PLAUD NOTE/NotePin完全ガイド|
tl;dv・Nottaと何が違う?
選び方を徹底比較【2026年最新】
PLAUDは「専用デバイス」、tl;dv・Nottaは「ソフトだけで完結」——ここを理解せずに比較すると選び方を間違える。本体価格・サブスク・総額シミュレーションに加え、「PLAUDは何を録れて、何を録れないか」という導入前に必ず確認すべき境界線まで整理した。
1. 結論——「デバイス派」か「ソフト派」かで決まる
PLAUD・tl;dv・Nottaはよく並べて比較されるが、そもそも属するカテゴリが違う。PLAUDは専用ハードウェアを持つ「デバイス型」、tl;dvとNottaはソフトだけで完結する「SaaS型」だ。この違いを理解しないまま機能表だけを見比べても、判断を誤る。
→ PLAUD(NoteかNotePin)。マイクを持ち歩ける唯一の選択肢
→ tl;dv。デバイス不要でオンライン会議に自動参加・自動録画できる
→ Notta。SaaS型でオンライン対応しつつ、Notta Memoという専用デバイスも展開している
→ tl;dvかNotta(無料枠あり)。PLAUDは本体購入が前提になる
2. PLAUDとは何か——4機種の違い
PLAUD(プラウド)は、AIボイスレコーダーとその文字起こし・要約アプリを提供するブランドだ。2026年8月時点で展開されているのは4機種。カード型の「Note系」と、ウェアラブル型の「Pin系」に大別される。
- Plaud Note:厚さ2.99mmのクレジットカード型。本体価格 ¥27,500(税込)。MagSafeでスマホ背面に貼り付けて使う
- Plaud Note Pro:Noteの上位機種。本体価格 ¥30,800(税込)。マイク性能・処理能力を強化
- スマホに貼り付けて携帯するため、対面の会議・商談・電話の録音に向く
- デスクに置いたままでも、会議室の複数人の声を拾える設計
- Plaud NotePin:親指ほどのカプセル型。本体価格 ¥27,500(税込)
- Plaud NotePin S:NotePinの新モデル。本体価格 ¥28,600(税込)。物理ボタンとハイライト機能が追加され、ネックストラップ・リストバンド・クリップが標準同梱
- 連続録音20時間・スタンバイ40日・本体17.4g・内蔵ストレージ64GB
- 身につけて一日中録音し続けられるため、外出先の取材や現場作業の記録に向く
共通の主要機能
- 112言語対応の文字起こし——話者ラベル・カスタム用語集・自動フォーマット機能
- Plaud Intelligence——10,000以上のテンプレートで要約を生成。マインドマップ化も可能
- ハイライト記録——ボタン操作で重要な瞬間をマークし、AIに優先度を伝えられる
- データセキュリティ——ISO 27001・ISO 27701・SOC 2 Type II・HIPAA・GDPR対応
- Plaud Desktop / Plaud Web——アプリを介さずブラウザ・デスクトップからも録音データを管理できる
3. 料金体系——本体+サブスクの総額シミュレーション
PLAUDのコストは「本体価格(買い切り)」+「サブスク(文字起こしプラン)」の2階建てだ。サブスクは4機種すべてで共通——つまり、どの機種を選んでも文字起こしプランの選択肢は変わらない。違いは「1ヶ月にどれだけ文字起こしを使えるか」だけだ。
¥0
/月
- 月300分の文字起こし
- 本体購入者は永久無料
- まず試すならここから
¥16,800
/年
- 月1,200分の文字起こし
- 会議が週数回ある人向け
- 月換算 約¥1,400
¥40,000
/年
- 文字起こし時間 無制限
- 毎日長時間録音する人向け
- 月換算 約¥3,333
年間総額シミュレーション(本体+サブスク)
| 構成 | 本体(初年度) | サブスク(年間) | 初年度合計 | 2年目以降 |
|---|---|---|---|---|
| NotePin+Starter無料 | ¥27,500 | ¥0 | ¥27,500 | ¥0 |
| Note+Starter無料 | ¥27,500 | ¥0 | ¥27,500 | ¥0 |
| NotePin S+Proプラン | ¥28,600 | ¥16,800 | ¥45,400 | ¥16,800 |
| Note Pro+Unlimitedプラン | ¥30,800 | ¥40,000 | ¥70,800 | ¥40,000 |
法人向けプラン
2026年時点では、個人向け3プランに加えて法人・組織向けの「Team」プランが提供されている。一元管理機能が備わっており、複数人でのライセンス管理が必要な組織はこちらを検討したい。詳細な料金は公式の営業窓口への問い合わせが必要になる。
4. 使い方3ステップ——買ってから最初の1週間
操作は驚くほど単純だ。専用アプリが本体だと言っていいくらい、体験の大半はアプリ側に集約されている。
設置・装着のコツ(実機レビューから)
実際に使い込んだユーザーのレビューでは、置き方・装着方法で精度が変わるという指摘が繰り返し見られる。会議室では発言者に近い位置——できればテーブル中央——に置くと収音が安定する。Note系はMEMSマイクとAIビームフォーミングにより最大5m程度の収音に対応するとされているが、「とりあえず自分の胸元」ではなく、声が集まる場所に置く意識が精度に直結するようだ。NotePin系は当初「長押しで録音開始」のみだった旧モデルでは、いま録れているかの確認がしづらいという声があったが、NotePin Sでは物理ボタンの追加でこの点が改善されている。
5. 利用シーン別の実例
用途によって、体験の満足度は大きく変わる。実機レビューで報告されているシーン別の傾向を整理する。
📋 少人数の定例会議・1on1
2〜3人程度の落ち着いた環境での録音は、複数のレビューで高い評価を得ている。ある3週間の実機レビューでは、会議室で少し離れた位置の発言者の声もしっかり拾えており、話者の判別込みで「議事録としてはこれだけで十分」という評価が示されている。静かな環境・単一〜少人数の話者であれば、体感の精度は実務で困らない水準と考えてよい。
🎙️ 取材・インタビュー(1対1)
インタビュアー・ライターによる実機レビューでは、レコーダーが必須な仕事の相棒として高く評価されている。装着したまま自然な会話を逃さず記録できる点が、取材業務との相性の良さとして挙げられている。1対1で、双方が順番に話す形式は精度が出やすいパターンだ。
⚠️ 大人数・専門用語の多い会議
ここが最も評価が割れる領域だ。ある検証では、10名が参加し3〜4名が発言する2時間10分の打ち合わせ(専門用語多数)を録音・文字起こししたところ、「そのまま会議参加者に配布すると誤解を招くレベル」という厳しい評価が報告されている。第三者機関による検証でも、複数人での5分間の議論音声を書き起こした結果、元データとの一致率は約81.9%にとどまり、比較対象には99%の高精度をマークした製品もあったという。一方、静かな環境・単一話者であれば90%以上の精度が出るという報告もある——つまり、精度は環境と話者数に強く依存する。
💡 アイデアメモ・単独での使用
一人で話しかけて記録する使い方では、機能面での不満は少ない。移動中に思いついたことを話すだけでメモが残るという体験は、複数のレビューで肯定的に評価されている。
6. 口コミまとめ——良い評価・気になる評価
- 本体の薄さ・軽さへの驚き(スマホより薄いカード型)
- ボタン一つで録音が始まる操作の単純さ
- 要約がポイントを押さえており、修正がほとんど要らないという声
- 通話録音・Web会議の録音にも対応できる汎用性
- 議事録作成から解放される体感の大きさ
- NotePin Sの物理ボタン追加による操作性向上の評価
- 大人数・専門用語混じりの会議での文字起こし精度への不満
- 「書き起こしの精度がいまひとつ」という声(第三者検証でも確認)
- 旧NotePinで録音状態が分かりにくいという指摘(Sで改善済み)
- 複数言語が混在する音声では精度が低下するとの報告
- 本体価格に対して「安くはない」という受け止め
- 小型ゆえの紛失リスク(「探す」機能で一定カバーされる)
7. PLAUD vs tl;dv vs Notta 全項目比較
| 比較項目 | PLAUD(Note/Pin) | tl;dv | Notta |
|---|---|---|---|
| カテゴリ | デバイス型(ハード必須) | SaaS型(ソフトのみ) | SaaS型+専用デバイス(Notta Memo) |
| 対面会議の録音 | ◎——本体を持参すればどこでも | ×——オンライン会議前提 | △——Notta Memo購入で可能 |
| オンライン会議(Zoom等) | △——画面越しの音声を録音する形 | ◎——ボットが自動参加・自動録画 | ◎——同様に自動参加に対応 |
| 初期費用 | 本体購入が必須(¥27,500〜) | なし(無料プランあり) | なし(無料プランあり) |
| 持ち運び・装着性 | ◎——カード型・ウェアラブル型 | —(デバイス不要のため該当なし) | Notta Memo購入時のみ該当 |
| 文字起こし対応言語 | 112言語 | 30言語以上 | 58言語以上 |
| 要約テンプレート | 10,000以上 | 会議特化のテンプレート | 議事録特化のテンプレート |
| 外部ツール連携 | Plaud Desktop/Web経由 | Slack・Notion・HubSpot等と直接連携 | Slack・Notion・MCP連携も充実 |
| バッテリー・稼働時間 | 連続録音20時間(NotePin S) | —(クラウド動作のため該当なし) | —(Notta Memoは別途確認) |
| データ管理 | 専用アプリ+Web+Desktop | ブラウザ完結 | ブラウザ+アプリ |
8. 【重要】PLAUDが録れない場面・注意点
比較記事の多くが機能の魅力を並べるだけで終わっているが、導入前に知っておくべき制約がある。
✗ ① 大人数・騒がしい場所での収音には限界がある
マイク性能は年々向上しているが、10人以上が同時に話す会議室の隅や、屋外の騒音下では聞き取り精度が落ちる。重要な会議ほど、事前にマイクの配置・置き場所をテストしておくべきだ。
✗ ② 録音の同意取得は別問題
PLAUDが「録音できる」ことと「録音してよい」ことは別だ。商談・取材・社内会議いずれでも、参加者への録音の同意取得は自社の責任範囲になる。名刺サイズで目立たないぶん、相手に気づかれずに録音してしまうリスクがある点は、便利さと表裏一体のリスクとして認識しておきたい。
✗ ③ 月300分の無料枠は業務利用にはほぼ足りない
前述の通り、1時間の会議で月5回程度が上限。「本体だけ買って無料プランで運用」という想定で稟議を通すと、すぐに追加コストが発生する。業務利用ならPro以上を最初から前提にしたほうが、後から驚かれない。
✗ ④ クラウド処理である以上、機密情報の扱いに注意
録音データは文字起こし・要約のためクラウドに送信される。ISO・SOC 2・GDPR等の認証は取得されているが、契約書の読み合わせや、極めて機密性の高い商談では、録音自体を控える判断も必要になる。この点は生成AIツール全般に共通する論点で、Obsidianの中身、Claudeの学習に使われる?情報漏洩リスクを徹底検証でも扱っている。
9. 用途別・どれを選ぶべきか判断フロー
→ PLAUD Note。スマホに貼るだけで、持ち物を増やさずに録音できる
→ PLAUD NotePin(S)。身につけて長時間放置できる
→ tl;dv。会議終了後の要約自動配信の作り込みが強い
→ Notta+Notta Memoのセット運用
→ tl;dvかNottaの無料プラン。PLAUDは本体購入が前提になる
→ PLAUD Teamプラン、またはtl;dv/Nottaの法人プランを問い合わせる
10. 買った後の運用——議事録を自動化する連携先
PLAUDで録った音声も、tl;dv・Nottaで録ったオンライン会議も、最終的には「要約をどこに送るか」で運用の手間が決まる。Slack・Notion・NotebookLMへの自動連携を組んでおくと、議事録の共有・蓄積が手離れする。
11. メリット・デメリット
- オンライン会議に限らず、あらゆる対面の会話を録音できる
- スマホに貼るだけ・身につけるだけの手軽さ
- 4機種すべてでサブスクが共通、機種選びがシンプル
- 無料枠だけでも月300分は永久に使える
- 112言語対応で海外の商談・取材にも使える
- ISO・SOC 2・GDPR等のセキュリティ認証を取得済み
- 本体購入が前提(最低¥27,500〜)で初期費用がかかる
- 月300分の無料枠は業務利用にはすぐ足りなくなる
- 大人数・騒がしい場所では収音精度が落ちる
- オンライン会議自動参加のような機能は持たない
- 録音の同意取得は自社の運用ルールに委ねられる
12. よくある質問
デバイスやツールの選定より難しいのが、「録った音声・要約をどこに集約し、誰がどう使うか」という運用設計です。PLAUD・tl;dv・Nottaのいずれを選ぶ場合も、Slack・Notion・NotebookLMへの連携まで含めた設計は、LIFRELLのAIマーケティング相談をご活用ください。各種AI・SaaSツールを実際に有料契約して検証している立場から、現場に定着する運用まで一緒に組み立てます。
生成AIの社内定着に課題がある場合は生成AIeラーニング研修おすすめ完全ガイドもご覧ください。
