覧(1ページ) 約1MB
YouTube(360p・1時間) 約400MB
YouTube(720p・1時間) 約1.5GB
Zoom通話(720p・1時間) 約1GB
Instagram閲覧(1時間) 約200MB

月2GBで動画を見ると約3〜4時間でなくなる計算だ。

リスク5:サポートがなく自己解決が必須

無料VPNにはサポート体制がないものが多い。接続できない、速度が遅い、特定のサービスにアクセスできないといったトラブルが起きても、自分で解決するしかない。

無料VPNが許容できる用途・できない用途

用途 無料VPN 理由
公共Wi-Fiでの簡単なWeb閲覧 可能 通信量が少なく暗号化目的で十分
オンラインバンキング・決済 非推奨 信頼性が低いVPNでは逆にリスクが増す
海外から日本TVer視聴(30分程度) 条件次第 通信量・速度・日本サーバーの有無次第
Netflix・Amazon Prime動画視聴 非推奨 速度不足+多くのVPNはブロックされる
テレワーク(業務システムへのアクセス) 非推奨 機密情報をログ保存リスクのあるサーバーに通すべきでない
中国でのSNS・LINE利用 無料VPNは不可 有料の中国対応VPNが必要
VPNを試してみる・使い感を確認する 最適 この目的なら無料版で十分

3VPNプロトコルとは何か——選び方で速度が3倍変わる

競合記事がほぼ触れていないが、VPN選びで最も見落とされがちな要素が「プロトコル」だ。プロトコルとは、VPN接続を確立しデータを安全に送受信するための「通信ルール」のセット。同じVPNサービスでも、使うプロトコルによって速度が大きく変わる。

WireGuard——2026年のデファクトスタンダード

WireGuardは2020年にLinuxカーネルに正式採用された比較的新しいプロトコルだ。コードベースが約4,000行と極めて軽量で、OpenVPNの約10万行と比べると圧倒的にシンプル。コードが少ないほど脆弱性が少なく、監査もしやすい。

使用する暗号化方式はChaCha20-Poly1305で、GoogleのQUICプロトコルやAppleのiMessageで採用されているのと同じ最新方式だ。速度は元回線の85〜95%を維持でき、OpenVPNと比べて3〜4倍のスループットが出るとされている。

向いている用途:日常的なWeb閲覧・動画視聴・ゲーム・一般的なモバイル利用全般

注意点:WireGuardはIPアドレスをサーバー側で保持する設計上のプライバシー問題がある。NordVPNはこれをNordLynx(WireGuard+ダブルNAT)で解決している。

OpenVPN——安定性と互換性の定番

2001年から20年以上の実績を持つ枯れたプロトコル。TCP/UDP両モードに対応しており、ポート443(HTTPS)に偽装できるため、ファイアウォールを回避しやすい。中国や職場など規制の厳しいネットワーク環境で最後の砦になることが多い。

UDPモード:速度重視。ストリーミングや一般的な利用に適している。

TCPモード:信頼性重視だが最も遅い。ファイアウォール回避に使う。

向いている用途:規制の厳しいネットワーク・企業環境・セキュリティ最優先の用途

IKEv2/IPsec——モバイルに最強

IKEv2はMicrosoftとCiscoが共同開発したプロトコルで、Windows・macOS・iOSに標準搭載されている。最大の特徴はMOBIKE(Mobility and Multihoming Protocol)という機能で、Wi-Fiからモバイル回線に切り替えてもVPN接続が途切れずに維持される。

電車の中でWi-FiとLTEを行き来する場面でも、VPN接続を意識せず使い続けられる唯一のプロトコルだ。

向いている用途:外出先でのモバイル利用・Wi-FiとLTEを頻繁に切り替える人

プロトコル別 用途推奨まとめ

用途 おすすめプロトコル 理由
動画ストリーミング WireGuard 速度が最大
オンラインゲーム WireGuard 低遅延
モバイル(外出先) IKEv2 接続が途切れない
中国・規制国での利用 OpenVPN(TCP) ファイアウォール回避
セキュリティ最優先 OpenVPN 20年以上の監査実績
日常的なWeb閲覧 WireGuard バランスが最良

迷ったらWireGuardが2026年の正解だ。多くの有料VPNはデフォルトでWireGuardを採用している。無料VPNの多くはOpenVPNのみ対応しているため、この点でも有料VPNに劣る。

4無料VPNの4つのタイプ——自分に合う種類を選ぶ

タイプA:完全無料(期間・通信量の制限なし)

永続的に無料で使えるが、商用サービスとしての完全無料は実質的に存在しない。唯一の例外が筑波大学の学術プロジェクト「VPN Gate」だ。

向いている人:コストゼロでとにかく試したい人、セキュリティよりアクセス制限回避が目的の人

タイプB:機能制限あり・通信量無制限

サーバー拠点数や接続デバイス数に制限があるが、通信量は無制限。Proton VPNの無料プランがこのタイプの代表格で、速度制限も広告もない。

向いている人:毎日少しずつ使いたい人、通信量より接続先の自由度を諦められる人

タイプC:機能制限あり・通信量制限あり

月間データ上限があるが、範囲内では機能が充実。Windscribeの10GB/月やPrivadoVPNの10GB/月が代表例。

向いている人:週に数回、Web閲覧やメール程度の利用で十分な人

タイプD:有料サービスの期間限定無料(お試し・返金保証)

有料VPNの無料トライアル・返金保証期間を活用するタイプ。NordVPNの30日返金保証、ExpressVPNの30日返金保証などがここに該当。

向いている人:有料VPNの品質を無料で試したい人、長期的に使うVPNを選定中の人

返金保証を利用する場合は必ず期間内に解約手続きを行うこと。多くのサービスはカスタマーサポートへの連絡が必要で、Webフォームまたはライブチャットで手続きできる。

5【2026年5月最新】無料で使えるVPN25選 目的別早見表

サービス名 タイプ 通信量 サーバー拠点 ノーログ監査 日本語 主な用途
Proton VPN B(無制限) 無制限 日本含む複数国 第三者監査済 セキュリティ重視の入門用
VPN Gate A(完全無料) 無制限 世界各国7,000台 サーバー次第 アクセス制限回避
Windscribe C(制限あり) 10GB/月 10カ国 軽い用途で継続利用
PrivadoVPN C(制限あり) 10GB/月 49カ国 拠点数重視
hide.me B/C 10GB/月 5カ国 第三者監査済 匿名性重視
Hotspot Shield B(無制限) 無制限 1カ国(米国) 通信量を使いたい人
TunnelBear C(制限あり) 2GB/月 多国 毎年監査 初心者・操作シンプル
Avira Phantom VPN C(制限あり) 500MB/月 多国 短時間・単発利用
Operaブラウザ B(ブラウザ) 無制限 3地域 ブラウザのみVPN
Aloha Browser B(ブラウザ) 無制限 80拠点 スマホブラウザ利用
セカイVPN D(2カ月無料) 無制限 10カ国(日本含む) 海外から日本コンテンツ
アバスト セキュアライン D(60日無料) 無制限 36カ国 長めのお試し
NordVPN D(30日返金) 無制限 111カ国 第三者監査済 最高品質を試したい
ExpressVPN D(30日返金) 無制限 105カ国 第三者監査済 速度重視・動画視聴
Surfshark D(7日+30日返金) 無制限 100カ国 第三者監査済 デバイス台数無制限
CyberGhost D(45日返金) 無制限 100カ国 最長返金保証
Glocal VPN D(7日無料) 無制限 複数カ国 動画視聴特化
MillenVPN D(30日返金) 無制限 複数カ国 国産・複数台無制限
スイカVPN D(30日無料) 無制限 中国対応 中国・規制国利用
IPVanish D(30日返金) 無制限 150拠点 大量IP・無制限接続
ノートン セキュアVPN D(7〜30日無料) 無制限 多国 セキュリティソフト併用
Kaspersky VPN C(300MB/日) 300MB/日 最寄り自動 カスペルスキー既存ユーザー
Trust.Zone D(3日無料) 1GBまで 100拠点 短期集中お試し
VPNネコ A(完全無料) 無制限 複数 不透明 リスク理解の上での完全無料
hide.me(拡張機能) B(Chrome拡張) 10GB/月 5カ国 Chrome拡張で手軽に

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6【タイプA】完全無料VPN——おすすめ2選

VPN Gate(筑波大学)

項目 仕様
提供元 筑波大学(学術実験プロジェクト)
無料期間 無制限(永続無料)
通信量制限 なし
サーバー数 世界7,000台以上(ボランティア提供)
ノーログ サーバーによって異なる(要確認)
日本語対応
モバイルアプリ なし(PCソフト経由)

VPN Gateは筑波大学の学術プロジェクトで、世界中の有志がボランティアでサーバーを提供している。完全無料で通信量制限もなく、7,000台以上のサーバーから選べる点はほかのどの無料VPNにもない強みだ。日本語でサポートされており、公式サイトも日本語で読める。

ただし、これは「筑波大学が安全を保証している」サービスではない。VPNサーバーを誰でも公開できる仕組みのため、悪意あるサーバーが混在している可能性がゼロではない。プライバシーよりアクセス制限回避が目的の用途に限定すべきだ。

こんな人向け: コストゼロで試してみたい人、海外からのアクセス制限回避が目的の人。機密情報は絶対に扱わないこと。

VPNネコ

項目 仕様
提供元 Secure Connection PTY. LTD.
無料期間 無制限
通信量制限 なし
ノーログ 不明(非公開)
日本語対応
プラットフォーム iOS / Android のみ

スマホアプリのみで使える完全無料VPN。登録不要で操作はシンプルだ。ただし運営会社の透明性に問題がある。ノーログポリシーが明示されておらず、テレビ文庫などの調査でも「運営元が不明のため個人情報の取り扱いにリスクがある」と指摘されている。

こんな人向け: リスクを理解した上で、SNS閲覧・軽いWeb閲覧など機密性のない用途のみ。個人情報の入力が必要な操作はこのVPNを使っているときは絶対にしないこと。

7【タイプB】通信量無制限の無料VPN——おすすめ4選

Proton VPN(最もおすすめ)

項目 仕様
提供元 Proton AG(スイス)
無料プラン 永続無料
通信量制限 なし
速度制限 なし(高速サーバーは有料のみ)
無料サーバー拠点 日本・米国・オランダ等(2026年5月時点)
接続デバイス 1台
ノーログ 第三者監査済み(Cure53・SEC Consult)
暗号化 AES-256
プロトコル WireGuard(有料)/ OpenVPN(無料・有料)
有料プラン 月額4.99ユーロ〜

2026年5月時点で無料VPNの中で最も信頼性が高いと評価されているのがProton VPNだ。スイスのプライバシー保護法に基づいて運営されており、通信ログは一切保存しないことがCure53・SEC Consultという独立したセキュリティ専門機関の監査で証明されている。

ProtonはProtonMailという暗号化メールサービスで知られており、プライバシー保護を事業の核心に置いている。広告ビジネスに依存していないため、ユーザーデータを販売する動機がない点が他の無料VPNと根本的に異なる。

webfactoryの記事では「日本を含めた3つの地域に無料サーバーを設けており、YouTubeやNetflixなどが使用可能」と記述されている。ただし無料プランでの特定サービスの視聴は接続状況によって変わるため、継続的な動画視聴には有料プランを推奨する。

こんな人向け: セキュリティを最優先にしながらコストをかけたくない人。公共Wi-Fiを使う機会が多い人。

設定例(iPhone): protonvpn.comでメールアドレスのみで登録(クレジットカード不要)→App Storeで「Proton VPN」をダウンロード→「Free」プランを選択→「Quick Connect」をタップして「VPN構成の追加を許可しますか?」に「許可」→完了。所要時間5分以内。

Hotspot Shield

項目 仕様
提供元 AnchorFree, Inc(米国)
無料プラン 永続無料
通信量制限 なし
無料サーバー拠点 1カ国(米国のみ)
接続デバイス 1台
ノーログ
暗号化 AES-256
世界ユーザー数 6億人以上

世界6億人以上が使うVPNサービスで、無料プランでも通信量無制限で使える。米国サーバーへの接続のみだが、基本的なセキュリティ保護には十分だ。

正直な限界: 接続先が米国1カ所のみのため、日本のコンテンツを海外から見る用途には使えない。無料プランではNetflixやYouTubeの動画ストリーミングモードが非対応で、オンラインゲームモードも利用できない。同時接続は1台まで。

こんな人向け: 米国のサービスにアクセスしたい人、通信量制限なしで基本的な暗号化保護を使いたい人。

hide.me

項目 仕様
提供元 eVenture Ltd.(マレーシア)
無料プラン 永続無料
通信量制限 10GB/月
無料サーバー拠点 5カ国(日本除く)
接続デバイス 1台
ノーログ 第三者監査済み
暗号化 AES-256
対応プロトコル WireGuard・OpenVPN・IKEv2

個人データを一切記録しないことを第三者機関によって証明されたVPN。有料ユーザーと同じレベルのセキュリティと匿名性を無料プランでも提供している。WireGuard・OpenVPN・IKEv2と3種類のプロトコルを無料プランから選択できる点が特徴で、用途に応じてプロトコルを切り替えられる。

正直な限界: 月10GBの通信量制限があり、動画視聴を頻繁にすると上限に達しやすい。無料では日本のサーバーに接続できないため、海外から日本のコンテンツへのアクセスには有料プランが必要。

こんな人向け: 匿名性・セキュリティを重視しながら月10GB程度の利用で十分な人。プロトコルを自分で選択したい人。

Operaブラウザ(内蔵VPN)

項目 仕様
提供元 Opera(ノルウェー)
無料プラン ブラウザ内蔵・永続無料
通信量制限 なし
サーバー拠点 3地域(ヨーロッパ・アメリカ・アジア)
接続デバイス ブラウザのみ
ノーログ
広告ブロック 内蔵

Operaブラウザに内蔵されているVPN機能。ブラウザのスイッチをオンにするだけで使えるため、アカウント登録も追加アプリのインストールも不要だ。通信量無制限・広告ブロック機能付き。VPNオン時の速度も比較的安定している。

正直な限界: VPNが有効になるのはOperaブラウザ内のみで、LINEや他のアプリの通信には適用されない。サーバー拠点が3地域のみのため細かい国の指定はできない。

こんな人向け: ブラウジング時だけVPNを使えれば十分な人。新しいアプリを入れたくない人。

8【タイプC】通信量制限ありの無料VPN——おすすめ5選

Windscribe

項目 仕様
提供元 Windscribe Limited(カナダ)
無料プラン 永続無料
通信量制限 2GB/月(メール認証で10GBに増加)
無料サーバー拠点 11カ国
接続デバイス 無制限(同一アカウントで複数端末可)
ノーログ
暗号化 AES-256
広告ブロック R.O.B.E.R.T.機能
ファイアウォール機能 内蔵
対応OS Windows / Mac / Linux / iOS / Android / Chrome / Firefox

無料VPNとしては珍しく、同時接続台数に制限がない。複数デバイスをVPN化したい人に適している。メール認証を行うと月間通信量が2GBから10GBに増える。さらにX(旧Twitter)投稿で5GBの追加データを入手できる仕組みがあり、うまく活用すれば毎月最大15GBを無料で使える。

また無料プランでも広告ブロック機能(R.O.B.E.R.T.)とファイアウォール機能が使えるため、セキュリティ面でも充実している。2026年現在、中国での使用についても一定の実績があるとされるが、完全な保証はない。

正直な限界: 基本は2GBと少なめのため、メール認証は必須。ストリーミングサービスへのアクセスは有料プランでないと不安定なことが多い。

こんな人向け: 複数デバイスをVPN化したい人、最大15GB/月の通信量で足りる人。

PrivadoVPN

項目 仕様
提供元 Privado Networks AG(スイス)
無料プラン 永続無料
通信量制限 10GB/月
無料サーバー拠点 49カ国・66都市(業界最多水準)
接続デバイス 1台
ノーログ ZERO-LOGポリシー
暗号化 AES-256
IPマスキング
P2P対応

無料プランで49カ国・66都市のサーバーを使えるのは業界トップクラスの拠点数だ。スイスのプライバシー法に基づいた強力なデータ保護が特徴で、IPマスキング・ファイル転送・P2P対応など有料VPN並みの機能が無料で使える。

正直な限界: 10GBを超えると月末まで速度が大幅に制限される(低速モードに移行)。接続デバイスは1台のみ。

こんな人向け: 接続先の国を自由に選びたい人、月10GBの制限内で拠点の多さを重視する人。

TunnelBear

項目 仕様
提供元 TunnelBear LLC.(カナダ・McAfeeの子会社)
無料プラン 永続無料
通信量制限 2GB/月
対応国 多数
接続デバイス 1台
ノーログ 毎年独立機関による監査・レポート公開
暗号化 AES-256
キルスイッチ VigilantBear機能
GhostBear VPNトラフィック難読化

デザインがかわいらしくシンプルなUIが特徴で、VPN初心者に最も使いやすいと評価が高い。マップ上で接続先を選ぶ直感的な操作で技術的な知識が不要だ。毎年独立した第三者機関によるセキュリティ監査を実施しており、監査レポートを全文公開する透明性の高さが業界でも特に評価されている。

キルスイッチ機能「VigilantBear」は、VPN接続が予期せず切れた際に即座に通信を遮断してIPアドレスの漏洩を防ぐ機能だ。また「GhostBear」機能はVPNトラフィックを通常のHTTPS通信に見せかけるため、VPNをブロックするネットワーク環境でも接続しやすくなる。

正直な限界: 月2GBという制限は無料VPNの中でも少ない部類だ。日本語非対応。動画視聴や大容量ダウンロードには不向き。

こんな人向け: VPNを初めて使う人、操作のシンプルさを最優先する人、透明性の高いサービスを選びたい人。

Avira Phantom VPN

項目 仕様
提供元 Avira Operations GmbH(ドイツ)
無料プラン 永続無料
通信量制限 500MB/月(ユーザー登録で1GB/月に増加)
接続デバイス 無制限
ノーログ
P2P対応
キルスイッチ (有料版のみ)

35年以上のセキュリティ実績を持つAviraが提供するVPN。無料でも接続デバイス数が無制限という珍しいサービスだ。

正直な限界: 月1GBは非常に少ない。Webブラウジングだけで使い切ってしまうことがある。キルスイッチ機能が有料版のみのため、VPN接続が切断された際に通信が露出するリスクがある点は重大なデメリットだ。

こんな人向け: 複数デバイスを少量だけ保護したい人、既存のAvira製品を使っている人。

Kaspersky VPN Secure Connection(無料版)

項目 仕様
提供元 株式会社カスペルスキー(ロシア系)
無料プラン 永続無料
通信量制限 300MB/日(月約9GB相当)
サーバー 最寄り自動のみ(国指定不可)
接続デバイス 5台
ノーログ

カスペルスキーのセキュリティソフトに付属するVPN機能。日ごとに300MBまで使えるため、毎日少量ずつ使う用途には向いている。

正直な限界: 接続先の国を指定できず、自動的に最寄りのサーバーに繋がるのみ。そのため地域制限の回避には使えない。運営がロシア系企業であることへの懸念を持つユーザーもいる——特に企業利用や機密情報を扱う用途では注意が必要だ。

こんな人向け: カスペルスキー製品の既存ユーザー、毎日少量(300MB以内)のVPN利用で十分な人。

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9【タイプD】有料VPNの無料お試し——おすすめ9選

このタイプは「無料で有料品質を試せる」という意味で最もコスパが高い。気に入れば継続、気に入らなければ期間内に解約または返金申請すれば費用は発生しない。

NordVPN(30日返金保証)

項目 仕様
提供元 Tefincom S.A.(パナマ)
無料期間 30日間(返金保証)
通信量制限 なし
サーバー数 9,200台以上(111カ国)
同時接続 最大10台
ノーログ 複数の独立機関による監査済み
日本語対応 (24時間サポートあり)
プロトコル NordLynx(WireGuard+ダブルNAT)
追加機能 Threat Protection(マルウェア・広告・フィッシング対策)
通常月額 約560円〜(2年プラン時)

世界最大手のVPNサービスのひとつ。111カ国9,200台以上のサーバーを保有し、接続速度・安定性ともに業界トップクラスの評価を受けている。独自プロトコル「NordLynx」はWireGuardの速度にダブルNATによるプライバシー保護を加えたもので、WireGuardのIPアドレス保持問題を解決している。

日本国内での実測では500Mbpsを超える速度が出るケースもある。難読化サーバー機能を使えば中国でも動作実績があるとされる。

こんな人向け: 最高品質のVPNを30日間フルで試したい人、長期的な契約を検討している人。

ExpressVPN(30日返金保証)

項目 仕様
提供元 Kape Technologies(英国)
無料期間 30日間(返金保証)
通信量制限 なし
サーバー数 3,000台以上(105カ国)
同時接続 最大14台
ノーログ 独立監査済み
日本語対応
プロトコル Lightway(独自高速プロトコル)

2009年創業の老舗VPN。独自プロトコル「Lightway」は、WireGuardと同じ軽量設計思想で開発された高速プロトコルで、接続・再接続の速さに定評がある。日本国内での実測でも500Mbps超の速度が出るケースが報告されている。海外から日本のNetflix・TVer・Abema等へのアクセス実績も豊富だ。

こんな人向け: 速度を最重視する人、海外から日本の動画サービスを見たい人。

Surfshark(7日トライアル+30日返金保証)

項目 仕様
提供元 Surfshark B.V.(オランダ)
無料期間 iOS/Android 7日間 + 30日間返金保証
通信量制限 なし
サーバー数 4,500台以上(100カ国)
同時接続 無制限
ノーログ 独立監査済み
日本語対応
プロトコル WireGuard / OpenVPN / IKEv2

同時接続台数無制限という圧倒的なコスパが特徴。家族全員のデバイスを1つのアカウントでVPN化できる。スマートフォンでは7日間のトライアルが提供されており、まず無料で試してから判断できる。

こんな人向け: 家族全員のデバイスや多数の端末をVPN化したい人、コスパを重視する人。

CyberGhost(最大45日返金保証)

項目 仕様
提供元 CyberGhost S.R.L.(ルーマニア)
無料期間 PC 24時間〜7日間トライアル + 45日間返金保証
通信量制限 なし
サーバー数 11,690台以上(100カ国)
同時接続 7台
ノーログ
日本語対応

返金保証期間が6カ月以上のプランで45日間と業界最長クラス。サーバー数11,690台は業界最大規模で、動画視聴用・P2P用など用途別最適化されたサーバーを選べる。

こんな人向け: 時間をかけてじっくり試したい人、サーバー数の多さを重視する人。

セカイVPN(最大2カ月無料)

項目 仕様
提供元 株式会社インターリンク(日本)
無料期間 最大2カ月
通信量制限 なし
サーバー拠点 10カ国(日本含む
同時接続 3台
日本語対応 (日本企業運営)
ノーログ (明示なし)
有料月額 1,000円

日本企業が運営する国産VPNで、日本語サポートが充実している。日本のサーバーが含まれるため、海外から日本の動画サービス(TVer・Abema・NHKプラス等)にアクセスする用途に適している。無料期間が最大2カ月と長く、じっくり試せる。

正直な限界: ノーログポリシーが明示されていない点は注意が必要だ。

こんな人向け: 英語が苦手で日本語サポートを重視する人、海外から日本のコンテンツを見たい人。

アバスト セキュアライン VPN(60日間無料)

項目 仕様
提供元 Gen Digital Inc.(チェコ)
無料期間 60日間(初回)
通信量制限 なし
サーバー拠点 36カ国
同時接続 5〜10台
ノーログ
日本語対応
AndroidTV対応
DNSリーク防止

60日間という長い無料体験期間が特徴。AndroidTV対応でテレビ画面でもVPNを使った動画視聴ができる。DNSリーク防止機能(後述)も内蔵されており、セキュリティ面も充実している。

こんな人向け: 長期間試してから判断したい人、テレビでVPNを使いたい人。

Glocal VPN(7日間無料)

項目 仕様
提供元 株式会社グローカルネット(日本)
無料期間 7日間
通信量制限 なし
特徴 日本の動画配信サービス視聴に特化
日本語対応

Glocal VPNが公式に対応を謳っている動画配信サービス:Netflix・U-NEXT・Hulu・Amazon Prime Video・Lemino・TVer・ABEMA・NHKプラス・DAZN・WOWOWオンデマンド

日本の動画サービスを海外から見る目的に特化しており、対応サービス数では他のVPNを上回る。7日間の無料期間で視聴したいサービスが使えるかを確認してから継続を判断できる。

こんな人向け: 海外赴任・海外旅行中に日本の動画サービスを視聴したい人。

MillenVPN(30日返金保証)

項目 仕様
提供元 AZ POCKET株式会社(日本)
無料期間 30日間返金保証
通信量制限 なし
同時接続 無制限
日本語対応 (日本企業運営)
プロトコル OpenVPN / WireGuard

日本のAZ POCKETが運営する国産VPN。同時接続台数無制限・長期プランの価格の安さが特徴。日本語サポートが充実しており、国産という安心感がある。中国・北京・上海・深圳への接続実績もあるとされる。

こんな人向け: 国産サービスを使いたい人、コストを抑えつつ複数デバイスを使いたい人。

スイカVPN(30日間無料)

項目 仕様
提供元 株式会社MAJ Tech(日本)
無料期間 30日間
通信量制限 なし
同時接続 最大50台
中国対応 (グレートファイアウォール対応)
日本語対応

中国など規制の厳しい国での動作に特化したVPN。グレートファイアウォール(中国のネット規制)を突破する技術に力を入れており、中国に渡航する日本人に向けたサービスだ。

絶対に守ること: 中国に入国してからVPNを設定しようとしても、VPN提供サイト自体が中国国内でブロックされていてダウンロードできない。渡航前に必ずアプリのインストールと初期設定を完了させること。

こんな人向け: 中国への渡航・滞在予定がある人。

10キルスイッチとDNSリーク防止——競合記事が書かない重要機能

競合記事がほぼ触れていないが、VPN選びで重要な2つの機能を解説する。

キルスイッチとは何か

VPN接続が予期せず切断されたとき、通常は本来のIPアドレスでインターネット接続が継続される。これはVPNを使っているのに本来のIPが露出するということだ。キルスイッチはこの問題を防ぐ機能で、VPN接続が切れた瞬間にインターネット通信全体を自動的に遮断する。

無料VPNの多くはキルスイッチが搭載されていない。TunnelBear(VigilantBear機能)やhide.meは無料版でもキルスイッチを提供している数少ない例外だ。

DNSリーク防止とは何か

VPNを使っていても、DNSクエリ(Webサイトのアドレスを調べる通信)がVPNトンネルを通らず直接ISPに送られてしまうことがある。これを「DNSリーク」という。DNSリークが起きると、VPNを使っていても「どのサイトにアクセスしているか」がISPに筒抜けになる。

信頼性の高いVPNはDNSリーク防止機能を搭載しており、DNSクエリも暗号化されたトンネルを通す。アバスト セキュアライン VPN・hide.me・NordVPN・ExpressVPNなどが対応している。

無料VPNのキルスイッチ・DNSリーク防止対応状況

サービス キルスイッチ DNSリーク防止
Proton VPN(無料)
TunnelBear(無料) VigilantBear
hide.me(無料)
Windscribe(無料)
Hotspot Shield(無料)
Avira Phantom VPN(無料) (有料のみ)
VPNネコ

11用途別・シーン別 最適VPN推奨——8シーン

競合記事が「スペックの比較表」で終わっているのに対し、「自分のシーン」に当てはめた推奨を書く。

シーン①:海外旅行中に日本のTVer・NHKプラスを見たい

推奨: Glocal VPN(動画視聴特化)、ExpressVPN、セカイVPN

日本の動画サービスは「日本国内からのアクセス」が条件になっているものが多い。海外から見るには「日本のサーバーに接続できるVPN」が必要だ。Proton VPNの無料版は日本サーバーに接続できるが、動画視聴には速度・安定性が十分でない場合がある。Glocal VPNは動画サービスへの接続実績を公式に謳っており、7日間の無料試用で確認できる。

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注意: Netflixは特に厳しいVPN対策をしており、無料VPNではほぼ接続できない。有料VPNのNordVPN・ExpressVPNが確実だ。

シーン②:カフェや空港の公共Wi-Fiを安全に使いたい

推奨: Proton VPN(無料版)、hide.me(無料版)

公共Wi-Fiのリスクは「同じネットワーク上にいる他者に通信内容を見られる可能性」だ。VPNで暗号化することでこのリスクを大幅に軽減できる。この用途では接続の暗号化が目的なので、サーバー拠点の選択肢は問題ではない。Proton VPNの無料版で十分対応できる。

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注意: 公共Wi-FiでもVPNなしでオンラインバンキングやクレジットカード情報の入力は危険。VPNを使う場合でも、信頼性が確認されているVPN(第三者監査済み)を使うこと。

シーン③:テレワークで社内システムに安全に接続したい

推奨: 会社支給のVPN優先、個人用には有料VPN(NordVPN・ExpressVPN)

テレワークで社内ネットワークに接続する場合、機密情報がVPNサーバーを経由することになる。無料VPNのログ保存リスクを考えると、業務用途で無料VPNを使うべきでない。 会社からVPN(Cisco AnyConnect・FortiClient等)が提供されている場合はそちらを優先。個人で追加のVPNを用意する場合は第三者監査済みの有料サービスを選ぶこと。

シーン④:中国出張・駐在中にSNSやLINEを使いたい

推奨: スイカVPN(要事前準備)、ExpressVPN(専用設定)、NordVPN(難読化サーバー)

中国では「グレートファイアウォール」によりGoogle・YouTube・Instagram・LINE等がブロックされている。2026年現在、中国での接続実績があるとされるVPN:MillenVPN(北京・上海・深圳)、ExpressVPN(専用アプリ利用時)、NordVPN(難読化サーバー利用時)、スイカVPN

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鉄則: 中国に到着してからVPNを設定しようとしても、VPN提供サイト自体がブロックされていて設定できない。渡航前に必ず設定を完了させること。

シーン⑤:海外赴任・留学先から日本の動画を日常的に見たい

推奨: ExpressVPN・Surfshark(有料で契約が現実的)

長期滞在での定常的な動画視聴は、通信量制限のある無料VPNでは全く足りない。月額600〜1,000円程度の有料VPNへの投資が現実的だ。ExpressVPNは日本サービスへのアクセス実績が長年豊富で安定している。

シーン⑥:スマホ全体をVPN化したい(アプリ通信も含めて)

推奨: Proton VPN(無料版)、NordVPN(お試し)

Operaの内蔵VPNはブラウザ内のみに適用される。LINEやメールアプリを含むスマホ全体の通信をVPN化したい場合は、デバイス全体をカバーするVPNアプリが必要だ。Proton VPNのスマホアプリは無料版でも全体通信をカバーする。

シーン⑦:プライバシーを守りながらネットを使いたい(ISP対策)

推奨: Proton VPN(無料版)、hide.me

インターネットプロバイダ(ISP)は契約者の閲覧履歴を把握できる。ISPへの履歴漏洩を防ぐには、ノーログポリシーが第三者機関によって証明されているVPNが必要だ。Proton VPNとhide.meは無料版でも第三者監査済みのノーログポリシーを持つ。

シーン⑧:公共Wi-Fiでゲームをしたい・Zoomを繋ぎたい

推奨: Proton VPN(無料版)またはhide.me(WireGuardプロトコル選択)

ゲームやビデオ通話は遅延(Ping値)が重要だ。VPNを使うと遅延が増加するが、WireGuardプロトコルを使えば増加を最小限(+5ms程度)に抑えられる。hide.meは無料版でもWireGuardを選択できるため、この用途では有力な選択肢だ。

12iPhoneでProton VPNを設定する——実際の手順

所要時間:5分以内

ステップ1:アカウント作成

  • Safariでprotonvpn.comにアクセス
  • 「Get Proton VPN free」をタップ
  • メールアドレスとパスワードを設定(クレジットカード不要)
  • メールで認証コードを確認して入力

ステップ2:アプリインストール

  • App Storeで「Proton VPN」を検索
  • インストールして起動
  • 作成したアカウントでログイン

ステップ3:接続

  • 「Free」プランを選択
  • 画面の「Quick Connect」ボタンをタップ
  • 「VPN構成の追加を許可しますか?」→「許可」
  • 接続完了(画面上部に「VPN」マークが表示される)

切断するときは 同じ「Quick Connect」ボタンをタップ。

プロトコルを変更したい場合(有料版)

Settings → Protocol → WireGuardを選択で最速になる。

13AndroidでProton VPNを設定する——実際の手順

所要時間:5分以内

ステップ1:アカウント作成

iPhoneと同じ手順でprotonvpn.comからアカウントを作成する。

ステップ2:アプリインストール

  • Google Playで「Proton VPN」を検索
  • インストールして起動
  • ログイン

ステップ3:接続

  • ホーム画面の「Quick Connect」をタップ
  • 「接続のリクエスト」ダイアログ→「OK」
  • 接続完了(通知バーに鍵マークが表示される)

補足: Android端末ではSettings → Protocol → WireGuardに変更するとバッテリー消費を抑えながら速度を最大化できる(無料版ではOpenVPNのみ対応)。

14無料VPNでよくある3つの失敗

失敗1:「完全無料・無制限」につられて怪しいアプリを入れてしまう

「無料・無制限・最速」を謳うVPNアプリはApp Store・Google Playに多数存在する。このうち、運営会社が不明・プライバシーポリシーが存在しない・レビューが不自然に高いものは悪質アプリである可能性が高い。

見分ける3つの確認ポイント:

  • 運営会社の実在が確認できるか(社名・所在地・連絡先がある)
  • ノーログポリシーが明文化されているか
  • 第三者機関による監査レポートが公開されているか

失敗2:接続したまま忘れてバッテリーと通信量を消耗する

VPN接続はバックグラウンドでも継続し、バッテリーと通信量を消費し続ける。通信量制限のある無料VPNでは、繋ぎっぱなしにしているだけで上限に達することがある。WireGuardプロトコルは他のプロトコルよりバッテリー消費が少ないが、それでも通常より10%程度の増加はある。使わないときはVPNをオフにする習慣が重要だ。

失敗3:無料VPNで重要な情報を送ってしまう

「とりあえず無料VPNを入れたから安全」という思い込みが最も危険だ。ログ保存ポリシーが不透明なVPNを使ってオンラインバンキングやパスワードを入力してしまうと、VPNを使わないよりも危険になる可能性がある。重要な通信には第三者監査済みのノーログポリシーを持つVPNのみを使うこと。

15無料から有料に切り替えるべきタイミング——7つのチェックリスト

以下の項目に1つでも当てはまったら、有料VPNへの切り替えを検討するタイミングだ。

  • □ 毎月の通信量が制限に引っかかっている(月2GB・10GBを超えている)
  • □ 動画ストリーミングをVPN経由で見たい(無料版ではほぼ対応不可)
  • □ テレワークで社内システムにアクセスしている(機密情報を扱う用途)
  • □ 海外から日本の動画サービスを日常的に使いたい(長期滞在・赴任)
  • □ スマホ・PC・タブレット複数台をVPN化したい
  • □ 接続速度が遅くてストレスを感じている
  • □ 中国など規制の厳しい国に渡航・滞在する予定がある

1つでも当てはまった場合、月600〜1,000円程度の有料VPNへの切り替えで解決できる。まずはNordVPNまたはExpressVPNの30日返金保証を使って無料で試すのが賢明だ。

16無料VPNは日本で合法か——法的な整理

VPNの利用は日本国内では完全に合法だ。総務省・内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が公開する「インターネットの安全・安心ハンドブック」でも、通信の安全性を高めるための有効な対策としてVPNが推奨されている。

海外でのVPN利用には注意:

VPN規制状況
日本 完全に合法
中国 ⚠️ 政府認可VPN以外は制限(旅行者はグレーゾーン)
ロシア ⚠️ 承認されていないVPNの利用が制限されている
北朝鮮 禁止
イラク 禁止
ベラルーシ 禁止
UAE ⚠️ 個人利用は可だが不法行為への使用は禁止

VPNを使っての違法行為は当然違法:VPNを使って著作権侵害・不正アクセス・詐欺等を行った場合、VPNを使っていても法的責任は免れない。IPアドレスを隠せても、VPNサービス提供会社が法執行機関の捜査令状に応じる義務がある。

17よくある質問(FAQ)12問

Q1. 無料VPNと有料VPNで安全性はどれくらい違うか?

セキュリティの技術仕様(暗号化方式・AES-256)は同じサービスも多く、技術面での大きな差がないケースもある。ただし信頼性の面では大きく異なる。有料VPNは第三者機関による監査でノーログポリシーが証明されているケースが多いが、無料VPNは自己申告のみで証明がないものが多い。個人情報や機密情報を扱う通信には、第三者監査済みの有料VPNを使うべきだ。

Q2. 無料VPNでNetflixは見られるか?

ほぼ見られない、が正直な答えだ。Netflixは積極的にVPNをブロックしており、無料VPNのIPアドレスはほぼ検出・ブロックされている。有料VPNでもNetflix対応を明示しているサービス(NordVPN・ExpressVPN・Surfshark)でないと確実な視聴は難しい。

Q3. スマホのバッテリーへの影響は?

VPN接続中はバッテリー消費が通常より10〜15%程度増加する。WireGuardプロトコルは最もバッテリー効率が良い。常時接続していると1日で体感できる差が生じる。必要なときだけオン・オフする運用を推奨する。

Q4. 無料VPNを使うと通信速度はどれくらい遅くなるか?

プロトコルによって大きく異なる。WireGuardなら元回線の85〜95%を維持できるが、無料VPNの多くが使うOpenVPN UDPでは40〜60%程度に低下する。Proton VPNの無料版は比較的速度低下が少ないと評価されている。VPN Gateはサーバーによって大きくばらつき、遅いサーバーでは実用に耐えない場合もある。

Q5. キルスイッチがないVPNは危険か?

危険というより「完全には安全でない」と表現するのが正確だ。VPN接続が切れた瞬間に本来のIPが露出するため、プライバシー保護を真剣に考えるならキルスイッチは必須機能だ。無料VPNではTunnelBear(VigilantBear)・Proton VPN・Windscribeがキルスイッチに対応している。

Q6. DNSリークが起きているかどうか確認できるか?

確認できる。「dnsleaktest.com」または「ipleak.net」にアクセスして、表示されるIPアドレスがVPNサーバーのIPになっているかを確認する。本来のIPや自分のISPの情報が表示されたらDNSリークが起きている。

Q7. 公共Wi-FiでVPNなしにやってはいけないことは何か?

オンラインバンキング・クレジットカード番号入力・パスワード入力・企業の機密情報へのアクセスはVPNなしでは行うべきでない。https接続であっても、同一ネットワーク上の攻撃者による中間者攻撃のリスクがある。

Q8. 月2GBの通信量でどれくらい使えるか?

Webページ閲覧(1ページ約1MB):約2,000ページ / YouTube標準画質(360p):約80〜90分 / Zoom通話(720p):約2時間 / Instagram閲覧:約10時間分。動画視聴が多い場合はすぐに上限に達する。

Q9. テレワーク中に無料VPNを使っても大丈夫か?

大丈夫ではない。会社から支給されているVPNがある場合はそちらを使うべきだ。社内VPNがない場合でも、業務情報をログ保存リスクのある無料VPNサーバーに通すべきでない。テレワーク用には有料VPNを個人で契約するか、会社にVPN導入を提案することを推奨する。

Q10. iPhoneのiCloudプライベートリレーとVPNは別物か?

別物だ。iCloudプライベートリレー(iOS 15以降・iCloud+の有料機能)はSafariブラウザのみを対象とし、IPアドレスの隠蔽とトラッキング防止が目的だ。VPNのように接続先の国を変えて地域制限を回避することはできない。目的が異なるため、海外から日本コンテンツを見たい場合はVPNが必要だ。

Q11. 無料VPNをAndroidで使う際に気をつけることは?

Androidはアプリの審査が比較的緩いため、悪質なVPNアプリが混入しやすい。Google Playでインストールする際は、ダウンロード数・レビュー数・最終更新日・開発者名を確認すること。Proton VPN・Windscribe・TunnelBearなど実績のあるサービスの公式アプリを選ぶのが安全だ。

Q12. 無料VPNのおすすめは結局どれか?

1本だけ選ぶなら Proton VPN の無料版だ。通信量無制限・第三者監査済みノーログポリシー・広告なし・キルスイッチあり・DNSリーク防止あり・日本サーバーあり——これだけの条件が揃った無料VPNは他にない。接続先が自動選択のみ・デバイス1台・英語UIというデメリットはあるが、「安全なVPNを無料で使う」という目的には現時点で最も信頼できる選択肢だ。

18まとめ——今日から使える最初の1本

2026年5月時点での無料VPN25選を整理した。結論を3つに絞る。

1. 「無料でとにかく試す」ならProton VPN一択

通信量無制限・第三者監査済みノーログ・広告なし・キルスイッチあり——この条件を満たす無料VPNはProton VPNだけだ。まずこれを入れて、VPNがどういうものかを体感する。

2. 「有料品質を無料で試す」なら返金保証付きVPNのお試しを使う

NordVPN・ExpressVPN・CyberGhostの返金保証を活用すれば、30〜45日間無料で有料品質を体験できる。気に入らなければ全額返金される。

3. 「テレワーク・機密情報を扱う用途」は有料VPN一択

無料VPNに機密情報を通すリスクは取るべきでない。月600〜1,000円の投資でリスクを排除できる。

プロトコルは迷ったらWireGuard:2026年のデファクトスタンダード。速度が最大で、バッテリー消費も最小だ。無料VPNの多くはOpenVPNのみ対応のため、これも有料VPNに切り替える動機になる。

免責事項: 本記事の情報は2026年5月時点のものです。各VPNサービスの料金・機能・対応状況は随時変更されます。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。VPNの利用は各国の法律に従って行ってください。
海外ネットナビ / VPN完全ガイド

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通信量無制限・第三者監査済みノーログ・広告なし・キルスイッチあり。これだけの条件が揃った無料VPNは2026年5月時点でProton VPNのみ。まず無料版を入れて使い感を確認し、物足りなければ有料VPNの30日返金保証で試す——この順番が最もコストを抑えた正しいステップだ。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。各VPNサービスの料金・機能・対応状況は随時変更されます。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。VPNの利用は各国の法律に従って行ってください。

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