Suno v6とは?3モデルの違い・Studio 2.0【2026年】

Suno v6とは、Sunoが2026年9月9日に公開した最新の音楽生成モデルで、v6・v6-wild・v6-miniの3種類がある。v6は細かく指定したいとき、v6-wildは意外性がほしいとき、v6-miniは速く試したいときに向き、無料プランで使えるのはv6-miniだけだ。v6の公開とともにv5.5以前のモデルは廃止され、新しい曲はすべてv6系で作られる(過去の曲はライブラリに残る)。音を細かく作り込むStudio 2.0(ブラウザで動く音楽制作ソフト)はPremierプラン限定で、MIDI・エフェクト・オートメーション・会話で操作するChat(ベータ)が加わった。本記事では、Sunoの公式ヘルプ・ブログ・リリースノートで2026年11月7日に確認できたことだけを使って、違いと使い分けを整理する。

この記事の前提:仕様・提供プラン・クレジット消費はSuno公式のヘルプセンター、公式ブログ、リリースノート、料金ページで2026年11月7日に確認した。料金は確認時に表示された米ドルの金額で、日本円の表示や税は決済画面で確認してほしい。音質や日本語の歌の出来を本記事で実測・比較したものではない。

この記事でわかること

  • v6・v6-wild・v6-miniの違いと、使えるプラン
  • v5.5から変わったこと(旧モデル廃止・クレジット・Max Mode)
  • 2025年のv5からv6までの流れ(図解)
  • Premier限定のStudio 2.0でできることと動作環境
  • ステム分離・カスタムモデルのクレジットと制限
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目次

1. Suno v6とは

Suno v6は、Sunoが音楽業界のパートナーと共同で開発した新世代のモデル群だ。公式ブログ(2026年9月9日、CEOのMikey Shulman氏)は、Warner Music Group、BMG、Believeなどのパートナーと開発したと説明している。

公式ブログによると、v6はこれまでのモデルより速く、表現力と品質が高く、曲を細かく操作できる機能が加わった。あわせて、アップロードされた音声や歌詞を無断利用の観点でチェックする仕組みを導入したとも説明している。v6の公開に伴い、Sunoはv6より前のモデルをすべて廃止した(v6 FAQ)。

3つのモデルの違い

モデル公式の位置づけ向いている場面使えるプラン
v6主力モデル。安定して精度が高く、どのジャンルでも仕上がりが整う作りたい曲が決まっていて、指定どおりに近づけたいときPro・Premier
v6-wild探索向け。予測しにくく、変化に富んだ結果を出すアイデアを広げたいとき。気に入った案をv6に戻して仕上げるPro・Premier
v6-mini速く効率的な軽量版素早い試作、たくさん作って方向性を探すとき全プラン(無料を含む)

3つとも、1回の生成で最大8分の曲を作れる。公式ヘルプは「最も細かく操作したいならv6から始め、意外性がほしいならv6-wildを試す」と勧めている。

2. v5.5から変わったこと

大きな変化は「旧モデルの廃止」「1つの指示で複数の素材を扱えるようになったこと」「曲の一部を言葉で直せるようになったこと」の3つだ。1回の生成にかかるクレジットは据え置かれた。

項目v6での扱い(公式の説明)
旧モデルv6より前のモデルはすべて廃止。旧モデルで作った曲はライブラリに残り、再生・共有・Remaster・Coverができる。新しく作る派生曲はv6系で生成される
クレジットv5.5と同じ。1回の生成で2曲、合計10クレジット。指示に画像や動画を多く入れると増える
入力できるものSimpleモードで、Sunoの曲・プレイリスト・音声・画像・動画を1つの指示の中で参照できる
部分修正「サビをゴスペル合唱で歌わせて」のように、他の部分を残したまま一部を言葉で変えられる。歌詞の1語・1行だけの変更も可能
マッシュアップ・サンプリング複数の曲のボーカルやドラムを組み合わせる、特定の箇所のリフを切り出してビートを作る、といった指示を1回で出せる
Max Modeクレジットを多く使う代わりに、2分を超える曲、原曲に近いCover、声と曲調を通して一定に保ちたい曲に向く
Varietyスライダー出力にばらつきを持たせる。Stylesの指定を保ちたいなら0にする
カスタムモデル作成済みのカスタムモデルは自動でv6ベースに更新。v5.5のカスタムモデルで作った曲は影響を受けない

公式FAQは、v6のモデルを「アーティストやプロデューサー、WMGやBMGなどのパートナーと協力して公開した最初のモデル」と説明している。旧モデルの作風に近づけたい人向けには、チュートリアルを用意したとしている。

3. v5からv6・Studio 2.0までの流れ

2025年9月のv5から約1年で、モデルは2回入れ替わり、ダウンロードの制限と利用規約の改定が入った。日付はすべて公式ブログ・リリースノートの掲載日だ。

Sunoの主な更新の年表。2025年9月23日v5、2026年3月26日v5.5とVoices・カスタムモデル、8月13日Studio 2.0、9月3日ダウンロード制限と新しい利用規約、9月9日v6、10月1日Speechベータ、11月4日MIDIから曲づくり
図1:Sunoの主な更新(Suno公式ブログ・リリースノートの掲載日をもとに作成、2026年11月7日確認)
  • 2025年9月23日:v5を公開。過去の曲をv5でRemasterできるようになった。
  • 2026年3月26日:v5.5を公開。自分の声で歌わせるVoices、自分の曲で調整するカスタムモデル、好みを学習するMy Tasteが加わった。
  • 2026年8月13日:Studio 2.0を公開(Premier向け)。
  • 2026年9月3日:ダウンロードの回数制限と新しい利用規約が始まった(8月10日に告知)。
  • 2026年9月9日:v6を公開し、旧モデルを廃止。
  • 2026年10月1日:話し声の音声を作るSpeech(ベータ)を公開。全プランで使える。
  • 2026年11月4日:Createページで、MIDIファイルから曲づくりを始められるようになった。

このほか、ClaudeやChatGPTなどのAIアシスタントからSunoを操作できるSuno MCP(ベータ)のヘルプも公開されている(2026年10月28日更新)。無料プランを含む全プランで使える。

4. モデルを切り替える手順

モデルはCreateフォーム右上のモデル選択から切り替え、選んだモデルは次に変えるまで保持される。公式ヘルプの手順は次のとおり。

  1. suno.com/create を開く。
  2. Createフォーム右上のモデル選択を押す。
  3. 使いたいモデル(v6・v6-wild・v6-mini、またはカスタムモデル)を選ぶ。
  4. いつもどおり曲を作る。選んだモデルは変更するまでそのまま使われる。

カスタムモデルは「My Models」、他の人から共有されたモデルは「Shared with Me」に表示される。Voices・カスタムモデル・My Tasteを使う場合は、対応するモデルを選んでいるかを確認するよう公式ヘルプは注意している。日本語の歌を作るときの入力のコツはSunoで日本語の歌を作るコツで整理した。

5. Studio 2.0とは:Premier限定の音楽制作ソフト

Suno Studioとは、ブラウザで動くDAW(音楽制作ソフト)のことで、Studio 2.0はPremierプランで使える。生成した曲をトラックごとに分け、MIDIやエフェクトで作り込むための環境だ。

機能できること(公式の説明)
MIDIタイムライン上でMIDIの読み込み・録音・編集ができる。MIDIクリップを新しい音声生成の指示として使える。MIDIキーボードがなくてもパソコンのキーボードで演奏できる
ウェーブテーブル・シンセ音色を自分で作れるシンセサイザー
Chat(ベータ)「ドラムをもっと力強く」「サビの下にシンセパッドを足して」のように文章で頼むと、Studioが編集する。操作は通常の編集と同じく取り消せる
エフェクトコンプレッサー、コンボリューション・リバーブ、ディレイ、ディストーション、EQ、ゲート、リバーブ。VSTやAudio Unitsのプラグインには非対応
プラグインの自作Chatで「暖かいテープの歪み」のように説明すると、使えるエフェクトを作る。公開時点ではクレジット不要(将来は変わる可能性あり)
オートメーション音量・定位・エフェクトの設定を時間に沿って変える曲線を描ける
書き出し全体・選択範囲・マルチトラック(ステム)を書き出せる。音声はWAV。Premierなら32bit/48kHzのマルチトラックとステムを回数制限なしで書き出せる

公開後も更新は続いている。2026年9月2日にはChatがテンポ(BPM)を理解するようになり、10月8日には拍の頭の検出の改善とクリップの伸縮、10月29日にはクリップ設定のサイドバー、細かいピッチ調整、トラックの表示・非表示(Shift+H)が加わった(いずれもリリースノート)。

Chatに最初の依頼をする手順

  1. Studioでプロジェクトを開き、画面中央の丸い光のアイコンを押す(またはトラック・クリップを選んでEnterを押す)。
  2. 入力欄に「ドラムに合わせたゆったりしたベースラインを足して」のように頼む内容を書く。
  3. Chatが作業の状況を表示し、新しいトラックがタイムラインに追加される。
  4. 別の案を聴く場合は表示されたボタンで試聴し、残す場合はCommitを押す。依頼があいまいな場合、Chatは選択肢を示して確認してくる。

動作環境

公式ヘルプ(Studio v1の記事)は、画面幅768px以上のパソコンかタブレット(スマートフォンは非対応)、SSE4.1またはNeonに対応したCPU、4GB以上のメモリを最低条件としている。ブラウザは最新のGoogle Chromeを推奨し、Studio 2.0のヘルプはSafariではWeb MIDIが使えないと注意している。Studio 2.0としての動作条件は別に示されていない。

6. ProとPremierで使える機能の違い

v6とv6-wildはProから使えるが、Studio 2.0・高度なステム分離・カスタムモデルの共有はPremierだけだ。料金ページ(2026年11月7日確認、米ドル表示)の内容を整理する。

項目FreeProPremier
料金(月払い/年払いの月換算)0ドル10ドル/8ドル30ドル/24ドル
モデルv6-miniv6・v6-wildv6・v6-wild
クレジット1日50月2,500月10,000
月間ダウンロード月間枠なし20曲60曲(Studioの書き出しは制限なし)
商用利用の権利なしありあり
ステム分離なし2種類(Auto、Split from Mix)3種類(+Advanced Split)
Suno Studioなしなしあり(MIDI・エフェクト・オートメーション・プラグイン自作)
同時生成共有キューで4曲優先キューで10曲優先キューで10曲
自分の声(Voices)・カスタムモデル作成なしありあり

日本円での料金と、生成クレジット・ダウンロード枠を使った商用利用の条件はSuno AIの使い方・料金・商用利用で整理している。ダウンロードの数え方はSunoのダウンロード方法とできない時の対処を参照してほしい。

ステム分離のクレジット

ステムとは、曲をボーカル・ドラム・ベースなどのパートごとに分けた音声ファイルのことだ。

分け方内容クレジットプラン
Auto Split最大12パートに自動で分ける1回50Pro・Premier
Split from Mix1つの楽器か声と、それ以外の伴奏に分ける1パート10(2本で20)Pro・Premier
Advanced Split約100種類の楽器から分けたいものを選ぶ1パート10Premierのみ

曲に入っていない楽器を指定して分けても、クレジットが消費される場合があると公式ヘルプは注意している。Studioでは、ステムからMIDIを作るGet MIDIが10クレジットだ。

カスタムモデル

カスタムモデルとは、自分の曲を学習させて作る自分専用のモデルのことだ。Pro・Premierで最大3つまで作れ、最低6曲をアップロードすれば2〜5分ほどで使えるようになる。アップロードする曲は、すべて自分が権利を持っている必要がある。2026年11月7日更新のヘルプでは、Premierなら1つのモデルを最大10人に共有できるようになった。共有された人は自分のクレジットで曲を作り、学習に使った曲は非公開のまま保たれる。

7. つまずきやすい点と対処

「選べない」「開けない」の多くは、プランか動作環境の条件で説明がつく。公式ヘルプの記載から整理した。

症状原因対処
v6・v6-wildが選べない無料プランはv6-miniのみPro以上に切り替える。試作はv6-miniで行う
旧モデル(v5.5など)を選べないv6公開で廃止された旧モデルの曲はライブラリに残る。続きを作る場合はv6系で生成される
Studioが開けないPremier以外、またはスマートフォンPremierに切り替え、画面幅768px以上のパソコンかタブレットで開く
MIDIキーボードが反応しないSafariはWeb MIDI非対応Google Chromeで開く
VSTプラグインが読み込めないStudioはVST・Audio Units非対応標準のエフェクトを使うか、Chatで自作する
ステムが使えるものにならない曲に入っていない楽器を指定したAuto Splitで入っているパートを先に確認する
クレジットが想定より減るMax Mode、画像・動画を多く入れた指示短い試作は標準モードで行い、仕上げだけMax Modeにする

8. 欠点・制限事項(わからないこと)

v6の性能差や日本語の品質、Max Modeのクレジット数は公式に数字で示されていない。2026年11月7日時点で確認できなかった点は次のとおり。

  • Max Modeの消費クレジット:「多く使う」とだけ説明され、具体的な数は公式ヘルプに記載がない。
  • 画像・動画を入れたときの増え方:増えることは示されているが、計算方法は記載がない。
  • v6とv5.5の品質差の数値:公式は「より速く、表現力と品質が高い」と説明するが、比較の数値は示していない。
  • 日本語の歌の品質:対応言語や言語ごとの品質について公式の説明はない。
  • Studio 2.0の動作条件:最低条件の記事はStudio v1のもので、2.0向けの条件は別に示されていない。
  • ヘルプの記述のずれ:Voices FAQには「v5.5を選ぶ」との記述が残っており、v6の説明と食い違う。最新の表示は画面で確認する必要がある。
  • 旧モデルの再現:旧モデルの作風に近づけるチュートリアルはあるが、同じ結果になるとは示されていない。

9. よくある質問

Q. Suno v6は無料で使える?

A. 無料プランで使えるのはv6-miniだ。主力のv6と実験向けのv6-wildは、ProかPremierの有料プランで使える。

Q. v6とv6-wildはどう使い分ける?

A. 作りたい曲が決まっていて指定どおりに近づけたいならv6、アイデアを広げたいならv6-wildを使う。公式は、v6-wildで出た案をv6に戻して仕上げる使い方も紹介している。

Q. v5.5で作った曲はどうなった?

A. ライブラリに残り、再生・共有・Remaster・Coverができる。旧モデルで新しい曲を作ることはできず、派生させる曲はv6系で生成される。

Q. v6になってクレジットの消費は増えた?

A. 標準の生成は増えていない。1回の生成で2曲、合計10クレジットで、v5.5と同じだ。Max Modeを使う場合や、指示に画像・動画を多く入れる場合は増える。

Q. Suno StudioはProプランでも使える?

A. 使えない。Studio 2.0はPremierプラン向けだ。ProではSong Editorでの部分修正や、2種類のステム分離が使える。

まとめ

Suno v6は、2026年9月9日に公開された3種類のモデルで、無料ならv6-mini、有料ならv6とv6-wildを使える。旧モデルは廃止されたが、過去の曲は残り、1回の生成のクレジットも変わっていない。曲の一部を言葉で直す、複数の素材を1つの指示で扱うといった機能が加わり、さらに作り込みたい場合はPremierのStudio 2.0でMIDIやエフェクトを使える。

今すぐできるアクション:

  1. 今日:自分のプランで使えるモデルをCreateフォーム右上で確認し、同じ歌詞・同じStylesで、使えるモデルを切り替えて聴き比べる。
  2. 今週:気に入った曲の1か所だけを、v6に言葉で直すよう指示して、全体を作り直す場合と比べる。
  3. 来月:ステムを分けて動画編集や別のDAWで使う予定があるなら、必要なステム分離の種類とStudioの要否から、ProとPremierのどちらにするかを決める。

本記事の内容は、2026年11月7日にSunoの公式ヘルプセンター・公式ブログ・リリースノート・料金ページで確認したもの。料金は確認時の米ドル表示で、税や日本円の表示は決済画面で確認してほしい。モデル・機能・プラン・クレジットは変わることがある。音質や機能の性能を本記事で実測したものではない。

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出典

この記事を書いた人

佐藤祐介(株式会社LIFRELL 代表取締役)

佐藤 祐介

株式会社LIFRELL 代表取締役

業界歴15年マーケティング支援 累計500社以上うちD2C支援 150社以上担当商材 300以上

オプト、電通デジタルを経て、2018年に株式会社LIFRELLを設立。広告運用、動画・バナー制作、Webメディアの運営にAIを実務で使っています。LIF Techでは、その現場で試したこと・失敗したこと・数字で確かめたことを公開しています。

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