HeyGen×Claude Code完全ガイド|公式Skills連携でAIアバター動画を自動生成する方法【実装コード付き】

📅 2026年7月 ✍️ LIF Tech編集部

「AIアバターが喋る動画を作りたいけど、毎回HeyGenのWeb画面を開いてスクリプトを貼って…という手作業が地味に面倒」——この作業は、HeyGen公式が配布しているAI Agent Skillsを使えばClaude Codeの中で完結する。リサーチからスクリプト作成、動画生成までを1つのプロンプトで自動化できる、公式が用意した連携方法を実装コード付きで解説する。

📌 この記事でわかること

  • HeyGen公式のAI Agent Skillsとは何か、何ができるか
  • インストールから認証(MCP/CLI)までの具体的な手順
  • 「AIニュースをリサーチして動画5本を自動生成する」実例
  • Web版サブスクとAPI従量課金、コスト構造の違い
  • よくあるつまずきポイントと注意点
目次

1. HeyGen公式Agent Skillsとは何か

HeyGenは自社のGitHubでheygen-com/skillsという公式リポジトリを公開しており、Claude Code・Cursor・Codex・OpenClawなど主要なAIコーディングエージェントに対応したスキルセットを提供している。これはHeyGenのv3 Video Agent APIをベースにした、アバター作成と動画生成のための公式連携だ。

提供されているスキルは主に2つ。

スキル名 役割
heygen-avatar 自分やエージェント自身のアバターを作成する
heygen-video 台本・アバターをもとに動画を生成する(v3 Video Agentパイプライン)
💡 LIF Techの見方:以前のバージョンではTTS・動画翻訳・顔交換・動画編集など機能ごとに個別スキルが分かれていたが、現在はheygen-avatarとheygen-videoの2つに整理されている。今後の仕様変更で構成が変わる可能性はあるため、導入前に公式リポジトリの最新READMEを確認するとよい。

2. 導入手順

2-1 インストール(エージェントに指示するだけ)

特別な環境構築は不要で、Claude Codeに以下の指示文を貼り付けるだけでエージェント自身がインストール作業を行う。

Claude Codeに貼り付けるインストール指示

Read https://raw.githubusercontent.com/heygen-com/skills/master/INSTALL_FOR_AGENTS.md
and follow it. Ask me for any API keys you need.

これだけで、Claude Codeがリポジトリを正しいパスにクローンし、HeyGenのAPIキーを質問し、最適な通信方式を選び、動作確認まで完了させてくれる。

2-2 認証——MCP(OAuth)とCLI(APIキー)の2方式

認証には2つのルートがあり、ここがコスト構造にも直結する重要な分岐点だ。

方式 認証方法 課金の対象
MCP経由 OAuthでHeyGenアカウントにサインイン Web版のサブスクリプション(プラン内のクレジット)
CLI(APIキー)経由 HEYGEN_API_KEY環境変数、またはheygen auth login API従量課金(APIバランスを消費)
⚠️ 注意:CLI経由でAPIキーを使う場合は、Web版のサブスクリプションとは別のAPI残高が消費される。すでにHeyGenの有料プランを契約している場合、二重に課金される感覚になりやすいので、コストを抑えたいならMCP(OAuth)経由でWeb版のプラン内に収める方が合理的だ。
# CLI経由で使う場合の認証
export HEYGEN_API_KEY=”your_api_key_here”
# または
heygen auth login

3. 実例:AIニュースを自動でリサーチし、動画を量産する

公式ブログで紹介されている代表的な使い方が、Web検索とHeyGenの動画生成を組み合わせた自動ワークフローだ。以下のようなプロンプトをClaude Codeに渡すだけで、リサーチから動画生成までが自動的に進む。

Claude Codeに渡すプロンプト例

1. RESEARCH: Web検索で直近1週間のAI・テクノロジー関連ニュースの中から
興味深いものを5件見つけて。それぞれ見出し・2文の要約・出典URLをまとめて。
2. GENERATE VIDEOS: 5件それぞれについて、HeyGenのskillsとvideo agentを使って
短い動画を作って。スクリプト作成と動画生成はHeyGen側に任せる。
3. SAVE OUTPUT: news_videos.json というログファイルに、5件の見出し・出典URL・
完成した動画URLを保存して。
今すぐ開始して、各ステップの進捗を報告して。

このプロンプト1つで、Claude Codeが最新ニュースを調べ、5本分の台本を書き、それぞれをHeyGenに渡して動画化し、結果をログファイルに記録するまでを自動的に実行する。作業時間の目安は5本で約10分、人間はエディタを一度も開かない。

4. 主なCLIコマンド

コマンド 用途
heygen video-agent create v3 Video Agentで動画を生成する(推奨コマンド)
heygen avatar list 利用可能なアバター一覧を取得
heygen voice list 利用可能な音声一覧を取得
⚠️ 注意:公式スキルのドキュメントでは、学習データに古いHeyGen APIの情報が含まれるAIエージェントが、廃止済みのv1/v2エンドポイント(POST /v1/video.generate等)を使おうとする問題が指摘されている。必ずMCPかCLI経由でv3のVideo Agentを使うこと。生のv1/v2 URLを直接叩く実装は避けるべきとされている。

5. 動画生成の精度を上げるコツ

  • avatar_idを指定する:プロンプトでアバターの外見を説明するより、あらかじめ用意したavatar_idを指定した方が動画の尺の精度が上がるとされている(プロンプトのみの説明に比べて誤差が少ないという報告がある)
  • 台本はシーンごとにラベル付けして渡す:台本全体をシーン単位で構造化してプロンプトに渡すと、Video Agent側でペース配分の精度が上がる
  • Dry-runモードを活用する:「dry run」「preview」と伝えると、実際にAPIを呼ばずにプレビューを生成できる。本番実行前の確認に使うとクレジットの無駄打ちを防げる

6. よくあるつまずきポイント

症状 原因 対処法
APIコールが返ってこない タイムアウト設定なし。3分以内に応答がない場合は異常 スキル側のタイムアウト挙動を確認し、リトライまたは中断する
古いエンドポイントでエラーになる エージェントが学習データ由来の古いv1/v2 APIを使おうとしている v3のVideo Agent(MCPまたはCLI経由)を明示的に使うよう指示する
想定より課金が発生した CLI(APIキー)経由でAPI従量課金になっていた Web版のサブスクリプション内で収めたい場合はMCP(OAuth)経由に切り替える
並列実行で失敗が増える 同時に大量のサブエージェントを走らせている 公式スキルは同時実行数を2〜4程度に抑える設計を推奨している

まとめ

HeyGen×Claude Codeの連携は、HeyGen自身が公式に配布・保守しているスキルであるため、他の非公式連携に比べて安定性が高い。まずはMCP(OAuth)経由でWeb版のプラン内に収まる形で試し、自動化の範囲を広げたくなったらCLI・API経由への移行を検討する、という順番が現実的だ。

よくある質問

Q. Cursor・Codexでも同じように使えますか?

A. 使える。公式スキルはClaude Code・OpenClaw・Codex・Cursorなど複数のAIコーディングエージェントに対応している。インストール手順は各エージェントへの指示文を変えるだけで基本的に同じ流れになる。

Q. プログラミング未経験でも使えますか?

A. インストール自体はエージェントへの指示文をコピー&ペーストするだけで完結する。API キーの取得だけは事前にHeyGenアカウントで行っておく必要がある。

Q. 料金体系はどうなっていますか?

A. MCP(OAuth)経由ならWeb版のプランに含まれるクレジットの範囲で利用でき、CLI(APIキー)経由だとAPI従量課金になる。HeyGen自体の料金プランについてはHeyGenとは?使い方・料金・クレジットの隠れコストを解説で詳しく解説している。

Q. 生成した動画は商用利用できますか?

A. HeyGenアカウント側のプラン・利用規約が適用される。商用利用の可否は契約プランによって異なるため、事前にHeyGen公式の最新情報を確認してほしい。

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本記事の情報は2026年7月時点のものです。HeyGenのAgent Skills・APIの仕様は予告なく変更される場合があります。実装前に公式GitHubリポジトリ(heygen-com/skills)および公式ドキュメントで最新の仕様をご確認ください。

LIF Tech編集部
AIマーケティング・テクノロジー専門メディア。実際に各種AIツール連携を構築・運用した経験をもとに解説。GITEX AI EUROPE 2026(ベルリン)メディアパートナー。
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