NotebookLM(現Gemini Notebook)でソースを追加できないときは、ファイルの大きさ、対応形式、アクセス権、URLの種類を順番に確認する。ソースが入らない問題と、AIの利用上限で回答や生成ができない問題は別だ。
PDFを何度入れ直しても失敗する、YouTubeを読めない、Driveの更新が反映されない。症状ごとに原因が異なるため、ファイル全体を削除してやり直す前に、どの段階で止まっているかを切り分ける。
症状から選ぶ確認表
| 症状 | 確認すること | 最初の対処 |
|---|---|---|
| PDFの取り込みに失敗 | 容量・語数・コピー保護 | 権利のある原本で条件を確認 |
| YouTubeを追加できない | 公開状態・字幕・公開直後か | 字幕のある公開動画か確認 |
| Webページの情報が足りない | 本文以外の画像や埋め込み情報か | 必要な根拠を別の対応ソースとして用意 |
| Driveの資料を参照できない | ログインアカウントと閲覧権限 | 元ファイルを同じアカウントで開く |
| Driveの変更が見えない | ソースの同期状態 | 再度ノートブックを開き同期状態を確認 |
| 回答や生成だけ止まる | AI利用上限 | 設定のUsageで更新時刻を確認 |
最初に確認する上限と形式
| 項目 | 公式情報で確認できる条件 |
|---|---|
| 1ソースの語数 | 最大500,000語 |
| アップロードする1ファイルの容量 | 最大200MB |
| 無料利用時のソース数 | 1ノートブック最大50ソース |
| PDFの取り込み失敗要因 | 語数・容量超過やコピー保護 |
| 対応形式の例 | PDF、DOCX、TXT、Markdown、CSV、PPTX、Googleの各種ファイルなど |
上限は公式FAQとソース追加の公式ヘルプを参照。語数はページ数と同じではない。プランによりソース数などは異なるため、自分の契約条件も確認する。
PDFが読み込めないときの5ステップ
- エラーの文言を残す。ファイル名、容量、形式、発生時刻を記録する。
- 原本を確認する。自分で利用する権利があり、正常に開けるPDFかを確認する。
- 語数・容量・保護設定を確認する。権限のないコピー保護を解除しようとせず、配布元へ利用可能な形式を依頼する。
- 必要な範囲を小さく分ける。分割する権利がある資料だけを、章・テーマ単位の別ファイルにする。参照元とページ番号をファイル名や本文に残す。
- 1件ずつ追加して内容を照合する。取り込めた後も、表や画像の重要な数値を原本と比べる。
画像としてスキャンされたPDFでは、見えている文章とAIが参照できる文章が一致するかを確認する。文字起こしや別形式への変換を使う場合も、社内資料を外部ツールに送ってよいかを先に判断する。
YouTube・Web・Driveで確認するポイント
YouTube:公式ヘルプは字幕のある公開動画を対象としている。公開から72時間未満の動画は取り込めない場合がある。読み込まれるのは文字起こしで、映像の全情報ではない。画面上にしかない数値を、字幕にある事実として扱わない。
Web:本文テキストと、画像・埋め込み動画・リンク先の別ページを区別する。URLを1本入れたからといって、サイト全体を資料にしたことにはならない。アクセス制限を回避せず、利用可能な一次資料を追加する。
Drive:現在の公式説明では、対応するDriveソースは自動更新され、必要に応じて手動同期もできる。原本への閲覧権限を失うと、そのソースは参照できなくなる。ソースを更新しても、以前に生成したStudioの成果物は自動で作り直されない点も分けて管理する。
根拠:Google公式「ソースを追加する」。DocsやSheetsへ書き出した成果物と、Driveから取り込んだソースは同期の仕組みが同じではない。ノートブックの作成・書き出し説明も参照。
AI利用上限に達した場合
ソースの追加上限と、質問・生成に使うAI利用上限を混同しない。現在の公式ヘルプは処理の複雑さなどを考慮した利用枠を説明し、設定のUsageで残量や更新を確認する手順を案内している。利用上限の公式案内を見て、画面に表示される更新時刻を基準にする。
取り込み後の確認に使う6つの質問
「読み込めた」だけで完了にせず、原文と回答を照合するためのプロンプト例だ。引用が付いていても、引用先が主張を支えているかを確認する。
List the source titles available for this answer. Do not use information outside the selected sources.
Summarize the selected source in Japanese in five bullets. Cite the source for each factual claim.
Extract dates, amounts, and percentages from the selected source. Include the source location for each value.
Compare the two selected sources. Separate agreements, contradictions, and information that appears in only one source.
Answer using only the selected source. If the information is missing, state that it is not found. Question: [QUESTION]
Identify claims in this draft that are not supported by the selected sources. Do not fill gaps using outside knowledge. Draft: [TEXT]
削除する前に残すもの
ノートやソースを削除する前に、必要な出力、出典、更新日を保存する。整理が目的なら、まず対象ソースの選択を変えて質問し、問題を再現できるかを見る。追加できない原因が分からないまま全削除すると、調査に使った根拠まで失いやすい。
文章化まで進める場合はNotebookLMとClaudeの連携、手元へ知識を残す場合はObsidianとの連携手順へ。
よくある質問
200MB以下なら必ず追加できる?
語数、形式、コピー保護、アクセス権など別の条件もある。容量だけでは判断できない。
無料版のソース数は無制限?
公式ヘルプは無料利用時に1ノートブック50ソースとしている。契約プランによって条件が異なる。
YouTubeの映像も全部読んでくれる?
URLソースでは字幕の文字起こしが取り込まれる。映像だけにある情報は別途確認する。
Driveは毎回手動で入れ直す必要がある?
対応するDriveソースには自動更新と手動同期がある。利用中のソース状態を確認する。
ソースを更新すると古いレポートも更新される?
既に生成したStudio成果物は自動で更新されない。必要に応じて生成し直す。
質問ができないのはソース数が多いから?
AI利用枠など別の原因もある。表示されたエラーとUsageを確認する。
今日から進める3つのアクション
- 今日:エラー文、形式、容量、権限を記録し、1ソースだけで問題を切り分ける。
- 今週:取り込んだ資料の数値と引用を原本に照合し、更新確認の手順を作る。
- 来月:ソースの所有者と更新担当者を決め、古い成果物を見直す機会を設ける。
LIFRELLへの相談
NotebookLMを使った資料整理に向けて、ソースの追加、更新確認、出典を残す手順を相談できる。
参照した公式情報
確認日:2026年10月31日。機能・画面・提供条件は変わる場合がある。手順・プロンプトは公式資料をもとにした実施例であり、本記事での実機測定結果ではない。利用時は公式情報と自分の環境を確認する。
