Codexに作業を任せる依頼文の書き方|LP修正・バナー・画像を一度で通すテンプレートと、やり直しになった失敗例【実例】

OpenAIのコーディングエージェント「Codex」は、コードを書くだけでなく、LP(ランディングページ)のHTML修正、バナーや図解の画像作成、画面操作まで任せられるようになってきた。ただ、実際に任せてみると、仕上がりの差は依頼文の書き方でほぼ決まる。本記事では、LIF Techを運営する株式会社LIFRELLが広告LP・広告バナー・自社メディアの画像修正をCodexに任せたときの依頼文と、やり直しになった失敗例をもとに、一度で通る依頼文の書き方とテンプレートを解説する。

この記事の前提:2026年10月の制作記録にもとづく。依頼の設計はClaude、実作業はCodexという分担で進めた。クライアント名・商品名は伏せ、依頼文の例は中身を一般的な表現に置き換えている。Codexの機能や料金は更新が早いため、最新の情報はOpenAIの公式サイトで確認してほしい。

この記事でわかること

  • Codexに任せやすい作業と、任せないほうがいい作業
  • 人・Claude・Codexの分担の仕方(図解)
  • やり直しになった依頼文の失敗例4つと、その原因
  • そのまま使える依頼文のテンプレート
  • 実例:画像の差し替え依頼と、広告バナー量産の依頼文
  • LPのHTML修正で実際に引っかかった点
  • 仕上がりを確かめる方法とチェックリスト
この記事のやり方を、自社でも回したい方へ支援内容を見る →
目次

結論:依頼文に「7つの項目」を入れると、やり直しが減る

項目 書くこと 抜けると起きること
① 目的と背景(事実) 何のための作業か。前提になる事実と日付 判断が必要な場面で、意図と違う方向に進む
② 対象と保存先 触るファイルの実際のパスやURL、保存先フォルダ 別のファイルを直す、保存場所がばらばらになる
③ 確定した文言・数字 使ってよい文言と数字をそのまま書く。「言い換えない」と明記 言い回しや数字が勝手に変わる
④ 見た目の基準 トーン、色コード、文字の大きさ、お手本の画像 中身は合っているのに雰囲気が違うものができる
⑤ やらないこと 描かないもの、足さないもの、触らないファイル 架空の画面やロゴ、根拠のない数字が入る
⑥ 出力の形 サイズ、形式、ファイル名の付け方、最初に出す1〜2枚 全部できてから方向違いが分かる
⑦ 完了の判定 どう確かめたら終わりか。報告の形 「できました」だけで、確認に時間がかかる

1. Codexに任せやすい作業・任せないほうがいい作業

Codexは、指示を受けてファイルを読み、コードを書き、コマンドを実行し、結果を確かめるところまで自分で進められるAIエージェントだ。私たちの使い方では、次のように分けた。

任せやすい作業 任せないほうがいい作業
・LPのHTML・CSSの修正(文言差し替え、パーツ追加、リンクやタグの設置)
・指定どおりのバナーや図解の作成、サイズ違いの展開
・既存画像の確認と、条件に当てはまるものだけの作り直し
・画像の切り出し、書き出し、ファイル名の整理
・決まった手順の画面操作
・事実の確認(料金・実績・制度などが正しいかの判断)
・広告の表現が審査や法律に触れないかの判断
・どの訴求を出すか、何を言うかという企画の判断
・実在の画面・ロゴ・人物を「描く」作業

ポイントは、判断と事実は依頼する側が決め、Codexには決まったことを正確に形にしてもらうことだ。判断が残った依頼文を渡すと、Codexがそれらしく埋めてしまい、あとから確認する手間が増える。

2. 人・Claude・Codexの分担(図解)

私たちは、調査と設計をClaude、実作業をCodexに分けた。人は目的を決め、最後に確かめる。

① 人
目的・ターゲット・使ってよい事実を決める
② Claude
公式情報の確認、既存の素材や画面の実測、依頼文の作成
③ Codex
依頼文どおりにHTML修正・画像作成・書き出し
④ 確認
数字で機械的に確認+人が目で見る

黄=人/青=AI/緑=確認

この分担にしてから、依頼文は「Codexにそのまま貼れる本文」として書くことにした。人が読んで書き直す必要のない形にしておくと、作業の受け渡しで止まらない。

3. やり直しになった依頼文の失敗例4つ

失敗①:渡す相手のいない「制作会社向けの指示書」を書いた

最初のころ、仕様をまとめた資料を「制作会社向けの指示書」として作っていた。「この部分は制作会社が対応」「詳細は別途指示」といった書き方だ。ところが実際に作業するのはCodexで、制作会社はいなかった。抽象的な仕様書はそのままでは作業に移せず、依頼する人が書き直す手間が毎回発生した。

対処:成果物は毎回「依頼文」として、Codexにそのまま貼れる本文で書く。誰かに任せる書き方(「別途」「担当者が」)はしない。仕様書を作る場合も、依頼文を必ずセットにする。

失敗②:トーンを指定せず、8点すべて作り直しになった

広告用の記事ページに入れる図解を8点依頼したところ、中身は正確だった。公式の図の人型の位置や矢印の向き、表の匿名表記まで合っていた。ところが仕上がりは、淡い水彩イラストに細い文字、アイボリーの背景という雑誌の特集ページのような雰囲気だった。依頼したかったのは、スマホで流し読みする人の指を止める記事広告の画像だ。

目標(既存のパーツ) 仕上がったもの
ベース 実写の写真 淡い水彩イラスト
見出し 黄色の太い袋文字+濃い色の帯 細めの黒〜紺の文字
色 彩度が高い(黄・青・赤・ピンク) アイボリー・くすんだ緑・コーラル
余白 ほぼ作らない 広い

原因は、依頼文にトーンの指定がなかったことだ。Codexは悪くなく、指示されていない部分を「きれいな図解」の方向で埋めただけだった。

対処:作り直しの依頼では、①色コード(ベタ面の色、見出しの色、使わない色)、②文字(横幅いっぱい、1行7〜9文字、単語ごとに大きさを変える)、③構図(余白を詰める、背景は白かベタ)、④お手本にする既存画像のファイル名を指定した。1点ずつ「どこをどう直すか」の表も付けた。

失敗③:本物の画面をAIに描き直させたら、問題文が書き換わった

商品の実際のアプリ画面を使った画像で、画像生成の過程で画面を描き直させたところ、問題文の一部が別の文字や空白に書き換わっていた。見た目はそれらしいので、拡大して読まないと気づかない。

対処:本物の画面は描かせず、実際の画像から切り出して使うよう依頼文に明記した。「公式資料の該当部分(設定画面と赤い矢印)を実際に切り出して使う。イラストで描き直さない」という書き方だ。

失敗④を防いだ例:ロゴは描かせない

メディア掲載の実績を見せるパーツを作るとき、新聞社やテレビ局のロゴを並べる案があった。しかし③と同じことがロゴで起きれば、字形の崩れたロゴの複製ができてしまう。依頼文で「媒体のロゴは一切使わない。媒体名は文字で組む」と最初に決めた。ロゴを並べる代わりに、報じられた記事の見出し(事実)を文字で載せる構成にし、情報量でも勝てる形にした。

共通する教訓:Codexは、指定されていない部分を「それらしく」埋める。だから依頼文では、やってほしいこと以上に「決まっていること」と「やらないこと」を書く。

4. そのまま使える依頼文のテンプレート

失敗をふまえて、毎回この形で書くようにした。上から順に埋めていけば、7つの項目が自然にそろう。

【依頼】(1行で何をするか)
〇〇の△△を作って/直してください。HTMLは触らず、画像だけお願いします。

■ 保存先(必ずここに保存)
/Users/〇〇/Desktop/〇〇/出力/   ※フォルダがなければ作成

■ 背景(事実)
・〇〇は2026年〇月〇日に〇〇しました(出典:〇〇の公式発表)
・記事本文は〇月〇日に修正済み。画像だけが古いままの可能性があります

■ 作業内容
1. 〇〇を開いて中身を確認する
2. 条件(〇〇と食い違っている)に当てはまるものだけ作り直す
3. 当てはまらないものは作り直さず、理由を一言で報告する

■ 使ってよい文言・数字(言い換え・追加・四捨五入をしない)
メイン:〇〇〇〇
サブ :〇〇〇〇
注記 :〇〇〇〇

■ 見た目
・お手本:/〇〇/既存パーツ/02_〇〇.png と同じトーン
・色:ベタ面 #〇〇〇〇〇〇、見出し #〇〇〇〇〇〇、使わない色:アイボリー・ベージュ
・文字:ゴシック体、最小14px、見出しは横幅いっぱい
・サイズ:横1200px(縦は内容に合わせる)

■ やらないこと
・人物の顔を新しく生成しない
・実在の画面・ロゴを描かない(使うときは実物から切り出す)
・指示にない数字・サービス名を足さない
・効果の断定(「必ず〇〇」)や、実在しない希少性(「残りわずか」)

■ 出力
・PNGとWebP、ファイル名:〇〇_番号_サイズ.png
・まず1〜2枚だけ作って見せてください。OKが出てから残りを作る

■ 完了報告
・作ったファイル名と、直した内容(例:「5選→4選」)
・作らなかったものと理由
・全画像を目で見て、文字の重なり・はみ出し・欠けがないことを確認してから報告

5. 実例①:自社メディアの古い画像を確認して差し替える依頼

自社で運営している婚活メディアで、記事の本文は最新の情報に直したのに、記事内の画像に古い情報が残っている可能性があった。サービスを終了した婚活サービスの名前、古い「〇選」の数、古い料金が画像に描かれているかもしれない、という状況だ。

このときの依頼文は、次の構成にした。

ブロック 書いた内容 ねらい
保存先 実際のフォルダのパス。なければ作成 出力の置き場所を1つにする
背景(事実) どのサービスがいつ終了したか(運営会社の発表日つき)、本文をいつ直したか なぜ確認が必要かを、判断の材料として渡す
作業A:確認と作り直し 10点の画像のURLと記事、それぞれ何を確認するかを表にした 「全部作り直す」のではなく、食い違いがあるものだけ直してもらう
作り直しのルール 元と同じサイズ・レイアウト・雰囲気。直すのは食い違う部分だけ。書いてよいのは今の本文にある文言・数字だけ。ロゴは元の画像にあったものだけ。ファイル名の末尾に「_2026」 勝手に情報を足したり、デザインを変えたりさせない
作業B:新しい料金表 表の中身(プラン名と金額)をすべて書き、「追加・変更・四捨五入をしない」と明記。色コード、最小の文字サイズ、注記の文言と確認日まで指定 数字を写すだけの作業にして、計算や丸めの誤りをなくす
完了報告 直したファイルと内容、直さなかった画像と理由、目で見た確認 報告を読むだけで確認が終わるようにする

ポイントは2つある。1つは、「作り直さない」という結果も正解として扱ったことだ。確認だけ頼んで「問題がなければ理由を一言」とすれば、必要のない作り直しが起きない。もう1つは、料金表の計算をCodexにさせなかったことだ。「1年で成婚した場合の総額」のような合計も、こちらで公式の料金から計算して表に入れ、計算式を注記に書いた。

6. 実例②:広告バナーを量産する依頼

運用型広告のバナーを追加で作る依頼では、すでに作った49本と重ならない切り口(機能・権威・価格・差別化)を足すのが目的だった。依頼文の中で工夫したのは次の点だ。

審査に落ちる表現を、表で先に見せる

広告の審査で落ちやすい「あなたは〇〇である」という決めつけ、あおり、効果の断定を、落ちる例と通る書き方の表で冒頭に置いた。そのうえで「下のコピーは全部この形で書いてある。言い換えないでほしい」と書いた。コピーを確定させてから渡すと、Codexは見た目づくりに集中できる。

1本ごとに「メイン・サブ・シーン・注意」をそろえる

## A-2 3ヶ月続いた人の、〇〇%。
メイン:3ヶ月続いた人の、〇〇%。
サブ :継続率(〇〇年〇月〜〇〇年〇月)
シーン:数字のみ。人物なし
出典 :広告主から提供された数値(〇〇年〇月時点)
注記 :「3ヶ月以上継続している人の継続率です」を小さく併記

数字を使うバナーには、出典と、条件を伝える注記(打ち消し表示)を必ずセットにした。「〜できます」と「〜しています」の違いのように、表現ひとつで「個別の事例の主張」になってしまう点も、注意として書き添えた。

サイズは段階的に展開する

段階 作るもの
第1弾 本命の5本を、1200×628/1080×1080/文字少なめ版の3種で
第2弾 次の5本を同じ3種で
第3弾 残り。成果が出た案だけを縦長や小さいサイズに展開

小さいサイズ(300×250、320×100)は読めるのが15字までとして、メインコピーだけにするよう指定した。全部のサイズを一度に作らせると、外れた案の分まで作業が増える。

「やらないこと」を最後にまとめる

  • 人物の顔を新しく生成しない
  • 実在しないアプリ画面を描かない
  • 指示書にない数字を足さない
  • 「必ず効果が出る」などの効果の断定
  • 「今だけ」「残りわずか」など、実在しない希少性

今回は、既存のバナーに人物写真が多かったため、あえて人を減らし、数字・画面・図版で作るよう指定した。見た目で軸が分かれていると、配信後にどの軸が効いたかを判断しやすくなる。

7. LPのHTML修正を頼むときに書いておきたいこと

広告用の記事ページ(1ファイルのHTML)を何度も修正するなかで、実際に引っかかった点がある。LPの修正を依頼するときは、次の項目も依頼文に入れておくと安全だ。

項目 実際に起きたこと 依頼文に書くこと
作業するファイルの場所 デスクトップのHTMLがクラウド同期で退避され、中身が0バイトになって読めなくなった クラウド同期の外にある作業用の正本のパスを書き、「こちらを正とする」と明記
相対パスの素材 HTMLだけを別の場所に移したら、相対パスで読み込んでいた動画19本がすべて切れた 素材フォルダも一緒に動かすのか、絶対URLにするのか、静止画に置き換えるのかを決めて書く
計測タグ 複数のLPのうち1本だけ計測タグが入っていなかった タグのID、入れる位置(headのどこ、bodyの直後など)、ほかのLPと同じ位置にすることを書く
リンク 1本だけ、会社情報・特定商取引法の表示・個人情報保護方針へのリンクがなく、申し込みボタンのリンク先の書き方も違った 「既存のLPとそろえる」と書き、比べる対象のファイルを指定する
titleタグ ページのタイトルが社内用の名前のままだった 見る人向けのタイトルを確定して渡す。広告記事なら[PR]を入れる
差し替えたあとの文章 写真を消したのに、その写真を前提にした一文が残った 「差し替えた要素に触れている文章も見直す」と書く

修正のたびに、直前の状態をバックアップしておくことも大切だ。私たちは修正ごとに日時つきのファイル名で退避し、元に戻したいときにすぐ戻せるようにした。依頼文にも「作業前のファイルを〇〇フォルダに日時つきで残す」と書いておくとよい。

8. Codexへの依頼文を書くコツ10

  1. 1行目に「何をするか」と「触らないもの」を書く(例:HTMLは触らず、画像だけ)
  2. パスは実際のものを書く。「いつものフォルダ」は通じない
  3. 事実には日付と出典を付ける。Codexが判断に迷ったときの材料になる
  4. 文言と数字は確定してから渡す。「いい感じのコピーで」は頼まない
  5. 「言い換えない」「四捨五入しない」と書く
  6. 見た目はお手本の画像で伝える。言葉だけのトーン指定はぶれる
  7. 色はコードで指定する。「やさしいピンク」だけでは人によって違う
  8. 条件つきの作業には「やらなくてよい場合」も書く
  9. 最初に1〜2枚だけ出してもらい、方向を確かめてから残りを頼む
  10. 報告の形を決める。何を作り、何を作らず、どう確かめたか

9. 仕上がりを確かめる方法

Codexの「できました」をそのまま受け取らず、数字で確かめられることは機械的に、そうでないことは目で確かめる。広告用の記事ページを直したときは、毎回次の項目を数字で出した。

確認項目 見ること
はみ出し 画面幅からはみ出している要素が0か
画像の代替テキスト alt属性が空の画像が0か
HTMLの構造 開いたタグと閉じたタグの数が一致しているか
画像・動画の数 修正の前後で、意図しない増減がないか
リンク・タグ 計測タグが動いているか、必要なリンク(会社情報・特定商取引法の表示など)があるか

画像は、文字の重なり・はみ出し・欠けに加えて、実際の画面や数字が書き換わっていないかを拡大して確認する。失敗③のように、見た目では気づきにくい書き換えがあるからだ。

10. よくある失敗と対処

起きたこと 原因 依頼文での対処
中身は正しいが雰囲気が違う トーンの指定がない お手本の画像、色コード、文字と余白のルールを書く
文言や数字が変わっている 確定していない、または「言い換えない」の指定がない 確定コピーを枠で囲み、言い換え・追加・丸めを禁止
実在の画面・ロゴが崩れている 描かせた 実物から切り出す、ロゴは使わない/元にあるものだけ
必要のない作り直しが起きる 条件が書いていない 「食い違う場合だけ作り直す。なければ理由を報告」
全部作ってから方向違いが分かる 一度に全部頼んだ 最初の1〜2枚で確認してから残りを頼む
作業に移れない 他人に任せる書き方の仕様書 Codexにそのまま貼れる依頼文の形で書く

11. 依頼文のチェックリスト

確認項目 はい/いいえ
1行目で「何をするか」と「触らないもの」が分かる □
対象と保存先のパスが実際のものになっている □
事実に日付と出典が付いている □
使う文言・数字がすべて確定し、言い換え禁止が書いてある □
お手本の画像と色コードを指定した □
描かないもの(顔・実在の画面・ロゴ)を書いた □
作らなくてよい場合の扱いを書いた □
最初に出してもらう1〜2枚を指定した □
完了報告の形と、確認の方法を書いた □

この記事で使った管理シート(無料ダウンロード)

Codexにバナーを量産してもらうときに使った指示の形を、テンプレートにした。書き方の例を入れた「記入例」シートと、空欄の記入用シートが入っているので、使い方を見ながら自社用に書き換えて使える。

【無料ダウンロード】広告バナー量産の指示シート(Excel)

1行=バナー1本で、メイン・サブ・シーン・出典・注記・サイズ・状態を管理。審査で落ちる表現の対応表と「やらないこと」つき。

Excelテンプレートの記入例
② 記入例
Excelテンプレートの「はじめに」シート
① はじめに(使い方の案内)

Excelをダウンロード

まとめ

Codexに作業を任せるときの仕上がりは、依頼文でほぼ決まる。判断と事実は依頼する側が先に決め、文言と数字は確定させ、見た目はお手本と色コードで伝える。描かせないもの・やらないことを書き、最初の1〜2枚で方向を確かめ、完了の判定まで依頼文に入れておく。私たちがやり直しになったのは、どれも「書いていなかったこと」をCodexがそれらしく埋めたときだった。

この記事を書いた人

佐藤祐介(株式会社LIFRELL 代表取締役)

佐藤 祐介

株式会社LIFRELL 代表取締役

業界歴15年マーケティング支援 累計500社以上うちD2C支援 150社以上担当商材 300以上

オプト、電通デジタルを経て、2018年に株式会社LIFRELLを設立。広告運用、動画・バナー制作、Webメディアの運営にAIを実務で使っています。LIF Techでは、その現場で試したこと・失敗したこと・数字で確かめたことを公開しています。

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この記事で紹介したものを含め、実務で使っている依頼文とプロンプトはAI業務の依頼文・プロンプトテンプレート集にまとめている。

よくある質問

Q. Codexにはどんな作業を任せられますか?

A. LPのHTML・CSSの修正、指定どおりのバナーや図解の作成、サイズ違いの展開、既存画像の確認と作り直し、決まった手順の画面操作などを任せられます。事実の確認や、広告表現が審査や法律に触れないかの判断は、依頼する側で行うのがおすすめです。

Q. Codexへの依頼文には何を書けばいいですか?

A. ①目的と背景(事実)、②対象と保存先の実際のパス、③確定した文言・数字、④見た目の基準(お手本の画像と色コード)、⑤やらないこと、⑥出力の形と最初に出す1〜2枚、⑦完了の判定と報告の形、の7つです。

Q. Codexに画像を作らせると、雰囲気が思っていたものと違うのはなぜですか?

A. トーンの指定がないと、Codexは指定されていない部分を一般的な「きれいな図解」の方向で埋めます。私たちの例では中身は正確でも8点すべて作り直しになりました。お手本にする既存画像のファイル名、色コード、文字の大きさと余白のルールを書くと防げます。

Q. 実在のサービス画面やロゴをCodexに描かせてもいいですか?

A. おすすめしません。描き直させると文字が別の文字や空白に書き換わることがあり、ロゴなら字形の崩れた複製になります。実在の画面は実際の画像から切り出し、ロゴは使わないか、元の素材にあるものだけを使うよう依頼文に書きます。

Q. Codexに広告バナーを量産してもらうときのコツは?

A. コピーは審査を通る形で確定させてから渡し、言い換えを禁止します。数字には出典と注記をセットにし、サイズは本命の数本から段階的に展開します。小さいサイズは読める文字数が限られるので、メインコピーだけにします。

Q. Codexの作業が終わったら、何を確認すればいいですか?

A. LPなら、はみ出し、空のalt属性、タグの対応、画像の数、計測タグやリンクを数字で確認します。画像は文字の重なり・はみ出し・欠けに加えて、実際の画面や数字が書き換わっていないかを拡大して見ます。

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