Moriの会話記録をClaudeで検索するならMori MCP、Obsidianへ手元のノートとして残すならMarkdown書き出しを使う。この2つは2026年10月31日時点の公式資料で確認できる。一方、Obsidianへの専用連携はロードマップ上の検討項目であり、自動同期済みの機能として扱わない。
会話を全部保存するだけでは、次に何をするかは決まらない。この記事では、必要な会話だけを探し、決定事項と未確定事項を分け、担当・期限付きのメモへ変える手順を整理する。対象はウェアラブル音声デバイスのMori Journaling AIだ。
Moriの料金と連携の範囲
| 項目 | 公式掲載内容 |
|---|---|
| 本体 | 28,000円。プラン料金とは別 |
| Free | 月600分の文字起こし |
| Standard | 月1,800分。月払い2,000円/年払い20,000円 |
| Unlimited | 文字起こし無制限。月払い3,500円/年払い35,000円 |
| MCP | 全プランで利用可能、記録の読み取り専用 |
| Obsidianへの保存 | Markdownで書き出して保管庫へ取り込む構成 |
料金は公式料金ページと公式アプリWikiを確認した。販売条件・同梱プラン・現在の金額は購入画面で確認する。録音の同意を得た会議など、業務上記録してよい内容を対象にする。
ClaudeにMori MCPを接続する
- Moriアプリで、対象の会話が同期され、文字起こしが表示されていることを確認する。
- Claudeの「カスタマイズ」から「コネクタ」を開き、「カスタムコネクタを追加」を選ぶ。画面名称は更新により異なる場合がある。
- 名前をMori、URLをhttps://mcp.mori.toにする。任意のOAuth Client IDとClient Secretは空欄にする。
- 開いたMoriのログイン画面で対象アカウントを確認し、読み取りアクセスを許可する。
- Claudeから対象期間と会話のテーマを指定して検索し、結果をMoriアプリの原文と照合する。
名前:Mori
URL:https://mcp.mori.to
OAuth Client ID:空欄
OAuth Client Secret:空欄
接続先・権限の根拠:Mori MCP接続ガイド。MCPは会話・文字起こし・ジャーナルを読むためのものだ。Mori内の記録を編集・削除するツールではない。
会話を仕事へ変える6つのプロンプト
1. 1件を探す
Mori MCPで[日付・期間]の[案件名]に関する会話を探す。候補の日時と題名を出し、本文の要約は対象を選んでから行う。
2. 決定を分ける
選んだ会話だけを読み、決定事項、提案段階、未確定事項に分ける。各項目に元の発言の時刻または記録IDを添える。
3. タスクを抽出
その会話から次の行動を抽出する。タスク、担当者、期限、根拠を表にする。担当や期限が発言されていなければ「未指定」と書き、推測しない。
4. 誤認識を見つける
会話内の製品名、金額、日付を一覧にし、文脈上不自然なものを要確認として挙げる。外部情報で勝手に上書きしない。
5. Obsidian用に整える
確認済みの決定事項をMarkdownへ整える。先頭に日付、案件名、元記録ID、確認者を置く。原文と編集者の補足を分ける。
6. 次回会議を準備
このメモだけを使い、次回確認する質問を5つ作る。完了した事実がないタスクを完了扱いにしない。
ObsidianへMarkdownで残す手順
- Moriの対象会話またはジャーナルを開き、書き出しでMarkdownを選ぶ。利用できる書き出し形式はアプリの現行画面で確認する。
- Obsidianの保管庫に、取り込み用のフォルダーを用意する。例は「Inbox/Mori」だ。
- 書き出したファイルをそのフォルダーへ保存する。既存ノートの上書きを避け、日付と案件名をファイル名に含める。
- Obsidianで開いて、改行、元記録の日時、重要な固有名詞を確認する。
- 確認済みの決定事項を案件ノートへリンクし、元の記録は別に残す。自動同期ではないため、後から原文を直した場合は取り込み済みノートも確認する。
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date: 2026-10-31
project: サンプル案件
source: Mori
source_record: 要記入
reviewed: false
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# 会議メモ
## 確認済みの決定
-
## 次の行動
| 行動 | 担当 | 期限 | 根拠 |
| --- | --- | --- | --- |
| | 未指定 | 未指定 | |
## 未確定事項
-
## 編集者の補足
-
このテンプレートは独自の提案で、Moriの標準出力ではない。話者や期限を機械的に確定しないためのreviewed欄を設けている。特に担当者名は、原文や参加者への確認が済むまで確定扱いにしない。
MCP検索と書き出しの使い分け
| 方式 | 目的 | 注意点 |
|---|---|---|
| Mori MCP | 必要な会話だけをAIから探す | AIサービス側にも対象情報が渡る。対象期間と案件を絞る |
| Markdown書き出し | Obsidianなど手元のノートへ残す | 原本更新は自動反映されない |
| 会話のURL共有 | 相手に選んだ内容を見てもらう | 共有範囲と停止方法を確認する |
接続・検索で困った場合
| 症状 | 確認順 |
|---|---|
| 認証が通らない | URL、任意のOAuth欄、Moriへのログインを確認 |
| 会話が検索に出ない | アプリ側の同期・文字起こし、期間、検索語を確認 |
| MCPから書き換えられない | 読み取り専用の仕様。原本修正はアプリで行う |
| 取得が一時的に制限される | 同時に大量取得せず、対象会話を選んで順に読む |
| Obsidianで内容が古い | 書き出し日時を確認し、必要なファイルだけ再取り込みする |
Moriの会話から確認済みタスクを取り出す
会話には、決定、提案、雑談、未確定の予定が混ざる。すべてをやることへ変えると、話していない期限や担当者をAIが補う原因になる。まず対象の会話1件を指定し、原文の根拠とともに候補を出す。
| 会話の内容 | 扱い |
|---|---|
| 「Aさんが金曜までに送る」と確定 | 担当・期限の候補。どの金曜かも確認 |
| 「来週できるといい」 | 希望として残し、期限は未確定 |
| 「誰か確認して」 | 担当者を空欄にする |
| 過去の対応を説明 | 新しいタスクにしない |
| 話者や音声が曖昧 | 原文・録音を確認してから採用 |
- 対象会話と期間を指定する。録音・共有の範囲が適切な資料だけを使う。
- 決定事項とタスク候補を別に出力する。
- 候補ごとに原文の識別子、根拠、担当、期限、不明点を付ける。
- 人が採用した候補だけObsidianやNotionの確認待ちへ保存する。
- 保存後に原文と照合し、同じ会話の再処理で重複しないか確認する。
From this conversation only, separate decisions, proposals, and action candidates. For each candidate include the source reference, evidence, explicit owner, explicit deadline, and uncertainty. Do not infer commitments from tentative language. Save nothing until I choose the items.
原文へ戻れるかを優先し、会話全体を誰でも見られる共有先へコピーする必要はない。議事録とタスクの登録はNotion×Nottaの確認工程、Notion MCPでの重複確認へ。2026年10月31日追記。候補の抽出精度・各アプリへの保存は実機未検証。
よくある質問
MCPは有料プランだけ?
公式Wikiでは全プランで利用可能と説明されている。
Obsidianと自動同期する?
本記事はMarkdown書き出しによる手動の取り込みだ。専用連携は公式ロードマップと区別する。
MCPで録音を消せる?
読み取り専用なので、追加・編集・削除はできない。
話者名をそのままタスク担当にしてよい?
原文と参加者情報で確認する。構造化された話者欄があっても、人物が正確に識別された保証にはならない。
自動で社外へ議事録を送るべき?
まず原文、固有名詞、決定事項、共有対象を人が確認する工程を置く。
小さく始めて運用に移す
- 今日:記録してよい会話1件を選び、原文と要約を照合する。
- 今週:担当・期限・未確定事項を分けて案件ノートへ残す。
- 来月:検索で探す情報と長期保存する情報を分け、取り込みルールを整える。
関連する使い方
Obsidianで議事録を管理 / ObsidianのMCP設定 / ObsidianとAIの記憶
LIFRELLへの相談
議事録の検索、担当・期限の抽出、社内ナレッジへの保存を、共有範囲と確認工程を含めて設計する。
公式資料と確認日
企画の参考:monograph「【続】僕達のAIの使い方、全部見せます。」。本記事の設定例・プロンプト・確認表はLIF Tech編集部が独自に構成した。出演者の実践結果を本記事の検証結果として扱っていない。
公式情報の確認日:2026年10月31日。実機での導入・生成・性能測定は本記事では未実施。手順は公式資料に基づき、作例は実施用の設計例として掲載している。画面、料金、利用条件は変更される場合がある。
