「クロール済み - インデックス未登録」の原因と対処|表示0の記事43本を調べて分かったことと、実際にやった改善手順【2026年】

「クロール済み - インデックス未登録」の原因と対処|表示0の記事43本を調べて分かったことと、実際にやった改善手順【2026年】

Search Consoleの「ページのインデックス登録」で、「クロール済み - インデックス未登録」が増えて困っていないだろうか。Googleが巡回したのに検索結果に載せていない、という状態だ。本記事では、LIF Techで直近3か月の表示回数が0だった記事43本を調べたところ41本がこの状態だった事例をもとに、公式の説明、原因の見分け方、実際にやった対処の手順を解説する。調べる途中で、古い転送設定が公開中の記事を隠していたという不具合も見つかった。

この記事の前提:数字は2026年10月11日に取得したLIF TechのSearch Consoleのデータ。対処は同日に行ったもので、検索結果への効果はまだ出ていない(2週間後と4週間後に同じ条件で確認する予定)。ここで書くのは「何を見て、どう判断し、何をしたか」の記録だ。各ステータスの意味は、Search Consoleヘルプの「ページのインデックス登録レポート」の説明にもとづく。

この記事でわかること

  • 「クロール済み - インデックス未登録」の公式の意味と、ほかのステータスとの違い
  • 表示0の記事43本を調べて分かったこと(実データ)
  • 「対策が必要なもの」と「放っておいてよいもの」の見分け方
  • 実際にやった対処:書き直し・統合・noindex・サイトマップの整理
  • 見落としていた「古い転送設定」の不具合と、その見つけ方
  • インデックス登録のリクエストの使いどころと、効果の測り方
この記事のやり方を、自社でも回したい方へ支援内容を見る →
目次

結論:全部を直そうとせず、「載せたいページ」だけを選んで直す

状態 やったこと
載せる価値がある記事(検索需要がある実用記事) 公式情報で最新化して書き直す。内容が重なる記事は1本に統合し、残りは301転送
検索需要がほぼない記事(イベントの現地レポートなど) 削除はせず、noindexにしてサイトマップからも外す。会社の実績としては残す
フィード、PDF、日付アーカイブなど 記事ではないので対処しない
見つかった技術的な不具合 古い転送設定を無効化し、記事が表示されることを確認

1. 「クロール済み - インデックス未登録」とは

Search Consoleヘルプでは、「ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません」と説明されている。今後登録される可能性もされない可能性もあり、このURLのクロールを再送信する必要はないとされる。つまり、技術的に読めなかったのではなく、読んだうえで「今は載せない」と判断された状態だ。

よく似たステータスとの違い

ステータス 意味(ヘルプの説明の要約) 対処が要るか
クロール済み - インデックス未登録 クロールされたが登録されていない。再送信は不要 載せたいページなら、内容を見直す
検出 - インデックス未登録 見つかったが、まだクロールされていない。サイトへの負荷を避けるため、クロールが後に回された状態 まずは待つ。数が多ければサイト構成を見直す
noindex タグによって除外 noindexの指定があるため登録されない 意図した設定なら正常。載せたいならnoindexを外す
代替ページ(適切な canonical タグあり) 正規のページへのリンクが正しく指定されている 対処は不要
見つかりませんでした(404) リクエスト時に404が返った 削除して代わりがないなら問題ない。移動したなら301転送
ページにリダイレクトがあります 別のページに転送する正規でないURL 転送が意図どおりなら正常

2. 実例:表示回数0の記事43本を調べた

LIF Techでは、2026年10月時点で表示回数が前のピークから約3割落ちていた。その中で、公開しているのに直近3か月の表示回数が0の記事が43本あった(10月11日公開の新しい記事を除く)。インデックス登録の状況を1本ずつ確かめると、次のようになった。

表示0の記事43本の内訳

クロール済み - 未登録

41本

一覧になく状況未確定

2本

41本の多くは、最後にクロールされたのが6月11日だった。4か月近く再訪問されていないことになる。サイト全体では、登録済みが189件、未登録が135件。未登録の内訳は次のとおりだった。

未登録の理由 件数 中身を見た結果
クロール済み - インデックス未登録 72 記事のほか、フィード、PDF、HTMLのサイトマップ、日付アーカイブ、noindexにする前の記事が混ざっていた
noindex タグによって除外 37 日付アーカイブと、意図してnoindexにした記事。正常
代替ページ(canonical あり) 14 一覧の2ページ目以降(/page/2/ など)。正常
見つかりませんでした(404) 9 削除済みのページ。ただしサイトマップの中に404が1件あった(後述)

数字だけ見ると「135件も登録されていない」と焦るが、中身を分けると、記事ではないものや意図どおりの状態のものが多い。まず手を付けるべきなのは、表示0の記事43本のほうだと判断した。

3. 43本を「載せたい記事」と「載せなくてよい記事」に分けた

次に、43本を中身で分けた。基準は「その記事を検索する人がいるか」だ。

グループ 本数 中身 見立て
A:実用記事 8 画像生成AIの解説、AI関連の法律の解説、AI検索対策(GEO・AIO)のやり方や会社比較など 検索需要はある。情報が古い、またはほかの記事と内容が重なっていることが登録されない原因の有力な仮説
B:イベントの現地レポート 33 海外の展示会・カンファレンス・講演の参加レポート。同じイベントで2〜5本ずつ 開催後に検索する人がほとんどいない。同じイベントで内容の重なる記事が複数ある
未確定 2 8月公開の海外イベントのレポート(日本語と英語版) 一覧に出ておらず状況不明。英語版はページの言語設定が日本語のままだった

Googleは、なぜ登録しなかったかの理由までは教えてくれない。そのため、ここでの原因は「有力な仮説」として扱った。グループAでは、AI検索対策の記事が4本あり、「やり方」「外注費用」「会社比較」が互いに重なっていた。同じテーマの記事が複数あると、どれを検索結果に出すべきか分かりにくくなる。

4. 実際にやった対処

グループA(実用記事8本):最新化・書き直し・統合

対処 対象 内容
全面的に書き直す AI検索対策のやり方の記事 手順の記事として作り直した
統合して301転送 内容の重なる会社比較の記事 もう1本の会社比較記事に統合し、URLを301転送。元の記事は下書きに戻した
公式情報で最新化 残りの6本 法律の適用スケジュール、モデルの後継の有無、料金などを公式情報で確かめて更新。出典のない数字は削除した

グループB(イベントレポート33本):削除せずnoindex

選択肢は3つあった。

選択肢 よい点 気になる点
① 公開したままnoindexにする(採用) 会社の活動実績として残せる。検索結果には出さない 記事から見て回る人には見える
② イベントごとに1本へ統合し、残りは301転送 情報がまとまる 書き直しの手間が大きい。検索需要がないので効果が読めない
③ 削除 サイトが軽くなる 実績が消える。おすすめしない

①を選び、該当の記事をnoindexにした。あわせて、XMLサイトマップからも外した。サイトマップは「検索結果に載せたいページの一覧」としてGoogleに渡すものなので、noindexのページを入れておくと、渡す情報が食い違う。

逆に、以前noindexにした記事のうち、検索需要がありそうな8本はnoindexを外し、サイトマップにも戻した。noindexは「付けたら終わり」ではなく、ときどき見直すものだと考えている。

重なっている記事を統合する手順

同じ日のリライトでは、表示回数のある記事も含めて、内容の重なる記事を4組統合した。手順は次のとおりだ。

  1. 残す記事を決める:Search Consoleで2本の表示回数・クリック数・主な検索語を比べ、評価の高いほうを残す
  2. 中身を移す:消すほうにしかない情報(章・表・よくある質問)を、残す記事に足す。古い情報は公式で確かめてから移す
  3. 301転送を設定する:消すほうのURLを、残す記事のURLへ転送する
  4. 消すほうを下書きに戻す:公開したままにしない
  5. 内部リンクを直す:消すほうの記事にリンクしている記事を探し、残す記事へのリンクに張り替える
  6. 転送を確かめる:消すほうのURLを開き、残す記事が1回の転送で表示されるかを見る。転送が何段にもつながっていないか、既存の転送設定とぶつかっていないかも確認する

6つ目の確認をしていたおかげで、次の章の不具合に気づけた。

WordPressでnoindexとサイトマップ除外をする方法

  • 記事ごとにnoindexにする:多くのSEOプラグインには、記事の編集画面にnoindexの設定欄がある。数本ならここで設定する
  • まとめてnoindexにする:数十本になる場合は、記事IDの一覧を条件にnoindexを出力する短いコードを、コード管理用のプラグインで追加する方法がある。私たちはイベントレポートなど35本をこの方法でまとめて設定した
  • サイトマップから外す:サイトマップを作るプラグインの「除外する記事」の設定に、noindexにした記事のIDを入れる
  • 反映を確かめる:公開ページのHTMLにnoindexの指定が出ているか、サイトマップから消えているかを確認する

5. 見落としていた不具合:古い転送設定が記事を隠していた

調べる途中で、いちばん大きな問題が見つかった。サイトマップの中に404のURLが1件だけあり、それが公開中のAI検索対策の記事だった。

原因は、転送を管理するプラグインに残っていた古い設定だった。過去に「この記事のURLを、別の記事のURLへ301転送する」という設定を作っていたが、転送先の記事はすでに削除されて404になっていた。その結果、

公開中の記事A
中身はあり、書き直しもした
古い転送設定
A → B へ301転送
記事B
削除済みで404

となり、記事Aを開くと404に飛ばされていた。編集画面では記事が普通に見えるので、気づきにくい。転送設定を無効化し、記事Aが正常に表示されることを確かめた。

同じ不具合を防ぐための確認

  • 転送プラグインの設定一覧で、転送元が今も公開中の記事になっていないかを見る
  • 転送先のURLを実際に開き、転送先がさらに転送されていたり、404になったりしていないかを確かめる
  • 記事を統合して転送を追加するときは、その記事を転送元・転送先にした既存の設定がないかを先に検索する
  • サイトマップに入っているURLを全部開き、200(正常)で返るかを確かめる

この確認は、記事を統合して新しい転送を作るたびに行うことにした。

6. インデックス登録のリクエストはいつ使うか

Search ConsoleのURL検査から「インデックス登録をリクエスト」を送れる。ただし公式の説明どおり、「クロール済み - インデックス未登録」は同じ内容のまま再送信しても意味がない。リクエストは、内容を大きく直したあとに「新しくなったので見てほしい」と伝えるために使う。

私たちは次の順番でリクエストを出すことにした。

  1. 新しく公開した記事
  2. 大きく書き直した記事(今回のグループAなど)
  3. 最新化した記事

リクエストは1日に送れる数に上限があり、実際に数本送ったところで上限の表示が出て、残りは翌日以降に回した。そこで、未送信のURLを優先順に並べたリストを作り、毎日上から順に送る運用にしている。送ったURLと日付も記録しておくと、効果を測るときに使える。

7. 「クロール済み - インデックス未登録」になる主な原因と対処

私たちの事例以外も含めて、この状態になりやすい原因と対処を整理する。Googleが理由を示さない以上、どれも「有力な仮説」として、ひとつずつ確かめていく。

考えられる原因 確かめ方 対処
同じテーマの記事が複数ある サイト内検索や、記事一覧のタイトルで重なりを探す 1本に統合して301転送。残すなら役割を書き分ける
情報が古い・薄い 公開日・更新日、競合の上位記事との差を見る 公式情報で最新化し、検索する人の疑問に答える章を足す
検索する人がほとんどいない 関連する検索語の表示回数、検索候補を見る noindexにして実績として残す、または統合する
サイト内のリンクが少ない その記事にリンクしている記事があるか 関連する記事から内部リンクを張る
技術的な不具合 実際にURLを開く。転送・noindex・canonical・サイトマップを確認 古い転送の削除、noindexの付け外し、サイトマップの整理
サイト全体の評価が下がっている サイト全体の表示回数の推移、アップデートの時期と重なるか 個別の記事より、サイト全体の質(古い記事・薄い記事)の見直しを優先

よくある誤解

誤解 実際
リクエストを何度も送れば登録される 同じ内容のままでは変わらない。公式も再送信は不要としている。直してから送る
未登録の件数が多いのは異常 フィード、アーカイブ、ページ送り、意図したnoindexなど、正常なものも数に入る。中身を分けて見る
記事を増やせば全体の評価が上がる 検索需要のない記事や、内容の重なる記事が増えると、載せたい記事が埋もれる可能性がある
編集画面で見えていれば公開ページも正常 転送設定やキャッシュの影響は編集画面では分からない。公開ページのURLを実際に開いて確かめる

8. 自分のサイトで診断する手順(図解)

① 一覧を出す
「ページのインデックス登録」で未登録の理由ごとに件数を見る
② 記事だけ残す
フィード・PDF・アーカイブ・ページ送りを除く
③ 表示0と照合
検索パフォーマンスで表示0の記事と突き合わせる
④ 分ける
検索需要がある記事/ない記事
⑤ 対処
書き直し・統合・noindex+サイトマップ除外
⑥ 不具合確認
転送・サイトマップ内のURLを実際に開く

緑=データを出す/黄=人が判断/青=直す

①の一覧は、理由ごとにURLを書き出せる。書き出したURLを表計算ソフトに貼り、記事のURLだけを残すと、②がすぐ終わる。③では、検索パフォーマンスの「ページ」で表示回数を見て、表示0の記事と突き合わせる。表示がある記事は登録されているので、未登録の一覧と表示0の一覧の両方に入っている記事が対象になる。

9. 効果の測り方

インデックスの状況はすぐには変わらない。私たちは次のように測ることにした。

  • 同じ条件で比べる:対処した日を基準に、Search Consoleの「直近28日」と「その前の28日」で、表示回数・クリック数・平均順位を比べる
  • 2回に分けて見る:2週間後に途中経過、4週間後に判断する
  • 手を付けていないグループを残す:同じ期間、あえて直さない記事のグループを作り、サイト全体の上下(アップデートや季節の影響)と、対処の効果を見分ける
  • 登録状況も見る:URL検査で、対処した記事が「登録済み」に変わったかを確かめる

今回の対処の結果は、確認がすんだらこの記事に追記する予定だ。

10. チェックリスト

確認項目 はい/いいえ
未登録の一覧から、記事以外(フィード・PDF・アーカイブなど)を除いた □
表示0の記事と突き合わせ、対象の記事を絞った □
対象を「検索需要がある/ない」に分けた □
同じテーマの記事が重なっていないか確認した □
noindexにした記事をサイトマップから外した □
転送の設定で、転送元が公開中の記事になっていないか確認した □
サイトマップのURLがすべて正常に開くか確認した □
内容を大きく直した記事だけ、インデックス登録をリクエストした □
対処日と対象を記録し、効果を測る日を決めた □

この記事で使った管理シート(無料ダウンロード)

記事を「載せたい・載せなくてよい」に振り分けるときに使った表を、テンプレートにした。書き方の例を入れた「記入例」シートと、空欄の記入用シートが入っているので、使い方を見ながら自社用に書き換えて使える。

【無料ダウンロード】全記事アクションリスト(Excel)

全記事を「統合・リライト・導線・CTR改善・noindex・維持」に振り分ける表。増減とCTRは自動計算、区分ごとのサマリーつき。

Excelテンプレートの記入例
② 記入例
Excelテンプレートの「はじめに」シート
① はじめに(使い方の案内)

Excelをダウンロード

まとめ

「クロール済み - インデックス未登録」は、Googleが読んだうえで「今は載せない」と判断した状態で、同じ内容のまま再送信しても変わらない。まず一覧から記事以外を除き、表示0の記事と突き合わせて対象を絞る。そのうえで、検索需要がある記事は最新化・書き直し・統合を、需要のない記事はnoindexとサイトマップからの除外を行う。あわせて、転送やサイトマップの不具合がないかを実際にURLを開いて確かめる。私たちの場合、いちばん大きな問題は記事の質ではなく、古い転送設定が記事を404に飛ばしていたことだった。

この記事を書いた人

佐藤祐介(株式会社LIFRELL 代表取締役)

佐藤 祐介

株式会社LIFRELL 代表取締役

業界歴15年マーケティング支援 累計500社以上うちD2C支援 150社以上担当商材 300以上

オプト、電通デジタルを経て、2018年に株式会社LIFRELLを設立。広告運用、動画・バナー制作、Webメディアの運営にAIを実務で使っています。LIF Techでは、その現場で試したこと・失敗したこと・数字で確かめたことを公開しています。

プロフィールを見る書いた記事の一覧相談する

検索に出ない原因を、一緒に調べます

この記事の診断は、自社メディアで実際に行ったものです。Search Consoleのデータから原因を切り分け、直す記事の優先順位づけから効果の測定まで支援しています。

デジタルマーケティング支援を見る

運営:株式会社LIFRELL

サイト運営・SEOでAIを使った実例は、AIでサイト運営・SEOを回す実例まとめにまとめている。

よくある質問

Q. 「クロール済み - インデックス未登録」とはどういう状態ですか?

A. Googleがページをクロールしたものの、インデックスに登録していない状態です。Search Consoleヘルプでは、今後登録される可能性もされない可能性もあり、このURLのクロールを再送信する必要はないと説明されています。

Q. 「検出 - インデックス未登録」との違いは?

A. 「検出 - インデックス未登録」は、ページは見つかったものの、まだクロールされていない状態です。「クロール済み」はクロールしたうえで登録しなかった状態なので、内容や重複の見直しが対処の中心になります。

Q. インデックス登録をリクエストすれば登録されますか?

A. 同じ内容のままでは変わらないと考えたほうがよいです。リクエストは、内容を大きく直したあとに使います。1日に送れる数には上限があるため、優先順のリストを作って毎日送る運用が便利です。

Q. 検索されない記事は削除したほうがいいですか?

A. 会社の実績など残す価値がある記事は、削除せずnoindexにしてサイトマップから外す方法があります。内容が重なる記事は1本に統合し、残りを301転送します。

Q. noindexにした記事はサイトマップから外すべきですか?

A. 外すのがおすすめです。サイトマップは検索結果に載せたいページの一覧なので、noindexのページを入れておくと、Googleに渡す情報が食い違います。

Q. 公開中なのに検索に出ない記事があるとき、まず何を確かめればいいですか?

A. 実際にURLを開いて、正常に表示されるかを確かめます。私たちの事例では、古い転送設定が残っていて、公開中の記事が削除済みの記事へ転送され404になっていました。編集画面では普通に見えるので、気づきにくい不具合です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次