ComfyUIを使いたいがGPUを持っていない、手元のGPUではメモリが足りない——そんなときの公式の選択肢がComfy Cloudだ。ブラウザだけで、96GBのVRAMを持つGPUでComfyUIを動かせる。本記事では、公式の料金ページとドキュメントをもとに、プランと料金、使える範囲、始め方、ローカル版との使い分けを整理する。
2026年10月11日時点の情報:ComfyUI公式ドキュメント(docs.comfy.org)、公式サイト(comfy.org)、GitHub(Comfy-Org)で確認した。ComfyUIの全体像と基本操作はComfyUIの使い方で解説している。
1. Comfy Cloudとは
| 項目 | 内容(公式) |
|---|---|
| どんなサービスか | 公式が運営するクラウド版のComfyUI。ブラウザからログインして使う |
| GPU | Blackwell RTX 6000 Pro(96GB VRAM) |
| 始め方 | comfy.org/cloud または cloud.comfy.org にログインし、テンプレートを選んで実行(Ctrl+Enter) |
| ローカル版との関係 | Comfy Desktopに「Cloud」インスタンスとして追加することもできる |
2. 料金プラン(2026年10月11日確認)
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 年間クレジット | 1回の最大実行時間 | APIの同時実行数 |
|---|---|---|---|---|---|
| Standard | $20 | $16(年$192) | 50,400 | 30分 | 1 |
| Creator | $35 | $28 | 88,800 | 30分 | 3 |
| Pro | $100 | $80 | 253,200 | 1時間 | 5 |
| Team(最大50人) | $700 | $630 | 1,772,400 | — | 25 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 契約で決定 | — | — |
出典:Comfy Cloud料金ページ。公式ドキュメントは「料金・クレジット量・割引率は変わることがある」と注記している。APIの同時実行数は、同じ料金ページ内の別の表(2・2・10・20)と食い違っている。
- プランのクレジットは翌月に繰り越されない。追加購入したクレジットは1年間有効
- 一度に最大100件のワークフローをキューに入れられる
- CivitaiやHugging Faceからのモデルの取り込みはCreator以上(safetensors形式のみ)
無料で試せるか——公式の表記が食い違っている
| 出典 | 書かれている内容 |
|---|---|
| 料金ページ(2026年10月11日) | 「5 free runs on real GPUs — no credit card required」(クレジットカード不要で5回まで無料) |
| 公式ブログ(2026年3月2日) | 毎月400クレジットの無料枠 |
| 公式ドキュメント(サブスクリプションのページ) | ワークフローの実行には有料プランが必要 |
最新の条件は、ログイン後の画面で確認するのが確実だ。料金ページの「5回無料」が、2026年10月時点でいちばん新しい表記と考えられる。
3. ローカル版とComfy Cloudの使い分け
| 比べる点 | ローカル(Comfy Desktopなど) | Comfy Cloud |
|---|---|---|
| 費用 | ソフトは無料。GPU付きのPCと電気代が必要 | 月$20〜(年払いなら月$16〜) |
| GPUの性能 | 手持ちのGPU次第 | 96GBのVRAM |
| データの置き場所 | 自分のPCの中 | Comfyのクラウド |
| カスタムノード・モデル | 自由に入れられる | モデルの取り込みはCreator以上。対応範囲は公式の案内を確認 |
| 向いている人 | GPUを持っている、データを外に出したくない、長時間たくさん回す人 | GPUがない、手元のVRAMでは動かない大きな動画モデルを使いたい人 |
ローカルで動かす方法はComfyUIのインストール方法で解説している。手元のGPUでメモリ不足のエラーが出る場合の対処はComfyUIのよくあるエラーと直し方を参照してほしい。
4. 2026年に追加された関連サービス
| 日付 | 内容(公式ブログ) |
|---|---|
| 2026年9月23日 | Comfy Router(1つのAPIで複数のモデルを呼び出す仕組み) |
| 2026年9月30日 | Comfy API(ワークフローをAPIとして公開する)を一般提供。有料プランが対象 |
| 2026年10月1日 | Comfy Agent(ワークフロー作りを手伝うAIエージェント)。まずCloudで全員が使える形でベータ提供 |
MiniMax H3のように、ローカルで使う場合は商用利用に別ライセンスが必要でも、Comfy Cloud上で使う分には商用権が含まれるモデルもある(公式ブログ)。モデルごとの条件はComfyUIの使い方のアップデートの章で扱っている。
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よくある質問
Q. Comfy Cloudは無料で使えますか?
A. 公式の表記が食い違っている。2026年10月11日時点の料金ページは「5 free runs on real GPUs — no credit card required」(クレジットカード不要で5回まで無料)、2026年3月2日の公式ブログは「毎月400クレジット無料」、公式ドキュメントの一部には「ワークフローの実行には有料プランが必要」とある。最新の条件はログイン後の画面で確認してほしい。
Q. どんなGPUが使えますか?
A. 公式の料金ページとドキュメントでは「Blackwell RTX 6000 Pro – 96GB VRAM」と案内されている。自分のPCにGPUがなくても使える。
Q. 1回の実行時間に上限はありますか?
A. StandardとCreatorは1回の実行が最大30分、Proは最大1時間。一度に最大100件までキューに入れられる。
Q. 自分で探したモデルやLoRAは使えますか?
A. CivitaiやHugging Faceからのモデルの取り込みは、Creatorプラン以上が対象で、safetensors形式のみ。
Q. 使い残したクレジットは繰り越せますか?
A. プランに含まれるクレジットは翌月に繰り越されない。追加購入(Top-up)したクレジットは1年間有効。
