ニュートラ市場参入で7桁収益を作る6つの柱——経験ゼロ・コストゼロで始めるDTCアフィリエイトシステム完全設計図【AWA 2025 Sergei Glaukus】
ニュートラ市場参入で
7桁収益を作る
6つの柱
世界最大のアフィリエイトマーケティングカンファレンス「Affiliate World Asia 2025(AWA 2025)」バンコク大会。88PROJECTSのCEO・Sergei Glaukus氏が登壇し、「How to create your own 7-figure nutra offer, at no cost and with 0 experience」を公開した。Product・Traffic・Tech・Payments・Delivery・Customer Supportの6つの柱でシステムを設計し、ニュートラ市場(健康食品・サプリメントのDTC販売)で年商7桁〜8桁を狙う戦略の全貌をレポートする。
- ニュートラ市場(健康食品・サプリのDTC販売)への参入は「工場から7ヶ月待つ」時代が終わった——ホワイトラベルを使えば2週間で完全コンプライアンス済みの製品を市場投入できる
- StripeやPayPalへの依存は「武装せずに戦場へ向かう愚行」——MoR(Merchant of Record)モデルのDigistore24に移行することで、決済凍結リスクを構造的に排除できる
- 7桁収益の源泉は初回販売ではなく1-Click UpsellとCRMによるリピート設計——AOVを最大化し、6ヶ月後・10年後でも自動でリオーダーを促すバックエンドが核心だ
Sergei Glaukus氏とは——ニュートラ市場で8桁収益を叩き出し続けるキャリア

Sergei Glaukus氏は、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRマーケティング)の専門エージェンシーである88PROJECTSのFounder & CEOだ。2011年にドイツで石油工学を学びながらマーケティングに転身し、以来10年以上にわたりアフィリエイトマーケティング・ニュートラオファー・メディアバイイングの世界で実績を積んできた。
公式プロフィールによると、トラフィック生成・メールマーケティング・VSL(Video Sales Letter)制作・コンバージョン率最適化を専門とし、アフィリエイターとしてもオファーオーナーとしても「低8桁(low 8-figure)」つまり数十億円規模の売上を記録している。ニュートラカテゴリーの製品を多数Digistore24上でリリースしており、アフィリエイター向けにスケール可能なオファーを提供していることでも知られる。
AWA(Affiliate World Asia)はアフィリエイトマーケティング業界で世界最大規模のカンファレンスで、毎年バンコクで開催される。2025年は12月3〜4日の2日間、セントラグランド&バンコクコンベンションセンターに世界110カ国以上から7,000人超が集結した。Sergei氏はそのメインステージに立ち、ニュートラ市場参入の完全設計図を惜しみなく公開した。
なぜ今「ニュートラ市場参入」なのか——日本のD2C企業の致命的欠陥

ニュートラ(Nutraceuticals)とは、栄養補助食品・サプリメント・ウェルネス製品を指すマーケティング用語で、特にダイレクト・ツー・コンシューマー(DTC)形式でオンライン販売される市場を指す。この市場は英語圏・欧州・北南米で巨大な規模を誇り、ネイティブ広告やFacebook広告と組み合わせた高単価アフィリエイト(1件あたり数千〜数万円のコミッション)の土壌として長年使われている。
Sergei氏がセッションの冒頭で強調したのは、この市場に参入する際の「日本的思考」の欠点だ。日本のD2C企業・アフィリエイターが陥りやすいのは、「品質にこだわりすぎて速度を犠牲にする」という罠だ。工場に製品を発注し、成分証明を取得し、ラベルデザインを決め、薬事法に対応するための弁護士費用を支払い……そのプロセスを全て「自前」でこなそうとする。その結果、製品が市場に出るまでに7ヶ月〜1年かかることが珍しくない。
世界の勝者たちは全く異なるアプローチを取る。既に市場で効果が証明されている製品を、ホワイトラベルという形で調達し、コンプライアンスも外注し、「自分たちにしかできないこと=マーケティングとクリエイティブ」に集中する。この発想の違いが、7ヶ月 vs 2週間という市場投入速度の差を生む。
- 7ヶ月待つ工場ルートを捨て、2週間で「完全コンプライアンス済み」製品を手に入れるホワイトラベル戦略の具体的な仕組み
- Adplexityで「3ヶ月以上出稿され続けている広告」にフィルターをかけ、勝者のアングルを特定する方法
- StripeやPayPalの凍結リスクを構造的に排除するMoR(Merchant of Record)モデルの全技術フロー
- 1-Click Upsellでコンバージョン直後のAOV(平均注文単価)を最大化する設計の詳細
- 商品がなくなる6ヶ月後・10年後でも自動でリオーダーを促すCRMシステムの構造
- 「Cure(治癒)」「Guaranteed(保証)」を使わずにニュートラを売る、規制対応の表現戦略
Pillar 1:Products(プロダクト)——2週間でコンプライアンス済み製品を手に入れる方法

Sergei氏は「Good(品質)」「Fast(スピード)」「Cheap(安さ)」の三角形を示し、「3つ全ては同時に存在しない」という原則を提示した。多くの日本企業・マーケターは「Good and Cheap(品質と安さ)」を優先し、スピードを犠牲にする。しかし、ニュートラ市場のようなハイリスク・ハイリターンの市場で生き残るために必要なのは「Good and Fast(品質とスピード)」だ。
では、なぜ「Cheap」を諦めても構わないのか。アフィリエイトベースのニュートラ市場では、製品原価は最終的な販売価格と比較してごく小さな割合に過ぎない。1本59ドルで販売されるサプリメントの原価は5〜15ドル程度のことが多く、製品の「安さ」を数ドル追求するより、1週間早く市場に出ることで得られる売上の差の方が遥かに大きい。
ホワイトラベル戦略の具体的な実行方法
ホワイトラベルとは、既製品(または汎用成分)を自社ブランドとして販売する手法だ。ニュートラ市場では、この仕組みが高度に整備されており、専門プロバイダーを活用することで製造・コンプライアンス・物流を一括で外注できる。
- コンプライアンス一括アウトソーシング:GloryProductsのような専門企業は、各国の規制に適合したラベリング・成分証明書・公的認証をパッケージ化している。法務チームを雇うコストも時間も不要で、「完全コンプライアンス済みの製品」を最短2週間で取得できるという驚異的なスピードが最大の強みだ
- 米国ニュートラ特化プロバイダー:ShipOffers / JetPack / The Fulfillment Lab / Rocktomic / Supiful——これらはニュートラ市場に特化した製造・ラベリング・物流・返品処理の一貫体制を持つ。一般的なECフルフィルメント業者とは異なり、高単価・定期購入・規制品への対応ノウハウが蓄積されている
- 日本企業への示唆:「プロダクトの優位性」を再定義せよ——市場投入のスピードとリスクの低さこそが真の競争優位だ。既に海外市場で効果が証明されている成分・製品を、いかに早く・いかにコンプライアンスを完全に保った形で日本またはグローバル市場に出せるかに注力すべきだ
- 「経験ゼロ・コストゼロ」の意味:Sergei氏がタイトルで強調した「at no cost and with 0 experience」とは、製造設備・薬学知識・法務チーム・物流拠点のいずれも不要という意味だ。全てを外部の専門プロバイダーが代替する構造を作れば、マーケターが担うべきは「どの市場に・どのアングルで・どの媒体で販売するか」という意思決定だけになる
Pillar 2:Traffic & Niche——Adplexityで「勝者の設計図」を読む技術

製品が手に入ったとして、次の問いは「誰に・何を・どこで伝えるか」だ。Sergei氏がニッチ選定とトラフィック戦略で徹底しているのは、「ゼロから創造しない」という原則だ。これは手抜きではなく、最も効率的な市場検証の方法論だ。
アフィリエイトマーケティングの世界では「出稿され続けている広告=利益を生み続けている広告」という公式がある。広告費は毎日消費される。利益が出なければ広告を続けることはできない。逆に言えば、3ヶ月・6ヶ月・1年以上出稿が続いている広告は、「計算可能な利益を生み続けている揺るぎない証拠」だ。この事実を活用するのが、Adplexityを使ったスパイリサーチの本質だ。
- Step 1 — 長期出稿フィルター:Adplexityで「過去3ヶ月・6ヶ月・1年以上出稿され続けている」広告を絞り込む。このフィルターだけで、テスト段階の広告(利益未確定)と安定収益を生む広告(利益確定済み)を分離できる
- Step 2 — アングル特定:広告クリエイティブ・LP(ランディングページ)・VSL(動画セールスレター)のオープニングで使われている感情的アングルを特定する。「医師が隠したがる秘密」「〇〇業界があなたに知られたくない真実」「50代の女性が半年で〇〇を達成した方法」——これらは何十万ドルもの広告テストによって磨かれたフックだ
- Step 3 — トラフィックソース特定:そのアングルがNative Ads(MGID/Outbrain)・Facebook Ads・Adult Networksのどの媒体で最も長く継続されているかを確認し、そのソースに特化して出稿戦略を構築する
- 「一つをマスターせよ」の哲学:Sergei氏が強調したのは「一つのトラフィックソースをマスターせよ」という集中の原則だ。FacebookとNativeとYouTubeを同時に試す初心者は、どれも中途半端になる。一つのプラットフォームのアルゴリズムを深く理解し、入札戦略・クリエイティブローテーション・ピクセル最適化をマスターした者だけが、広告コストを競合より低く保ちながらスケールできる
- 日本語市場への応用:日本語のAdplexity活用は海外より参入ハードルが低い。日本のニュートラ広告市場はまだスパイツールを使いこなすプレイヤーが少なく、競合の広告をそのまま日本語ローカライズするだけで有効なテストになるケースがある
Pillar 3:Domains, Tech & Funnels——DDoS対応の要塞構築

製品があり、広告戦略があっても、それを乗せるインフラが脆弱なら全てが無駄になる。Sergei氏はドメイン・テック・ファンネルの3要素を「要塞」に例え、特にセキュリティインフラへの投資を強調した。
ニュートラ市場で広告が成功しスケールし始めると、必ず競合や悪意ある第三者からの攻撃が発生する。DDoS攻撃(大量のリクエストでサーバーをダウンさせる攻撃)・ボットによる偽コンバージョン(広告費を無駄に消費させる)・競合によるクリックフラウド——これらは収益化に成功した証拠であると同時に、対策なしでは事業継続を脅かす深刻な脅威だ。
- Cloudflare(必須・最優先):単なるCDN(コンテンツ配信ネットワーク)ではなく「デジタル戦線における軍事シールド」だ。DDoS攻撃の無力化・ボットトラフィックのフィルタリング・WAF(Webアプリケーションファイアウォール)による不正アクセス遮断を担う。プロプランであっても月額数千円〜数万円と、売上規模に比べて極めて低コストなため、ビジネスを始めた瞬間から導入するべきだ
- 高速ファンネルツール:ClickFunnelsやConvertriなどのHosted型(サーバー管理不要)ファンネルビルダーは、DRマーケティングに最適化されたLP・OTO(One Time Offer)・アップセルページを迅速に構築できる。自前でWordPressを管理する必要がなく、サーバーのスペック問題やプラグイン競合に時間を取られることなく、マーケティングに集中できる
- プロフェッショナルトラッキングの必要性:Volume・RedTrack・Binomなどのサードパーティトラッカーは、クリック・コンバージョン・アップセル・リピート注文に至る全収益経路を漏れなく測定するために不可欠だ。GoogleアナリティクスやFacebook Pixelだけに頼る場合、クロスデバイス・クロスチャンネルの収益を正確に把握できず、スケール判断を誤る。特にニュートラのような高単価・多段階アップセル構造の製品では、どのトラフィックソース・どの広告クリエイティブが最終的なLTV(顧客生涯価値)に貢献しているかの追跡が必須だ
Pillar 4:Payments(決済)——MoRモデルとDigistore24の完全解剖

Pillar 4は、Sergei氏が「最も重要」と強調したセクションだ。どれほど優秀な製品・広告・ファンネルがあっても、決済インフラが脆弱ならビジネスは一瞬で止まる。そしてこの問題を軽視している日本企業・マーケターがあまりにも多い。
MoR(Merchant of Record)モデルとは何か
MoR(記録上の販売者)モデルとは、顧客との決済契約を第三者が「販売者」として代行する仕組みだ。具体的には、Digistore24やBuyGoodsなどのプラットフォームが「Merchant of Record」として機能し、顧客から見た「販売者」はDigistore24になる。あなたのビジネスは技術的にはDigistore24の「ベンダー」という位置付けになる。
- 購入フローの仕組み:顧客があなたのLPの「今すぐ購入」ボタンをクリックすると、URLは即座にDigistore24のセキュアな決済ページへリダイレクトされる。クレジットカード情報はDigistore24のPCIDSS準拠環境に入力され、あなたのドメインを経由しない
- リスクの構造的排除:あなたのアカウント(StripeやPayPal)に高チャージバックの圧力がかかる代わりに、Digistore24のリスク管理部門がその対応を担う。あなたは「カード会社の監視対象」から外れるため、アカウント凍結のリスクが根本的に排除される
- グローバル決済カバレッジ:Digistore24はヨーロッパを本拠とし、EU圏の銀行振込・SEPAデビット・各国ローカル決済・複数通貨に対応している。単純なクレジットカード決済より格段に広い地域で購入機会を提供できる
- アフィリエイト管理の統合:Digistore24を使う最大のメリットのひとつは、プラットフォーム内のアフィリエイターが自動的に紹介できる仕組みが整っていることだ。独自のアフィリエイトプログラムを構築せずとも、何千人ものアフィリエイターがあなたのオファーをプロモーションできる
- 手数料の考え方:MoRプラットフォームはStripeより高い手数料を取る場合があるが、「凍結リスク」「法的紛争コスト」「資金差し止め時の機会損失」と比較すれば、保険料として極めて合理的だ
Pillar 5:Delivery / 3PL——チャージバックを制御する物流戦略

製品が注文され、決済が完了した後、顧客体験を左右するのは配送だ。ニュートラ製品のチャージバック(顧客によるカード会社への返金申請)の大半は、「商品が届かない」「届くのが遅すぎる」「思っていた商品と違う」という体験から生まれる。つまり配送の品質はチャージバック率に直結し、チャージバック率は決済アカウントの健全性に直結する。
3PL(Third-Party Logistics:サードパーティ物流)の選定では、単なる「倉庫業者」ではなく、ニュートラ・DTCビジネス特有の要件を理解した専門業者を選ぶことが重要だ。JetPackやEagle Labsのような専門3PLは、アップセル商品の同梱・複数ボトルのバンドル発送・迅速な返品処理・追跡番号の自動送信といった、通常のEC物流では当たり前ではない対応が最初から組み込まれている。
- 配送スピードと追跡精度:顧客が「注文したものはどこに?」という不安を持つ前に追跡番号が届き、配送状況をリアルタイムで確認できる体制が必須。追跡番号なし・遅延通知なしは即チャージバックリスクになる
- アップセル同梱対応:初回注文 + 1-Click Upsell注文が同じ箱で出荷されることで、送料コストを削減しつつ顧客体験を向上させる。これはニュートラ特化3PLが持つ、一般物流業者にはない機能だ
- 返品処理の速度:返品が発生した場合、迅速な処理とリファンドが顧客のチャージバック申請を防ぐ。「返品したのにお金が戻ってこない」という状態が最もチャージバック率を高める
- コンプライアンス対応:ニュートラ製品は各国の規制によって関税・通関・ラベル表記が異なる。専門3PLはこれらの対応ノウハウを蓄積している
Pillar 6:Customer Support & Backend——LTV最大化の「人間的再接続」設計

Pillar 6はSergei氏が「7桁収益と8桁収益の分水嶺」と表現したセクションだ。初回販売は「関係の始まり」に過ぎない。本当の収益は購入後のバックエンドで生まれる。
ニュートラ製品の本質的な強みは「消耗品」であることだ。サプリメントは飲み続けなければ効果が持続しない。顧客が一度効果を実感すれば、半年後・1年後・10年後まで定期的に購入し続ける。この「エバーグリーン性」を最大限に活用するためのシステムが、Customer Supportとバックエンドの設計だ。
1-Click Upsellによるコンバージョン直後のAOV最大化
- 技術的な仕組み:初回購入後に表示されるアップセルページで、顧客はクレジットカード情報を再入力せずに「ワンクリック」で追加購入できる。Digistore24が顧客の決済トークンを保持しているため、摩擦なく追加購入が完結する
- 「マクドナルド理論」の応用:「ポテトはいかがですか?」——マクドナルドの1コンバージョンあたりの収益は、サイドメニューの提案によって倍以上になる。ニュートラも同じだ。初回購入の瞬間がコンバージョン率の最高点であり、フライドポテトを断られてもシェイクを、シェイクを断られてもアップルパイを提案し続ける。最終的に何かが売れる
- AOVへの影響:1-Click Upsellが適切に設計されると、AOV(平均注文単価)は初回注文の1.3〜2倍になることが多い。同じ広告費・同じトラフィックで30〜100%の収益増加を得られる計算になる
- 典型的なアップセル構造:本体製品1本購入 → 「お得な3本セット(追加2本が割引)」→ 断られたら「送料無料で1本追加」→ 断られたら関連製品の提案。各ステップで提案内容と割引率を変えることで、どこかで顧客の「YES」を引き出す
CRMによる長期リテンションとエバーグリーン設計
- 6ヶ月後・10年後のリオーダー:顧客が購入した製品(例:2本セット・3ヶ月分)がなくなるタイミングを予測し、CRMシステムが自動で電話・SMS・メッセンジャーアプリなどでパーソナルな連絡を取る。「そろそろ飲み切りの時期ではないですか?」という自然な再接続が、広告費ゼロで新規注文を生む
- 「人間的再接続」の価値:大量のメールマガジンではなく、電話やチャットによる個別対応が、ニュートラリピート購入において圧倒的な効果を持つ。顧客は「会社」ではなく「人」と繋がっていると感じた時に長期顧客になる
- カスタマーサポートのLTV貢献:解約・返品を申し出た顧客への適切な対応(割引提案・服用方法のアドバイス・代替製品の提案)は、顧客を引き留めるだけでなく、長期的な信頼関係を構築する。Sergei氏の試算では、カスタマーサポートに投資した1ドルがLTV向上で3〜5ドルの収益を生み出すという
- エバーグリーンの本質:新製品を出し続けなくても、同じ製品が同じ顧客に数年間売れ続ける。これがニュートラ市場の最大の魅力だ。一度「信頼できる健康パートナー」と認識された関係は、広告費に依存しない安定した収益基盤になる
Q&Aセッション:決済データの所有権・法的表現・クリエイティブ予算配分

「システムと人間の境界線」——今すぐ見直すべき3つのポイント
Sergei氏のセッションを通じて最も強く感じたのは、「人間が行うべきこと(クリエイティブ・アングル・顧客との人間的再接続)」と「システムが行うべきこと(決済リスク管理・物流・セキュリティ・トラッキング)」の境界線が、世界の勝者たちの中で極めて明確に引かれているという点だ。
日本のマーケターやD2C事業者を見ると、システムが担うべきリスク(決済凍結・物流トラブル・コンプライアンス対応)を「自前でコントロールしようとする」文化がある。その結果、本来最も創造的な部分——クリエイティブの設計・アングルの洗練・顧客との長期的な信頼関係の構築——に集中できていない。この逆転こそが、日本のニュートラ市場参入で最もボトルネックになっていると感じる。
- 決済インフラの見直し:貴社・あなたのビジネスがStripeやPayPalだけに依存しているなら、今すぐMoRモデル(Digistore24等)への移行を検討せよ。特に健康食品・サプリ・定期購入型の高単価商材は凍結リスクが著しく高い。「まだ凍結されていないから大丈夫」という判断は、次の高売上日に覆される可能性がある
- Adplexityの即時導入:ニュートラまたはアフィリエイト広告を運用しているなら、今週中にAdplexityを試し、3ヶ月以上出稿され続けている競合広告の「感情的アングル」を特定せよ。クリエイティブの「ゼロからの発明」ではなく「実績ある設計図の洗練」が最速のROI改善だ
- バックエンド・アップセルの設計:現在の販売フローが「購入完了ページ」で終わっているなら、1-Click Upsellを追加せよ。AOVが30%向上するだけで、同じ広告費・同じトラフィックで30%以上の収益増加が実現できる。DigistoreやClickFunnelsを使えば、技術的なハードルは決して高くない

