広交会(Canton Fair)2026秋 ロボット館 現地レポート——人型・四足・水中・コーヒーロボまで約80社、中国フィジカルAIは「もう売り場にある」【LIF Tech 海外取材】

広交会 Canton Fair 2026 21.2 サービスロボット専区のゲート。青いアーチの前に入場待ちの人垣

公開日:2026年10月 / 著者:LIF Tech編集部(現地取材)

2026年10月、広州。中国最大の見本市「広交会(中国輸出入商品交易会/Canton Fair)」の第140回第1期に、LIF Tech編集部が足を運んだ。目当ては、会場の一角に設けられた「21.2 サービスロボット専区」。人型ロボット、四足ロボット、配膳ロボ、水中ロボ、コーヒーロボ、外骨格、eVTOL(空飛ぶクルマ)まで、ロボットとその周辺の会社だけが集まったエリアだ。

ゲートをくぐった瞬間にわかるのは、ここが「未来の技術展示」ではなく「売り場」だということ。どのブースでも世界中のバイヤーが立ち止まり、実機を触り、スタッフの説明を聞き込んでいる。デモを眺める場所ではなく、仕入れるものを探す場所の空気だった。

本レポートでは、撮影できた約80社を1社も落とさずに整理する。目玉の会社は製品と事実を、小さな会社は社名と展示を淡々と並べる。そのうえで、日本の製造業・マーケターにとって何を意味するのかを、データで確認できる範囲で正直に書く。

現地で撮影した映像をまとめた動画。人型ロボット、球体ロボ、触覚ハンドなど、記事で紹介する会社の実機が動いている様子を確認できる。


目次

目次

  1. 広交会とは何か——第140回第1期の基本データ
  2. 21.2 サービスロボット専区に入る
  3. 人型・四足ロボット——「歩く」より「何をするか」
  4. 手と触覚——ロボットの部品を売る会社たち
  5. 配膳・案内・カフェ——サービスロボはもう日常業務
  6. 清掃・屋外・水中——「人がやりたくない仕事」の置き換え
  7. エリアD——産業ロボ、ドローン、eVTOL、外骨格
  8. 撮影できた全出展社一覧
  9. 日本から見た意味——CES、生産台数、自動運転
  10. 正直に書く:この取材の限界
  11. まとめ——今日・今週・来月のアクション

1. 広交会とは何か——第140回第1期の基本データ

広交会は年2回(春・秋)広州で開かれる中国最大級の総合見本市だ。秋の第140回は3期に分かれ、第1期は「先進製造」がテーマ。ロボット、家電、新エネルギー車、工具などが並ぶ。

広交会の会場正面。「中国進出口商品交易会」のロゴと140回の記念アーチ
広交会の会場正面。「中国進出口商品交易会」のロゴと140回の記念アーチ
項目内容
会期2026年10月15日〜19日(第140回 第1期・先進製造)
会場広州・中国輸出入商品交易会展示館
第1期の展示面積52万㎡
第1期のブース数2.5万超
第1期の出展企業1.2万社超
海外バイヤー18.9万人・214か国/地域(前回同期比+13.3%、過去最高)
サービスロボット専区D区 友誼ホール(21.2)・4,200㎡、第137回(2025年春)に新設

出典:Global Times(2026-10-13)、21経済網(2026-10-19、2026-09-15)

エリアAの入口(5.1)。開場直後から入場の人波が途切れない
エリアAの入口(5.1)。開場直後から入場の人波が途切れない

2. 21.2 サービスロボット専区に入る

D区の友誼ホールにある「21.2 Service Robots 服务机器人」のゲート前には、入場を待つ人の列ができていた。中に入ると、入口両側の柱に出展社の地図が貼られ、奥には車輪型ヒューマノイドの里工(Li-Gong)と、AgiBotの吊り看板が見える。

21.2 サービスロボット専区のゲート。青いアーチの前に入場待ちの人垣
21.2 サービスロボット専区のゲート。青いアーチの前に入場待ちの人垣
専区の通路。両側にロボットのブースが続く
専区の通路。両側にロボットのブースが続く

専区の中は、日本の展示会のような「静かに見て回る」雰囲気ではない。ロボットが来場者の足元を歩き、来場者は球体ロボを押し、スマホで撮り、その場で質問を浴びせる。以下、分野ごとに会社を整理する。


3. 人型・四足ロボット——「歩く」より「何をするか」

智元 AgiBot(上海)——小型ヒューマノイド「X2 Ultra」

上海のヒューマノイド大手。会場では小型ヒューマノイドが来場者のあいだを歩いていた。IDC調べで2026年上半期の出荷は8,600台超、世界1位(pedaily引用)。

AgiBotの小型ヒューマノイド「X2 Ultra」が来場者の横を歩く
AgiBotの小型ヒューマノイド「X2 Ultra」が来場者の横を歩く

里工 Li-Gong(広州)——車輪型ヒューマノイド「里掂F1」

1985年設立の広州の産業ロボ企業。足ではなく車輪で動く人型ロボットが、作業台で部品をつまんでいた。第140回では新型「F1-S」を初公開している(広州日報)。二足歩行にこだわらず「手」を現場で使うという割り切りが、工場の平らな床では合理的に見える。

里工の車輪型ヒューマノイド「里掂F1」。来場者が囲んで作業を見る
里工の車輪型ヒューマノイド「里掂F1」。来場者が囲んで作業を見る

动易科技(広州)——小型二足ロボ「PHYBOT」

吊り看板「PHYBOT」の下に小型の二足ロボが数体。第140回では積載500kgのD系列を展示し、多指ハンド「PhyHand」を初公開した(同花順)。

动易科技のブース。「Robot for AI」の看板
动易科技のブース。「Robot for AI」の看板

DOBOT(深圳)——協働ロボ大手のヒューマノイドと四足

2024年12月に香港上場(2432.HK)した協働ロボの大手。協働ロボの累計出荷は10万台超(公式)。会場ではヒューマノイド、赤い帽子をかぶった四足ロボ、パンダ型ロボが床を歩いていた。

DOBOTのブース。ヒューマノイド、四足ロボ、パンダ型ロボが並ぶ
DOBOTのブース。ヒューマノイド、四足ロボ、パンダ型ロボが並ぶ

DEEP Robotics 云深处科技(杭州)——車輪脚の四足「LYNX M20」

杭州の四足ロボ大手。2025年の売上は3.37億元で、初の通期黒字(36Kr Japan)。展示の中心は車輪と脚を併せ持つ「LYNX M20」。

DEEP Roboticsの展示台。車輪脚ロボ「LYNX M20」と来場者
DEEP Roboticsの展示台。車輪脚ロボ「LYNX M20」と来場者

NOETIX 松延动力(北京)——小型ヒューマノイド「N2」ほか

ロープで囲った舞台で白い小型ヒューマノイドが歩き、来場者がスマホを構えていた。消費者向けの「Bumi」(身長94cm)は9,998元(TechNode)。

NOETIXの舞台。小型ヒューマノイドが歩き、来場者が撮影する
NOETIXの舞台。小型ヒューマノイドが歩き、来場者が撮影する

高擎动力 HighTorque(広州)——小型ヒューマノイド「Mini Pi」

赤黒の小型二足ロボが来場者の足元を歩いていた。報道によれば、第140回では中東の客が工場用アーム8本を即決購入した(21経済)。

高擎动力の小型ヒューマノイド「Mini Pi」と来場者
高擎动力の小型ヒューマノイド「Mini Pi」と来場者

そのほかの人型・四足

  • 天链机器人(四川・綿陽):ヒューマノイドが赤い銅鑼を持つ展示。2012年設立、2026年7月に人型「Z1」を発表と報道。
  • WOOB 五八机器人(四川・綿陽):盲導犬型の四足ロボ。盲導犬ロボ「启明」は2026年6月30日から綿陽の商業街で常時運用され、視覚障害者が無料で体験できる(川観新聞)。
  • 伽利略 Galileo(天津):砂利の舞台を小型の四足・輪足ロボが走る。防爆四足「EX-1」を2025年12月に発表(智東西)。
  • Padbot 广东派宝机器人(広州):上半身ヒューマノイド型の巡回・サービスロボ。第140回の新製品は半人型の巡回ロボ「H2」(広州日報)。海外売上比率は約40%(同社)。
  • TS ROBOT 钛虎机器人:上半身ヒューマノイドが手を動かす展示。
天链机器人のブース。ヒューマノイドと白いアーム
天链机器人のブース。ヒューマノイドと白いアーム
WOOBの四足ロボ。盲導犬型ロボの開発を進める
WOOBの四足ロボ。盲導犬型ロボの開発を進める
伽利略(Galileo)のブース。四足・輪足ロボの企業
伽利略(Galileo)のブース。四足・輪足ロボの企業
Padbotの上半身ヒューマノイド型サービスロボ。来場者がスマホで撮影
Padbotの上半身ヒューマノイド型サービスロボ。来場者がスマホで撮影

4. 手と触覚——ロボットの部品を売る会社たち

人型ロボットが増えるほど、「手」と「触覚」の部品市場が大きくなる。完成品のロボットより、部品で稼ぐ会社が目立っていたのは意外だった。

OYMotion 傲意科技(上海)——ロボットハンドと双腕ロボ

筋電義手から始まったロボットハンドの企業。オレンジの台で双腕ロボが動き、来場者がスマホで撮っていた。2026年上半期のハンド受注は1万台超、顧客は約100社と会社が発言している(同花順)。

OYMotionの双腕ロボ。来場者が集まり撮影する
OYMotionの双腕ロボ。来場者が集まり撮影する

知行机器人 Changingtek(蘇州)——5指ロボットハンド

5指のロボットハンドが何本も並ぶ展示台。2026年3月に累計約1億元を調達し、100社超に部品を供給していると報道された(pedaily)。

知行机器人の5指ロボットハンド。「Please do not touch」の札
知行机器人の5指ロボットハンド。「Please do not touch」の札

Paxini 帕西尼(深圳)——触覚センサー

2021年設立の触覚センサー企業。創業チームは早稲田大学の研究室出身で、2026年6月に日本のShinwaと提携した(Gasgoo)。ブースは「EMPOWERING SENSATION」の大型LEDで、人だかりが絶えなかった。

Paxiniのブース。「EMPOWERING SENSATION」の大型LED
Paxiniのブース。「EMPOWERING SENSATION」の大型LED

MAXHUB Robotics(CVTE 視源股份)——基板を扱うアーム

会議用ディスプレイで知られるCVTEのロボット部門。第140回では、基板のピンを0.1mm単位で抜き差しするアームを実演した(新浪)。MAXHUBの海外収入は2026年上半期で4.38億元(新浪)。

MAXHUBの「AI in Robotics」展示。アームが作業台で動く
MAXHUBの「AI in Robotics」展示。アームが作業台で動く

5. 配膳・案内・カフェ——サービスロボはもう日常業務

KEENON 擎朗(上海)——配膳ロボの世界大手

青い渦のポータル型入口をくぐる演出のブース。商用サービスロボの出荷で世界1位(IDC調べ、2024年シェア22.7%、同社発表が引用)。

KEENONのポータル型入口。来場者がくぐって中に入る
KEENONのポータル型入口。来場者がくぐって中に入る

COFE+ Robot Café(上海)ほか——コーヒーロボ

ガラスのキオスクの中でロボットアームがコーヒーを淹れ、その前に人だかりができていた。COFE+は1杯約50秒、設置面積2.35㎡(flanders-china)。会場には「66 CAFE」(IIMT ROBOTのブース内)、「三角牌 TRIANGLE」、「TOP GEN Robot Café」、「HOUSE OF ROBOTICS」と、コーヒーロボが少なくとも5ブースあった。

COFE+のロボットカフェ。ガラス越しにアームの動きを見る来場者
COFE+のロボットカフェ。ガラス越しにアームの動きを見る来場者
IIMT ROBOTのブース。協働ロボと「66 CAFE」のコーヒーロボを展示
IIMT ROBOTのブース。協働ロボと「66 CAFE」のコーヒーロボを展示

そのほかのサービスロボ

  • PUDU 普渡科技(深圳):配膳・清掃ロボの世界大手。累計出荷13万台超(会社発表)。
  • Alpha Robotics(蘇州):案内・配膳ロボ。2006年設立、配膳ロボ国家標準の起草企業の一つ。
  • 孚宝机器人 Fubao:画面付きの健康見守りロボ「小宝」。血圧・血糖・体温・心拍を測ると報道(中国日報)。
  • iFLYTEK(合肥):音声AIの大手。ロボットは本体より他社へ「脳」を供給する路線で、提携メーカーは500社超(新浪)。会場ではAI翻訳機のカウンターに人だかり。
  • Timekettle 时空壶(深圳):AI翻訳イヤホン。W4 Proは52言語・106アクセントに対応(PR TIMES)。
  • 宾果智能 Bingo(北京)/智慧光 AiLight:画面のないAI学習ライト。
  • LE 以勒:スマート自販機。
孚宝の健康見守りロボ。画面付きの白いロボを来場者が囲む
孚宝の健康見守りロボ。画面付きの白いロボを来場者が囲む

6. 清掃・屋外・水中——「人がやりたくない仕事」の置き換え

ROTUNBOT 逻腾科技(杭州)——球体型の警備巡回ロボ

会場でいちばん人を集めていたのがこれ。大きな球体のロボを来場者がかがんで押し、手を離すと自分で戻ってくる。内部の振り子で転がる水陸両用の球形ロボで、公安・空港などで採用済みと報道されている(杭州日報)。

ROTUNBOTの球体型巡回ロボを来場者が手で押す
ROTUNBOTの球体型巡回ロボを来場者が手で押す

水中のルンバ——UBTECH|AIRROBO と PICEA

水槽の中で、プール清掃ロボが壁面を移動していた。ヒューマノイド大手UBTECH(深圳)のプール清掃ブランド「AIRROBO」の展示だ。UBTECHの2025年のフルサイズ人形ロボ納入は1,079台・売上8.21億元(会社発表)。

隣の水槽はロボット掃除機ODM大手のPICEA(深圳)。PICEAは2026年1月23日にiRobot(ルンバ)を完全子会社化した(PR Newswire)。アイロボットジャパンは国内での販売継続を発表している。

水槽の中でプール清掃ロボが動く。UBTECH|AIRROBOの展示
水槽の中でプール清掃ロボが動く。UBTECH|AIRROBOの展示

DEEPINFAR 深之蓝(天津)——水中スクーターとROV

黄色い水中スクーター(Sublue)と水中ロボ(ROV)を展示。2025年12月に科創板へのIPO申請が受理された(36Kr)。

DEEPINFARの黄色い水中スクーター
DEEPINFARの黄色い水中スクーター

ECOVACS 科沃斯(蘇州)——芝刈りロボ「GOAT」

人工芝のブースで芝刈りロボ「GOAT」を実演。2025年の売上は190.40億元、純利益は前年比+118%(騰訊)。

ECOVACSの芝刈りロボ「GOAT」。来場者が人工芝に入って見る
ECOVACSの芝刈りロボ「GOAT」。来場者が人工芝に入って見る

山东国兴智能(山東)——消防ロボ

赤い履帯の消防ロボを来場者が囲んでいた。中国石化の消防ロボ入札で4連続落札(2026-05、財聯社)。

山东国兴智能の消防ロボット
山东国兴智能の消防ロボット

X-Human 凌度智能(広州)——外壁清掃ロボ

ガラス面を登る外壁清掃ロボの試験機。「凌云Y3」は第138回広交会で初披露され、会期中の意向受注は1,200万元超(同花順)。

X-Humanの外壁清掃ロボの試験リグ
X-Humanの外壁清掃ロボの試験リグ

そのほかの清掃・屋外ロボ

  • ALLYBOT(深圳):業務用清掃ロボ。「C2」は北米・欧州・日本などで約2,000台稼働と自称(ISSA出展者ページ)。
  • 盈峰环境 INFORE(深圳):清掃車・清掃ロボ。2025年売上138.44億元。
  • SORBO 浙江硕而博:商用清掃ロボ。
  • TRUEGREEN/南京腾亚 Toua/北斗星通 BDStar:芝刈りロボ。
  • SATUO:窓拭きロボ。
  • 冠能 CROWNPOWER:送電線ロボ。
  • 飒沓机器人 BotusMov:無人ロボ。

7. エリアD——産業ロボ、ドローン、eVTOL、外骨格

21.2専区の外、エリアDにもロボット関連のブースが並んでいた。

GSK 广州数控(広州)——産業用アーム

広州のCNC・産業ロボ大手。広交会には2006年から38回連続で出展している(鳳凰網)。オレンジの産業用アームが組立ライン風に並んでいた。

GSKの産業用アーム群。組立ライン風の展示
GSKの産業用アーム群。組立ライン風の展示

YESHEEN AERO 晔生航空(広州)——有人eVTOL

赤いeVTOLの機体に人だかり。第140回で水陸両用の有人eVTOLなど4製品を世界初公開し、初日の意向受注は130機超と報道された(21経済、意向受注であり確定ではない)。

YESHEEN AEROのブース。有人eVTOLの機体
YESHEEN AEROのブース。有人eVTOLの機体

AutoFlight 峰飞航空科技(上海)——eVTOL

2トン級の貨物機V2000CGは2024年3月に中国民航局の型式証明を取得(会社発表)。2024年11月には岡山で日本初飛行を行っている。

AutoFlightの展示ステージ。赤いeVTOL実機
AutoFlightの展示ステージ。赤いeVTOL実機

外骨格・脳波——RoboCT と BrainCo

  • RoboCT 程天科技(杭州):外骨格を着けた人が歩行訓練フレームの中を歩く実演。全国1,000か所超の病院・介護施設に導入され、患者の利用は91万回超(杭州市政府サイト)。
  • BrainCo 强脑科技(杭州):脳波・義手の企業。2026年1月に約20億元を調達し、評価額は120億元超と報道。
RoboCTの外骨格。歩行訓練フレームと来場者
RoboCTの外骨格。歩行訓練フレームと来場者
BrainCoのブース。白いヒューマノイドと製品展示
BrainCoのブース。白いヒューマノイドと製品展示

ドローン

  • JOUAV 纵横股份(成都):産業ドローン。2021年2月に科創板上場(688070)。
  • AUTEL 道通智能(深圳):ドローン。米FCCは2025年12月にDJIとAutelを輸入規制の対象リストに収載した。
  • CZI 成至智能(広州):ドローンと係留給電機器。
  • Ginray 科晶锐(蘇州):ドローン。

8. 撮影できた全出展社一覧

分野会社(拠点)展示
人型・四足智元 AgiBot(上海)小型ヒューマノイド「X2 Ultra」
人型・四足里工 Li-Gong(広州)車輪型ヒューマノイド「里掂F1」「F1-S」
人型・四足动易科技(広州)小型二足ロボ「PHYBOT」
人型・四足DOBOT(深圳)協働ロボ・ヒューマノイド・四足
人型・四足DEEP Robotics 云深处科技(杭州)車輪脚四足「LYNX M20」
人型・四足NOETIX 松延动力(北京)小型ヒューマノイド「N2」ほか
人型・四足TS ROBOT 钛虎机器人上半身ヒューマノイド
人型・四足天链机器人(四川・綿陽)双腕ロボ・人型ロボ
人型・四足WOOB 五八机器人(四川・綿陽)盲導犬型四足ロボ
人型・四足伽利略 Galileo(天津)四足・輪足ロボ
人型・四足高擎动力 HighTorque(広州)小型ヒューマノイド「Mini Pi」
人型・四足Padbot 广东派宝机器人(広州)半人型の巡回ロボ
手・センサーOYMotion 傲意科技(上海)ロボットハンド・双腕ロボ
手・センサー知行机器人 Changingtek(蘇州)5指ロボットハンド
手・センサーPaxini 帕西尼(深圳)触覚センサー
手・センサーMAXHUB Robotics/CVTE基板を扱うアーム・走行ロボ
サービスKEENON 擎朗(上海)配膳ロボ
サービスPUDU 普渡科技(深圳)配膳・清掃ロボ
サービスAlpha Robotics(蘇州)案内・配膳ロボ
サービス孚宝机器人 Fubao健康見守りロボ「小宝」
サービスiFLYTEK(合肥)AI翻訳機・音声AI
サービスTimekettle 时空壶(深圳)AI翻訳イヤホン・端末
サービス宾果智能 Bingo(北京)/智慧光 AiLightAI学習ライト
サービスLE 以勒スマート自販機
カフェCOFE+ Robot Café(上海)ロボットカフェ
カフェHOUSE OF ROBOTICSロボットカフェ
カフェ66 CAFE現挽コーヒーロボ
カフェ三角牌 TRIANGLEコーヒーロボ
カフェTOP GEN Robot Caféロボットカフェ
清掃・屋外・水中ROTUNBOT 逻腾科技(杭州)球体型の警備巡回ロボ
清掃・屋外・水中山东国兴智能(山東)消防ロボ
清掃・屋外・水中X-Human 凌度智能(広州)外壁清掃ロボ
清掃・屋外・水中ALLYBOT(深圳)業務用清掃ロボ
清掃・屋外・水中盈峰环境 INFORE(深圳)清掃車・清掃ロボ
清掃・屋外・水中SORBO 浙江硕而博商用清掃ロボ
清掃・屋外・水中ECOVACS 科沃斯(蘇州)芝刈りロボ「GOAT」
清掃・屋外・水中TRUEGREEN芝刈りロボ
清掃・屋外・水中南京腾亚 Toua芝刈りロボ
清掃・屋外・水中北斗星通 BDStar測位機器・芝刈りロボ
清掃・屋外・水中SATUO窓拭きロボ
清掃・屋外・水中冠能 CROWNPOWER送電線ロボ
清掃・屋外・水中UBTECH|AIRROBO(深圳)プール清掃ロボ
清掃・屋外・水中PICEA(深圳)ロボット掃除機
清掃・屋外・水中DEEPINFAR 深之蓝(天津)水中スクーター・ROV
清掃・屋外・水中飒沓机器人 BotusMov無人ロボ
産業GSK 广州数控(広州)産業用アーム
産業江苏集萃 JITRI/IIMT ROBOT協働ロボアーム
産業Kim Dai(深圳)ロボットのOEM/ODM
外骨格・ヘルスケアRoboCT 程天科技(杭州)外骨格(歩行訓練)
外骨格・ヘルスケアAlowalk(杭州)外骨格
外骨格・ヘルスケアTRANSITX外骨格
外骨格・ヘルスケアAscentiz外骨格
外骨格・ヘルスケアBrainCo 强脑科技(杭州)脳波・義手
外骨格・ヘルスケアJITLIFE智慧養老の展示
外骨格・ヘルスケアROVOSマッサージチェア
ドローン・eVTOLYESHEEN AERO 晔生航空(広州)有人eVTOL
ドローン・eVTOLAutoFlight 峰飞航空科技(上海)eVTOL
ドローン・eVTOLJOUAV 纵横股份(成都)産業ドローン
ドローン・eVTOLAUTEL 道通智能(深圳)ドローン
ドローン・eVTOLCZI 成至智能(広州)ドローン・係留給電機器
ドローン・eVTOLGinray 科晶锐(蘇州)ドローン
ガジェットZWear 智联盛亚(深圳)ヘッドホン・GPS端末
ガジェットMicrowearスマートウォッチ・AIグラス
ガジェットLINWEARAIグラス
ガジェットBassworld/KO-STARヘッドホン
ガジェットCREALITY 创想三维(深圳)3Dプリンタ「SPARKX i8」
ガジェットLOCTEK 乐歌モニターアーム
ガジェットUNIWA頑丈スマホ
ガジェットWeilongHDMI無線機器
ガジェットBitalltechセキュリティ機器
ガジェットMoviePowerVRライド
ガジェット长江存储 YMTCメモリ・SSD
ガジェットAstrocetusOEM/ODM

このほか、TOPSUN、Miccell、HAVIT、C&D 建发、苏豪畜产はブースの看板のみ撮影できた。


9. 日本から見た意味——CES、生産台数、自動運転

中国の人型ロボットは「量産」の段階に入った

中国の人型ロボットの生産は、2025年の約2万台から、2026年は10万台を超える見込みだ(工業情報化省、2026-07-16)。IDC調べでは、2026年上半期の世界出荷のうち中国のシェアは約77.9%(新浪 2026-10-16引用)。会場で見た「もう売っている」空気は、この数字と一致する。

CESでは「主役」が入れ替わりつつある

パナソニックは、第1回から60年連続で出展してきたCESに、2027年は出展しないと発表した(共同通信 2026-09-15)。ソニーも関連会社を含めて出ない(2026-09-28報道)。ただしCESに出る日本企業の数そのものは約40社から約100社に増えている(SOMPOインスティチュート・プラス 2026-10-06)。「日本がCESから撤退した」のではなく、「大手が主役の座から退いた」と見るのが正確だ。

自動運転も「回数」の勝負になっている

地域状況
米国 Waymo週50万回の有料ライド(2026年3月、TechCrunch)
中国 百度 Apollo Go2026年Q1に完全無人で320万回(百度IR)
日本東京でWaymo×GO×日本交通が2027年に完全無人タクシーを始める予定(2026-09-15合意、開始日は未定)

CESが「これから何が来るか」を見る場所だとすれば、広交会は「もう何が作られて、誰が買っているか」を見る場所だ。少なくともロボットについては、後者を自分の目で見る価値が大きい。


10. 正直に書く:この取材の限界

この記事で言えること・言えないこと

  • 撮影は1日で、21.2専区とエリアDの一部に限られる。会場地図に載っていたが回り切れなかった会社もある。
  • ブースで価格表は取れていない。製品の価格は、報道で確認できたもの(NOETIX Bumiの9,998元など)だけを載せた。
  • 「意向受注」(YESHEEN AEROの130機超、X-Humanの1,200万元超など)は、契約が確定した数字ではない。
  • 「世界シェア○%」など会社側の主張で、第三者の裏付けが取れないものは載せていない。
  • 一部の会社は、看板の表記から社名を特定した。中国語の正式名との対応が未確認のものがある。

11. まとめ——今日・今週・来月のアクション

広交会のロボット館で見えたのは、中国のフィジカルAIが「研究」から「売り場」に移ったという事実だ。人型ロボットは歩くデモより「何を運び、何をつかむか」を見せ、部品メーカー(ハンド・触覚センサー)が完成品メーカーと同じくらい人を集めていた。配膳、清掃、コーヒー、警備、見守りといった「人がやりたくない仕事」から、ロボットはすでに置き換えを始めている。

今すぐできるアクション:

  1. 今日:本記事の動画で、自社の業務に近いロボット(配膳・清掃・検品・巡回など)が実際にどう動いているかを確認する。
  2. 今週:一覧表から自社の業務に関係する会社を3社選び、公式サイトで日本向けの販売・代理店の有無を調べる。
  3. 来月:2027年春の広交会(第141回)への視察を検討する。CESより「仕入れ・調達」の目線で現物を確かめられる。

各社の動画は、編集部のXで1社ずつ紹介している(@fwLMjd7ddW86643)。

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本記事の情報は2026年10月時点のものです。各社の製品・数値は変更される場合があります。出典に記載のない評価は編集部の見解です。

佐藤 祐介(株式会社LIFRELL 代表取締役)
本記事は2026年10月開催の第140回広交会(第1期)の現地取材に基づくレポートです。

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