Nottaで文字起こしを作り、Notionへ同期し、Claudeから議事録とタスクを整える構成を作れる。Notta→Notionの標準連携と、Claude→NotionのMCP接続は別々に設定する。まず手動同期で1件確認してから、自動化を追加する。
本記事は2026年10月31日に公式のリモートMCP方式へ更新した。作業時間の削減率や編集部の実測を示す記事ではない。録音時間、固有名詞の修正、確認・承認の時間を含めて導入効果を測る。
3ツールの役割と、手動・自動の違い
| 段階 | 役割 | 確認条件 |
|---|---|---|
| Notta | 音声の文字起こしと要約 | 録音・データ利用の合意、必要な利用枠 |
| Notta→Notion | 文字起こし等を同期 | 手動同期と自動化ルールでプラン条件が異なる |
| Claude→Notion MCP | 原文確認、議事録・タスクの整理 | Notionの閲覧・編集権限、接続認証 |
| 人の確認 | 決定事項と担当・期限の承認 | 原文にない内容を補っていないか |
NottaのNotion手動同期は全プラン向けと公式に記載されている。一方、自動化ルールはビジネス・エンタープライズ向けである。Notion MCP自体は全プランで利用できるが、個別の高度な機能には条件がある。無料枠だけで任意の長さの会議を完全自動化できるとは限らない。
手順1:保存先を先に用意する
Notionに原文を保存するデータベースと、確認後の議事録を保存する場所を決める。以下は独自の管理項目例である。既存のデータベースを使う場合は、実際のプロパティ名と型を確認してから対応付ける。
| 項目 | 入力の扱い |
|---|---|
| 会議ID | 同じ会議を二重登録しない識別子 |
| 会議名・日時 | 実際の録音や予定と照合 |
| 原文URL | Notionへ同期した原文への参照 |
| 状態 | 下書き/要確認/承認済み |
| 決定事項 | 合意された内容だけ |
| 担当・期限 | 原文にない場合は未定 |
| 確認者 | 最終確認を行う人 |
手順2:NottaからNotionへ1件同期する
- Nottaの連携設定からNotionを接続し、使う保存先を確認する。
- Nottaのノート詳細で「外部サービスに同期」→「ドキュメントに同期」→「Notion」を開く。
- 同期先データベースと、文字起こし・AI要約など対象データを選ぶ。
- 経過時間や話者名を残す場合は「すべての改行を削除」を外す。
- Notionで同期結果を開き、原文・時刻・話者が必要な形で残っているか確認する。
共有リンクを含める選択肢は外部共有が有効な場合に限られる。議事録を作るためだけに、不要な公開リンクを増やす必要はない。
手順3:ClaudeをNotionへMCP接続する
Claude Codeでは、公式のホスト型MCPへHTTPで接続する。旧来のローカルサーバー導入とAPIキー直書きを、新規導入の前提にする必要はない。
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
# Claude Code内で認証
/mcp
ブラウザーでOAuth認証し、対象のNotionワークスペースを確認する。Claude Web・Desktopを使う場合は、コネクターのNotion接続または公式のカスタム接続手順を利用する。最初の依頼は「対象ページを読み、タイトルと内容の冒頭を確認する」程度にする。書き込みは接続確認後に進める。詳しい接続はNotion MCPの設定ガイドも参照できる。
手順4:原文から議事録を下書きする
指定した原文ページだけを読み、次の形式で議事録の下書きを作る。
1. 会議名・開催日時
2. 決定事項
3. 保留事項
4. アクション:内容、担当、期限、根拠となる発言時刻
担当や期限が原文にない場合は「未定」とする。
提案や仮定を決定事項へ変更しない。
Notionへの保存や既存ページの更新は、下書き確認後に行う。
例えば「来週中にできるとよい」は確定期限とは限らない。「佐藤さんに確認しよう」も、佐藤さん自身が作業担当を引き受けたこととは違う。発言をそのままタスクへ変換せず、誰が何を合意したかを確認する。
手順5:承認した内容を保存し、再取得する
- 原文と議事録案を比較し、決定・提案・保留を確認する。
- 保存先、会議ID、タイトル、状態を指定して新規ページを作る。既存の会議IDがあれば重複作成を止める。
- 作成結果のURLを開き、本文とプロパティを再取得して確認する。
- タスクを別データベースへ作る場合は、担当者と期限が確定した項目だけを移す。
作業を具体化する依頼文
1.保存先の確認
指定したNotionデータベースのプロパティ名と型を確認する。スキーマは変更せず、必要項目との対応表を作る。
2.原文の確認
指定ページの会議名・日時・話者・発言時刻が取得できるか確認する。読めない部分は省略せず報告する。
3.不確実な項目
議事録案から、原文に明記されていない担当・期限・数値だけを抽出する。推測で確定しない。
4.重複チェック
保存前に同じ会議IDのページを探す。見つかった場合は新規作成を止め、既存URLを示す。
5.保存する
承認した版を指定の親ページへ下書きとして保存する。原文ページは変更しない。作成結果を読み直してURLを報告する。
6.評価する
今回の録音後の作業を、文字起こし修正・議事録確認・転記修正に分けて記録する。入力した実測時間以外の削減率は計算しない。
自動化を追加する場合
Nottaの自動化では、文字起こし完了などの条件からAI要約を作り、Notionへ同期するアクションを設定できる。対象フォルダーを限定し、手動同期との二重実行を防ぐ。これはNotta→Notionの自動化であり、Claudeによる最終確認まで自動で終わることを意味しない。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| Notionが見えない | 認証したワークスペースとページ権限 |
| 時刻・話者が消える | 同期時の改行削除設定 |
| 書き込めない | 親ページ権限とプロパティの型 |
| 同じ議事録が増える | 会議ID、手動・自動同期の重複 |
| 要約だけでは根拠がない | 時刻付き原文を保存して照合 |
よくある質問
3ツール全部をMCPでつなぐのか
本記事ではNottaの標準Notion連携と、ClaudeのNotion MCPを組み合わせる。
プログラミングは必要か
標準連携は画面で設定でき、Claude Code側は接続コマンドを使う。独自の無人運転を作る場合は追加設計が必要だ。
Notionの無料プランでもMCPは使えるか
公式は全プラン対応としている。利用する各サービスの個別機能・上限も確認する。
作業時間は90%減るか
会議内容と確認工数による。記事では固定の削減率を保証しない。
録音デバイスを変えても応用できるか
原文と時刻が取れれば設計は応用できる。MoriからClaudeへ読む方法はMoriのMCP・Markdown連携で整理している。
会議以外の返信漏れを拾う場合はBeeperとClaudeの連携、定例の確認作業を動かす場合はHermes Agentの定期実行も参照できる。接続先と実行のタイミングは別々に設計する。
公式資料と確認日
確認日:2026年10月31日。接続条件と機能は公式資料で確認した。本記事の手順・依頼文は導入用の設計例であり、編集部による実機操作や処理時間の測定は行っていない。画面名や提供条件は更新により変わる。
業務に組み込むときの相談先
入力データ、担当者の確認、既存ツールへの保存までを含めた設計が必要な場合は、LIFRELLのClaude Code導入支援・研修で相談できる。
