Gensparkの使い方|AIスライド・シート・ドキュメント【2026年】

Gensparkで資料を作るときは、発表用ならAIスライド、表計算ならAIシート、文章ならAIドキュメントを使う。どれも「指示を書く→生成→一部だけ直す→書き出す」の4段階で、使い方の差は「最初に何を決めるか」と「どこまで手で直せるか」にある。ただし、AIスライドは無料プランだとPDFやPPTXに書き出せず、作成前に選んだモードや形式は後から変えられない。本記事では、Genspark公式ヘルプセンターの記載(2026年11月7日確認)だけを使い、3つのツールの作り方と、つまずきやすい点を整理する。

この記事の前提:機能・ボタン名・クレジットの数字は、すべてGenspark公式ヘルプセンター(日本語版・英語版)で2026年11月7日に確認した。手順は「公式ヘルプに書かれた手順」で、画面の表記は今後変わる可能性がある。Gensparkの全体像や危険性はGensparkとは?使い方・できること・危険性、料金はGensparkの料金比較で扱っている。

この記事でわかること

  • AIスライド・AIシート・AIドキュメントの違いと選び方(図解)
  • AIスライドの作り方:3つのモード、指示の書き方、直し方、書き出し
  • AIシートの作り方:データの集め方、数式・グラフ、Excelとの違い
  • AIドキュメントの作り方:4つの形式、セーブポイント、書き出し
  • 無料プランでできないこと、よくあるつまずきと対処
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目次

1. AIスライド・AIシート・AIドキュメントの違い

3つとも「チャットで指示すると、AIが成果物を作る」ツールだが、作るものと直し方が違う。人に見せる資料はAIスライド、数字を集めて計算・グラフにするならAIシート、文章で読ませるならAIドキュメントを選ぶ。

AIスライド・AIシート・AIドキュメントの比較。AIスライドは発表資料向けでPDF・PPTX・Googleスライドに書き出し、無料プランは書き出し不可。AIシートは表とグラフ向けでXLSXに書き出し。AIドキュメントは文章向けでWord・PDFに書き出し、形式は作成前に決めて後から変えられない
図1:3つのツールの違い(Genspark公式ヘルプセンターをもとに作成、2026年11月7日確認)
項目AIスライドAIシートAIドキュメント
向いているもの提案書・ピッチ・研修資料・SNS用の画像セットデータ収集・集計・数式・グラフレポート・履歴書・契約書・メニューなどの文書
最初に決めること3つのモード(見た目・進め方・品質)と縦横比。作成後は変更不可特になし。分析したい内容を書く4つの形式(リッチテキスト・マークダウン・Webドキュメント・Word)。中身ができると変更不可
手で直せるかプロフェッショナルモードなら可(クリエイティブモードは不可)可(Excelのように編集できる)リッチテキストとマークダウンは可。WebドキュメントとWordはプレビューのみ
書き出しPDF・PPTX・GoogleスライドXLSX(数式や書式を保持)Word・PDF(マークダウン形式はMarkdownも)
元に戻す履歴の保存ポイントから復元結果カードの「Restore」で直前の状態へセーブポイントへロールバック(以降の変更は消える)

出典:Genspark ヘルプセンター「AIスライド」、「AIシート」(2026年9月30日更新)、「AIドキュメント」(2026年9月24日更新)、いずれも2026年11月7日確認

公式ヘルプは、PowerPointやGoogleスライドで編集を続ける資料はAIスライドから始め、Webサイト・ポスター・ロゴと見た目をそろえる必要がある制作物は別機能のDesignを使うよう案内している(AIスライド)。調査から資料化までを1回の依頼で任せたい場合は、スーパーエージェントにスライドを作らせる方法もある。違いはGensparkスーパーエージェントの使い方で整理している。

2. 始める前に:開く場所とプラン・クレジット

3つとも、Gensparkのホーム画面の下部か、サイドバーの「新規(+)」から開く。費用は「1回のやり取り(ターン)」ごとにクレジットがかかる仕組みで、無料プランでは使えない機能がある。

項目公式ヘルプの記載(2026年11月7日確認)
無料プランの付与1日100クレジット。無料で受け取れる総量に上限があり、達すると日々の補充が止まる
AIスライドの単価スタンダードは1ページ(スライド1枚)10クレジットから、ウルトラは100クレジットから。10枚のデッキはスタンダードで約100、ウルトラで約1,000クレジットから
クリエイティブモードの画像標準の2Kサイズで、GPT Image 2が1枚5クレジット、Nano Banana 2.1が1枚26クレジット
Free Quota(週ごとの無料枠)Plus・Proなどの個人有料プランに付く週単位の枠。スーパーエージェント・AIスライド・AIシート・AIドキュメントなどのスタンダードモードで使える。無料プランとTeam・Enterpriseの席には付かない
無料プランでできないことAIスライドの書き出し(PDF・PPTX・Googleスライドすべて)、クリエイティブモードでの送信、デッキのコピー
クレジットがかからない操作書き出し、手での編集(AIに送らない操作)

出典:メンバーシッププラン(2026年11月3日更新)、AIスライド

AIスライドのヘルプには「Go」というプラン名も出てくる(書き出しやクリエイティブモードの対象として、Go・Plus・Pro・Team・Enterpriseの順に並ぶ)。一方、メンバーシッププランのヘルプの料金表はFree・Plus・Pro・Team・Enterpriseの5つで、Goの料金と提供条件は公式ヘルプでは確認できなかった。料金とクレジットの詳しい見方はGensparkの料金比較を参照してほしい。

無料プランの注意:無料プランでもAIスライドで資料を作り、発表し、リンクで共有することはできる。しかしファイルとして取り出す方法はない。書き出しボタンはアップグレード(Plus)への導線に変わる(AIスライド「エクスポート」)。社外に送るPPTXやPDFが必要なら、作る前にプランを確認しておきたい。

3. AIスライドの作り方

AIスライドは、資料の目的を書くとエージェントが構成を考え、1枚ずつ作っていく。画面は右がチャット、中央がスライド、左がページ一覧(レール)だ。公式ヘルプのクイックスタートの流れを図にした。

AIスライドの作り方6ステップ。新規からAIスライドを開く、3つのモードを決める、対象者と枚数と結論を書く、構成を確認してから生成、選択や描画で一部だけ直す、内容を検証して書き出す
図2:AIスライドの作り方(Genspark公式ヘルプ「AIスライド」のクイックスタートをもとに作成)
  1. AIスライドを開く:サイドバーの「新規」から開く。ホーム画面の中央に入力欄、その上にモードの選択、下にSkillsのライブラリがある。
  2. 3つのモードを決める:プロフェッショナルかクリエイティブか、オートかガイドか、スタンダードかウルトラか。3つともプロジェクトを作ったあとは変えられない。縦横比もここで選ぶ。
  3. 資料の内容を書く:誰に向けた資料か、何枚か、何を伝えるかを書く。手元の事業計画書・表・過去の資料があれば「+」から添付する。
  4. 送信する:エージェントが構成を立て、1ページずつ作る。方向が違えば途中で止められる。
  5. 一部だけ直す:「選択」で直したい部分をクリックして指示するか、「描画」でページに印を付ける。
  6. 書き出す:ヘッダーの「エクスポート」から、PDFかPPTXをAI Driveに保存するか、Googleスライドで開く。

3つのモードの選び方

選択肢違い選び方
プロフェッショナル/クリエイティブプロフェッショナルはタイトル・本文・グラフ・表を格子状に配置する。クリエイティブは1枚を1つの絵として作る(有料プランのみ。手での編集は不可)提案書・社内報告・取締役会資料はプロフェッショナル。製品発表やSNS用の画像セットはクリエイティブ
オート/ガイドオートは指示からそのまま作る。ガイドは場面・対象者・伝えたいことを質問し、構成案を出して確認を待つ話の筋が決まっていればオート、まだ決まっていなければガイド。ガイドはやり取りが増え、その分も課金される
スタンダード/ウルトラスタンダードは1ページ10クレジットから、ウルトラは100クレジットから内容を詰めている間はスタンダード、最終版はウルトラ

縦横比は「自動比率」のほか、16:9・4:3・1:1・3:4・9:16・21:9から選べる。ピッチ資料は16:9、SNSのカルーセルは1:1か3:4、スマートフォン向けの縦長は9:16が目安とされている(AIスライド「モードを選ぶ」)。

指示(プロンプト)の書き方

公式ヘルプは、最初の一文に対象者・枚数・構成(または資料で証明したい一点)の3つを入れるよう勧めている。数字を使うなら「添付ファイルの数値を使う」「出典を示す」と書くと、AIが数字を作ってしまうのを防げるとも説明している。10枚を超える資料は、先に構成だけを出させて確認するのが安い。ウルトラで10枚を作り直すと約1,000クレジットかかるためだ。

社内の営業会議向けに、[商品名]の第3四半期レビューを10枚で作ってください。 構成は「現状→うまくいったこと→うまくいかなかったこと→来期の計画」。 結論を先に、1枚に1つの主張、数字は添付ファイルの値だけを使ってください。 まず10枚分の構成を1枚1行で出し、私の確認を待ってから作成してください。

この依頼文は、公式ヘルプの「社内レビュー」のテンプレートと「まずアウトラインを依頼する」の考え方を組み合わせた例で、特定の出来や消費量を保証するものではない。資料の言語は画面の表示言語ではなくメッセージの言語に合わせて決まるため、日本語の資料が欲しければ指示をすべて日本語で書く。

直し方:選択・描画・編集

やりたいこと使う機能ポイント
見出し・グラフ・画像など1か所を変える選択要素をクリックすると番号付きでチャットに添付される。「美しくする」「短くする」「磨き上げる」「より良い画像」「検証」などの簡易操作もある
複数ページをまとめて直す描画ペン・マーカー・枠で印を付け、「N件の編集を送信」で1回のやり取りとして処理される
位置・文字・色を自分で直す編集プロフェッショナルモードのみ。AIに送らないのでクレジットはかからない
重なりやはみ出しを直すFix LayoutプロフェッショナルモードのAI操作

公式ヘルプは、うまく直らない原因の多くを「1回の指示に2つの変更を入れた」「対象を書かなかった」と説明している。「6枚目の売上グラフ」のようにスライドと要素を名指しし、「ほかはそのまま」と書き、1回の送信で1つだけ変えるのが基本だ。失敗した場合は「履歴」から前の保存ポイントを選び、「このバージョンを復元」で戻せる(AIスライド「デッキの編集」)。

送る前に:内容の検証と書き出し

ツールバーの「コンテンツを検証」で、このページか資料全体の主張をAIに確かめさせられる。各スライドには「検証OK」か「問題の可能性あり」の印と参照リンクが付く。PPTXに書き出すと検証の記録がスピーカーノートに入るが、PDFには残らない。検証も1回のやり取りとして課金される。印は判断材料であり、主張が正しいかの最終判断は人が行う。

書き出しの形式は、編集する人がいるならPPTX、読む・印刷するならPDF、チームで共同編集するならGoogleスライドが公式の目安だ。PPTXはPowerPointで編集できるが、画面上とレイアウトがずれることがあるため、送る前に最初の数ページを開いて確かめるよう公式ヘルプも書いている。CanvaやFigmaへの直接連携はなく、PPTXを書き出してから各ツールに読み込む。

共有リンクの初期設定に注意:「共有」には「スライドのみ」と「プロセス全体」の2つがあり、初期設定はプロセス全体だ。こちらはチャットのやり取りや途中の版まで見える。顧客に渡すときは「スライドのみ」を選ぶ(AIスライド「デッキを共有する」)。

自社のテンプレートで作る(Skills)

Skillとは、見た目だけでなく構成や主張の組み立て方まで保存した「作り方の型」のことだ。AIスライドには100以上のSkillが用意されており、自社の資料(PowerPointかPDF、100MBまで)をアップロードして自分のSkillにもできる。1つのプロジェクトには最大10個のSkillを重ねられる。毎月の定例資料や、取引先ごとのブランドに合わせた資料に向く。

4. AIシートの作り方

AIシートは、表の作成・集計・グラフ化を会話で進めるスプレッドシートのエージェントだ。Excel形式(.xlsx)の読み込みと書き出しに対応し、手でもExcelのように編集できる。

  1. AIシートを開く:ホーム画面の下部の「AIシート」か、サイドバーの「+(新規)」から選ぶ。
  2. やりたいことを書く:「アップロードしたExcelから売上の推移を分析し、地域別に可視化して」のように、分析の目的と対象を書く。ファイルはExcel・PDF・Word・画像などをチャットに添付できる。
  3. 結果を確かめる:AIはデータの整理、SQL、Pythonでの統計処理、Excelの数式、グラフ作成から必要な手順を選んで実行する。使ったコードとロジックは確認できる。
  4. 一部を直す:セル範囲を選び「チャットに送信」を押すと、その範囲だけを対象に修正・分析・グラフ化を頼める。
  5. 書き出す:エディター左上の「エクスポート」から「XLSXとしてエクスポート」。書式・数式・計算は保持される。

データの集め方は3通りある。①SEC(米国企業の開示書類)・Yahoo Finance・Google Scholar・Amazonなどの専門データベース、②一般のWeb情報(重要な値は複数の情報源で突き合わせるとされる)、③MCPによる接続(Google Drive・Supabase・独自のMCP)だ。ただし公式ヘルプ自身が、自動収集は完全ではないとして、使う前に出典と元のセルで値を確かめるよう書いている(AIシート)。

Excelとの違い(対応していない機能)

機能AIシートでの扱い
ピボットテーブル(Power Pivot含む)非対応
マクロ・VBA実行できない。AIにVBAのコードを書かせ、デスクトップ版Excelで実行することはできる
Power Query、ユーザー定義関数非対応
外部データ接続(ODBC・OLEDB・外部リンク)非対応
3Dグラフなど特殊なグラフ非対応(棒・折れ線・円・散布図・ファネル・レーダー・ツリーマップ・ウォーターフォールなどの標準グラフは対応)
セル数の上限決まった上限はない。動作はパソコンの性能による。AIが1回に読む範囲は3,000セルまで
スマートフォン結果の閲覧のみ。フル機能はパソコンで使う

出典:AIシート「よくある質問」(2026年11月7日確認)

複雑な分析は、「データ収集と整理」→「計算」→「考察」のように指示を分け、1段階ずつ結果を確かめてから次に進めるのが公式の勧めだ。やり取りが長くなると文脈の圧縮で精度が落ちることがあるため、その場合は新しいプロジェクトを作る。なお、途中までしか成功しなかった実行にもクレジットはかかる。

5. AIドキュメントの作り方

AIドキュメントは、レポートや履歴書、契約書などの文書を作るエージェントだ。最初に形式を選び、指示で生成し、会話か手での編集で仕上げる。

  1. AIドキュメントを開く:ホーム画面の下部の「AIドキュメント」か、サイドバーの「新規」から選ぶ。テンプレートは数百種類あり、ホーム画面から選んでから指示を書くこともできる。
  2. 形式を選ぶ:リッチテキスト・マークダウン・Webドキュメント・Wordの4つ。中身ができた時点で形式は固定され、変換もできない。
  3. 内容を書く:何の文書か、誰が読むか、どんな構成かを書く。
  4. 直す:文章を選択して「もっと簡潔に」などと指示すると、その部分だけを書き直す。リッチテキストとマークダウンは手でも直せ、約1秒で自動保存される。
  5. 書き出す:右上の「表示とエクスポート」から、Word・PDF・別のブラウザで開く・コピーを作成を選ぶ。マークダウン形式ならMarkdownでも書き出せる。
形式手での編集向いているもの
リッチテキストできる(見た目で編集)レイアウトを整えたい文書
マークダウンできる(テキストで編集)内容重視の文書、技術文書
Webドキュメントできない(プレビューのみ。選択して指示すれば変更可)Webページとして見せる文書
Wordできない(プレビューのみ。選択して指示すれば変更可)Wordファイルで渡す文書

出典:AIドキュメント(2026年9月24日更新、2026年11月7日確認)

費用で知っておきたいのは、リッチテキストの「AI Rewrite」や「AI Write」は文書全体を文脈として送るため、1行の修正でも文書全体の入力分が課金されることだ。手での編集は課金されない。書き出しのWord・PDF・Markdownは、Plus・Pro・Teamプランに含まれると書かれている。

ロールバックは取り消せない:AIドキュメントはAIの指示ごとに「セーブポイント」を作り、左上の版の一覧から前の版に戻せる。ただし前の版に戻すと、それ以降の変更とチャットの履歴が消え、元に戻せない。また、古い版を表示したまま書き出すと、その古い版が書き出される(AIドキュメント「バージョン管理」)。

6. つまずき・エラーと対処

多くは「指示の対象があいまい」「作成前の設定が固定される」「無料プランの制限」の3つが原因だ。公式ヘルプに書かれた対処をまとめる。

症状原因と対処(公式ヘルプの記載)
書き出しボタンがアップグレードの案内になる無料プランはAIスライドを書き出せない。有料プランにすると再読み込みなしで書き出せる
「Failed to export … Please try again.」と出る同じ形式でもう一度試し、だめなら別の形式で試す。Googleスライドはポップアップを許可する
PPTXのレイアウトが崩れる画面と1ページずつ比べる。両方のパソコンに入っているフォントを使う、要素の多いページを作り直す
モードや形式を変えたい途中では変えられない。新しいプロジェクトを作り、構成案だけを移して作り直す
添付したファイルが無視された資料を作る指示と同じメッセージに添付したか、PDF・Word・Excel・PowerPointか、「このファイルから作って」と書いたかを確かめる。文字情報のないスキャンPDFは空になることがある
指示と違うスライドが変わった「選択」で対象を固定し、変えることと残すことを書く。戻すときは履歴から復元
AIシートで「完了」と出たのに表が変わらない別のシート(タブ)を見ていないか確かめる。「B12が0だが1,240のはず」のようにセルを名指しする
AIシートのXLSXがダウンロードされない「完了」はファイル保存の保証ではない。ダウンロードフォルダを確認し、ブラウザでgenspark.aiのダウンロードを許可する
出力の言語が変わった最後のメッセージの言語に合わせて出力される。使いたい言語で次の指示を書く

出典:AIスライド「トラブルシューティング」、AIシート「トラブルシューティング」

実行が失敗した場合(モデルのエラー、何も生成されない等)は、AIスライドではクレジットが自動で戻る。ただし1日あたりの自動返金には上限があり、自分で止めた実行や、会話だけで終わったやり取りは返金されない。

7. 欠点・制限事項(わからないこと)

  • 作成前の選択が固定される。AIスライドの3つのモード、AIドキュメントの形式は後から変えられない。迷ったら小さく試してから本番のプロジェクトを作る。
  • やり取りのたびに課金される。質問だけで終わったターン、途中で止めた実行、検証も課金対象だ。指示を一度で伝えるほど安くなる。
  • 無料プランでは資料を取り出せない。AIスライドの書き出し、クリエイティブモード、コピーは有料プランが必要だ。
  • PPTXは画面どおりとは限らない。公式ヘルプ自身がレイアウトのずれに触れている。
  • 削除したAIシートのプロジェクトは戻せない。消す前にXLSXで保存しておく。
  • 「Go」プランの料金と提供条件は、2026年11月7日時点のメンバーシッププランのヘルプに記載がなく、確認できなかった。
  • 1ページあたりの実際の消費量は、グラフの数や書き直しの量で変わる。公式の数字は「10クレジットから」という下限だ。

8. よくある質問

Q. Gensparkのスライドは無料で作れる?

A. 作ることはできるが、無料プランではPDF・PPTX・Googleスライドのいずれにも書き出せない。無料プランでできるのは、クレジットを使った作成、発表、リンクでの共有までだと公式ヘルプに書かれている。

Q. GensparkのスライドはPowerPointで編集できる?

A. できる。PPTXで書き出せばPowerPointで開いて編集できる。ただし画面上とレイアウトがずれることがあるため、送る前に最初の数ページを確認するよう公式ヘルプは勧めている。

Q. スライドは何枚まで作れる?

A. 枚数の上限はない。費用はページ単位で、スタンダードは1ページ10クレジットから、ウルトラは100クレジットからかかる。

Q. AIシートでピボットテーブルやマクロは使える?

A. 使えない。ピボットテーブル、マクロ・VBAの実行、Power Query、ユーザー定義関数は非対応だ。VBAのコードをAIに書かせ、デスクトップ版Excelで実行することはできる。

Q. AIドキュメントで作った文書を後からWord形式に変えられる?

A. 変えられない。形式は中身ができた時点で固定され、変換機能もない。別の形式が必要なら、新しいプロジェクトを作り、作成時にその形式を選ぶ。リッチテキストなどからWordファイルとして書き出すことはできる。

まとめ

Gensparkの資料作成は、発表資料ならAIスライド、表計算ならAIシート、文書ならAIドキュメントを使う。共通のコツは、最初の指示に対象者・分量・構成を入れること、直すときは対象を名指しして1か所ずつ変えること、そして作成前の設定が固定される点を先に知っておくことだ。無料プランではAIスライドを書き出せないため、社外に渡す資料を作るなら有料プランが前提になる。

今すぐできるアクション:

  1. 今日:自分のプランで書き出しができるかを確かめる。AIスライドをスタンダード・プロフェッショナル・オートで開き、「構成を出して確認を待って」と頼んで、5枚程度の構成案を1つ作る。
  2. 今週:社内向けの資料を1本、添付ファイルの数字だけで作らせる。「コンテンツを検証」をかけ、PPTXで書き出してPowerPointでレイアウトを確かめる。使ったクレジットを利用状況のページで記録する。
  3. 来月:よく作る資料の型をSkillとして保存し、毎月の定例資料に使う。数字の集計はAIシート、文章の報告書はAIドキュメントに分け、作業時間と修正の手間を以前と比べる。

本記事の内容は、2026年11月7日にGenspark公式ヘルプセンター(日本語版・英語版)で確認したもの。ボタン名や画面の表記は日本語版ヘルプに合わせたが、実際の画面とは異なる場合がある。料金・クレジット・機能は予告なく変わることがあるため、最新の情報は本文中のリンク先で確認してほしい。本記事はGensparkの提供元とは関係のない第三者の解説である。

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出典

この記事を書いた人

佐藤祐介(株式会社LIFRELL 代表取締役)

佐藤 祐介

株式会社LIFRELL 代表取締役

業界歴15年マーケティング支援 累計500社以上うちD2C支援 150社以上担当商材 300以上

オプト、電通デジタルを経て、2018年に株式会社LIFRELLを設立。広告運用、動画・バナー制作、Webメディアの運営にAIを実務で使っています。LIF Techでは、その現場で試したこと・失敗したこと・数字で確かめたことを公開しています。

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