Claude Codeの権限設定【2026年】許可ルールとモードの決め方

Claude Codeの権限設定とは、Claudeが「聞かずに実行してよい操作」「毎回確認する操作」「禁止する操作」を決める仕組みのことだ。settings.json の permissions に allow・ask・deny のルールを書き、6つの権限モードで全体の確認の度合いを決める。ルールは deny → ask → allow の順に判定され、どの階層のdenyも、ほかの階層のallowでは打ち消せない(2026年11月7日、公式ドキュメントで確認)。なお、Claude Code v2.1.283以降は、ターミナルとVS Codeの対話セッションの初期モードが「auto(自動)」になっている。本記事では、公式ドキュメントで確認できた仕様だけを使い、ルールの書き方・モードの選び方・設定の手順・つまずきやすい点を整理する。

この記事の前提:仕様はClaude Codeの公式ドキュメント(code.claude.com の Configure permissions/Choose a permission mode/Settings)で2026年11月7日に確認した。権限まわりはバージョンごとの変更が多いため、関係する箇所には必要なバージョンを併記した。設定ファイルの例は、公式の書式に沿って作った記入例だ。

この記事でわかること

  • どの操作で確認が出るか(ツールごとの初期の動き)
  • 6つの権限モードの違いと、切り替え方・初期モードの決まり方
  • allow・ask・deny の判定の順番(図解)と、ルールの書き方
  • 設定ファイルの置き場所と優先順位、権限設定を作る手順
  • 保護されたパス・ワークスペースの信頼・つまずきやすい点と対処
Claude Codeを安全に業務へ入れる設計を相談したい方へ無料で相談する →
目次

1. 権限の仕組み:どの操作で確認が出るか

Claude Codeは、操作の種類ごとに「確認するかどうか」の初期値を決めている。Manual(手動)モードでの初期の動きは次のとおりだ(Configure permissions)。

操作の種類例確認が出るか「今後は聞かない」を選んだとき
読み取りのみファイルの読み取り、Grep出ない(作業フォルダと追加フォルダの中)―
Bashコマンドシェルの実行出る(組み込みの読み取り専用コマンドを除く)リポジトリとコマンドごとに保存される
ファイルの変更編集・書き込み出るそのセッションが終わるまで
Webの取得WebFetch出る(あらかじめ許可されたドキュメントのドメインを除く)リポジトリとドメインごとに保存される
Web検索WebSearch出るリポジトリごとに保存される

確認の画面で「Yes, and don't ask again」を選ぶと、そのルールはGitリポジトリのルートにある .claude/settings.local.json に allow として書き込まれ、同じリポジトリの以後のセッションにも効く。ファイル変更の承認はファイルに保存されず、セッションの終わりまでしか続かない。

CLAUDE.mdでは止められない:公式ドキュメントは、権限ルールは「モデルではなくClaude Codeが強制する」と明記している。プロンプトやCLAUDE.mdに「pushしない」と書いても、それはClaudeが従おうとする指示にすぎず、許可の範囲は変わらない。止めたい操作は、本記事のdenyルールかモード、PreToolUseフックで止める。CLAUDE.mdの役割はCLAUDE.mdの書き方【2026年】例・置き場所・効かない原因で扱う。

2. 6つの権限モードの違い

権限モードとは、セッション全体で「どこまで聞かずに進めるか」を決める基本の設定のことだ。個別のルールはその上に重ねて効く。公式ドキュメントの一覧を整理すると次のようになる(Choose a permission mode)。

モード(設定値)聞かずに実行されるもの向いている場面
Manual(default)読み取りのみ操作を全部自分で確かめたい、機密性の高い作業
acceptEdits読み取り、ファイル編集、mkdir・touch・mv・cpなどのよく使うファイル操作変更を後から差分で見直す前提で進める
plan読み取り(autoが使える場合は、分類器が認めたコマンドも)変更する前に調べて計画を立てさせる
autoすべて。ただし実行前に別のモデル(分類器)が確認する長い作業、確認の多さを減らしたいとき
dontAsk作業フォルダ内の読み取りと、事前に許可したツール。確認が必要なものは自動で拒否CIやスクリプトなど、許可の範囲を固定したい環境
bypassPermissionsすべて(一部の操作を除く)隔離したコンテナやVMの中だけ
Claude Codeの6つの権限モード(Manual、acceptEdits、plan、auto、dontAsk、bypassPermissions)について、聞かずに実行されるものと向いている場面を並べた図
図1:6つの権限モードの違い(Claude Code公式ドキュメントをもとに作成、2026年11月7日確認)

切り替え方

  • CLI:セッション中に Shift+Tab を押すと切り替わる。autoから押すとまずManualになり、その後は Manual → acceptEdits → plan の順に回る。画面下のステータスバーに「⏸ manual mode on」「⏵⏵ accept edits on」「⏸ plan mode on」「⏵⏵ auto mode on」などと表示される。
  • 起動時に指定:claude --permission-mode plan のようにフラグで指定する。
  • 初期値として指定:設定ファイルの permissions.defaultMode に書く。
  • VS Code:モード表示から切り替える。新しい会話の初期モードは、VS Codeのユーザー設定 claudeCode.initialPermissionMode で決める(ワークスペースの値は読まれない)。

セッションが最初にどのモードで始まるか

ターミナルで新しいセッションを始めると、次の順で最初に当てはまったものが使われる。

  1. --permission-mode フラグ(または --dangerously-skip-permissions)
  2. 設定ファイルの permissions.defaultMode
  3. 組み込みの初期値:ターミナルとVS Codeでは、v2.1.283以降はauto。claude -p やAgent SDKでは default(Manual)

注意したいのは、プロジェクトの .claude/settings.json や .claude/settings.local.json に "auto" を書いても効かないことだ。この場合は組み込みの初期値が使われる。同じ2つのファイルに "bypassPermissions" を書いた場合も効かず、Manualで始まる。autoを初期値にしたいなら、~/.claude/settings.json(ユーザー設定)に書く。

autoモードの条件と、止められる操作

autoモードとは、確認の画面を出す代わりに、別のモデル(分類器)が操作を実行前に確かめるモードのことだ。公式ドキュメントによると、対象プランは「すべてのプラン」。Anthropic APIで使う場合のモデルは Claude Opus 4.6以降、Sonnet 4.6以降、Haiku 5.5、Fableのモデルで、Sonnet 4.5・Opus 4.5・Haiku 4.5などの古いモデルでは使えない。TeamとEnterpriseでは初期状態で使え、管理者は管理設定で permissions.disableAutoMode を "disable" にして止められる。

分類器が初期状態で止める操作として、公式には次のようなものが並ぶ(抜粋)。

  • curl | bash のような、コードのダウンロードと実行
  • 機密データの外部への送信、本番へのデプロイやマイグレーション
  • セッション前からあったファイルの取り消せない削除、force push
  • git reset --hard や git clean -fd など、コミットしていない変更を捨てる操作
  • 人が承認していないプルリクエストのマージ、CIのチェックを止める操作
  • 有効な認証情報やトークンを会話やファイルに書き出す操作

ただし公式は「autoモードは確認を減らすが、安全を保証するものではない」と警告している。全体の方向を信頼できる作業に使い、機密性の高い操作の確認の代わりにはしない。

planモードとbypassPermissionsモード

planモードでは、Claudeはファイルを読み、調べ、計画を書くが、ソースは編集しない。計画ができると「Yes, and use auto mode」「Yes, manually approve edits」「No, keep planning」から選べる。Ctrl+G で計画をエディタで開いて直すこともできる。

bypassPermissionsモードは確認をほぼすべて省く。公式は、インターネットにつながらないコンテナやVMなど、ホストを壊せない隔離環境でだけ使うよう警告している。それでも、明示したaskルール、ルートやホームフォルダを消すような rm などは確認か拒否になる。

3. 設定ファイルの置き場所と優先順位

権限ルールは、ほかの設定と同じく4種類の設定ファイルに書ける(Settings files and precedence)。

範囲ファイル効く相手向いている内容
管理(組織)managed-settings.json など組織が配布した全員セキュリティの方針。ほかの設定で上書きできない
プロジェクト(ローカル).claude/settings.local.json自分だけ(このプロジェクト)個人の例外、共有前の試し
プロジェクト(共有).claude/settings.jsonそのフォルダで作業する全員(Gitで共有)チームの権限・フック・環境変数
ユーザー~/.claude/settings.json自分(このマシンの全プロジェクト)自分の権限ルール、好みの設定

同じキーが複数の場所にあるときは「管理 → コマンドライン(--settings)→ ローカル → 共有プロジェクト → ユーザー」の順で上のものが使われる。ただし permissions.allow のようなリストは上書きではなく合算される。そして権限では、どの階層のdenyも先に判定されるため、ユーザー設定でallowしていてもプロジェクト設定でdenyしていれば止まる。逆に、ユーザー設定のdenyはプロジェクト設定のallowを止める。

読み込まれた設定ファイルは、/status の「Setting sources」の行で確かめられる。設定ファイルは保存すると実行中のセッションにもほぼそのまま反映され、permissions の変更も再起動なしで効く。

4. ルールの書き方

ルールは「ツール名」か「ツール名(指定)」の形で書く。判定は deny → ask → allow の順で、最初に当てはまったものが結果になる。より細かいルールが先に勝つわけではない。

Claude Codeの権限ルールの判定の流れ。操作はまずdenyに当てはまれば拒否、次にaskに当てはまれば確認、次にallowに当てはまれば実行、どれにも当てはまらなければ権限モードの動きになる
図2:権限ルールの判定の順番(Claude Code公式ドキュメントをもとに作成、2026年11月7日確認)
書き方意味
BashすべてのBashコマンド(Bash(*) と同じ)。denyに書くとツール自体がClaudeから見えなくなる
Bash(npm run build)npm run build ちょうどのコマンドだけ
Bash(npm run *)npm run で始まるコマンド(npm run 単体も含む)
Read(./.env)作業フォルダの .env の読み取り
Edit(/src/**/*.ts)設定ファイルの基準位置から見た src/ 以下の .ts の編集
WebFetch(domain:example.com)example.com への取得(サブドメインは *.example.com を別に書く)
mcp__github__*githubという名前のMCPサーバーのすべてのツール
Agent(Explore)Exploreサブエージェント

Bashルールの注意点

  • * はサブコマンドの後に置く。Bash(git log *) は git log だけを許すが、Bash(git *) はすべてのgitコマンドを許す。Bash(git * main) のように * がサブコマンドより前にあるallowルールには、起動時に警告が出る。
  • * の前の空白も意味を持つ。Bash(ls *) は lsof に当たらないが、Bash(ls*) は lsof にも当たる。Bash(ls:*) は Bash(ls *) と同じ意味だ。
  • つないだコマンドは1つずつ判定される。Bash(safe-cmd *) を許していても、safe-cmd && other-cmd は自動では通らない。&&・||・;・| などで区切られた全部が許可されている必要がある。
  • denyは「よくある書き方」を止めるだけ。Bash(curl *) は /usr/bin/curl や sh -c 'curl ...' を止めない。Bash(git push *) は git -C . push を止めない。公式は、コマンドの文字列に頼らない制限には、OSレベルでファイルと通信を制限するサンドボックスを使うよう案内している。

ファイルのパスの書き方

Read と Edit のルールは、.gitignoreと同じパターンで書く。先頭の書き方で基準の位置が変わる。

書き方基準の位置例
//pathファイルシステムのルート(絶対パス)Read(//Users/alice/secrets/**)
~/pathホームフォルダRead(~/Documents/*.pdf)
/pathその設定ファイルの基準位置Edit(/src/**/*.ts)
path または ./path現在のフォルダRead(*.env)

/Users/alice/file のように先頭がスラッシュ1本のものは絶対パスにならない。プロジェクト設定なら作業フォルダが、ユーザー設定(~/.claude/settings.json)なら ~/.claude が基準になる。ユーザー設定に Read(/secrets/**) と書くと、止まるのは ~/.claude/secrets/** だ。全プロジェクトで効かせたいなら // か ~/ で書く。

5. 権限設定を作る手順

手順は「今の状態を見る → 止めるものを決める → よく使うものを許す → 共有と個人を分ける → 確かめる」の順だ。

  1. /permissions で今のルールを見る。すべてのルールと、それがどの settings.json から来ているかが一覧で出る。ここから追加・削除もでき、変更は次のツール呼び出しから効く。
  2. まず deny を決める。読ませたくない秘密のファイル(.env や secrets フォルダ)と、どのモードでも実行させたくない操作を書く。
  3. 取り消しにくい操作を ask にする。git push のように、毎回自分の目で確かめたい操作だ。askルールはautoモードでも確認を出す。
  4. よく使う安全なコマンドを allow にする。テストやビルドなど、毎回承認している操作をまとめて許す。
  5. 共有するものと個人のものを分ける。チーム共通のルールは .claude/settings.json に書いてコミットし、個人の例外は .claude/settings.local.json に書く。
  6. 読み込まれたかを確かめる。/status の Setting sources を見て、書き間違いがあれば claude doctor で、捨てられたルールの一覧を確かめる。
  7. 初期モードを決める。自分のマシンの全セッションに効かせるなら ~/.claude/settings.json の permissions.defaultMode に書く。

プロジェクトの .claude/settings.json の記入例は次のとおりだ。

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(npm run *)",
      "Bash(npm test *)",
      "Bash(git diff *)",
      "Bash(git commit *)"
    ],
    "ask": [
      "Bash(git push *)"
    ],
    "deny": [
      "Read(./.env)",
      "Read(./.env.*)",
      "Read(./secrets/**)"
    ]
  }
}

自分のマシンのセッションをすべてManualで始めたい場合は、~/.claude/settings.json に次のように書く(公式ドキュメントの例)。次のセッションのステータスバーに「⏸ manual mode on」と出れば反映されている。

{
  "permissions": {
    "defaultMode": "default"
  }
}

業務で使うときの線引き:権限設定は「どの操作をAIに任せ、どこで人が確かめるか」をそのまま書いたものになる。見る・保存・公開・送信のように段階で分けておくと、allow・ask・denyに落とし込みやすい。業務に入れる前に決めておくことは、LIFRELLのClaude Code導入前に決める7つのことで、実際に起きた失敗とあわせて紹介している。

6. 保護されたパスとワークスペースの信頼

保護されたパス:allowでも自動では通らない

Claude Codeには、書き込みが自動では承認されない「保護されたパス」がある。bypassPermissionsモードなどの一部を除き、Manual・acceptEditsでは確認が出て、autoでは分類器に回り、dontAskでは拒否される。設定ファイルの permissions.allow に Edit(.claude/**) と書いても、この判定は変わらない。

  • 主なフォルダ:.git、.vscode、.idea、.husky、.devcontainer、.claude(Claude自身のワークツリーや自動メモリのMarkdownなどは例外)
  • 主なファイル:.gitconfig、.bashrc、.zshrc、.profile、.npmrc、.pre-commit-config.yaml、.mcp.json、.claude.json

ワークスペースの信頼:他人のリポジトリのallowは、信頼するまで効かない

プロジェクトの .claude/settings.json にある permissions.allow と additionalDirectories は「できることを広げる」設定なので、そのフォルダの信頼ダイアログを承認するまで適用されない。ダイアログには、そのフォルダが与えようとしているルールが一覧で出る。denyとaskは制限するだけなので、信頼の前から効く。

ダイアログが出ない claude -p で、自分が書いていないリポジトリを動かすときは注意が要る。公式は、--setting-sources user でプロジェクトの設定と .mcp.json を読ませない、--bare でフック・スキル・.mcp.json のサーバーなどを読ませない、といった対策を挙げている。MCPサーバーの設定はClaude CodeのMCP設定方法で扱っている。

7. つまずきやすい点と対処

症状原因と対処
「今後は聞かない」を選んだのに、また聞かれるその選択はローカル設定にallowを足すだけで、プロジェクトや管理設定のaskルールには勝てない。/permissions でどのファイルのaskが当たっているかを見る
defaultMode を "auto" にしたのにManualで始まる.claude/settings.json か .claude/settings.local.json に書いている。~/.claude/settings.json に移す
Write(docs/**) や Grep(docs/**) が効かないパスの判定は Edit と Read のルールで行われる。Write の代わりに Edit(docs/**)、Grep・Glob の代わりに Read(docs/**) と書く
/Users/... と書いた絶対パスが効かない先頭がスラッシュ1本だと設定ファイルの基準位置からの相対になる。//Users/... と書く
.claudeignore に書いたファイルが読まれる.claudeignore は効果がないと公式に明記されている。Read のdenyルールに移す
claude -p でツールが拒否されるv2.1.302以降、モード未指定の -p はManualで始まり、承認が必要な操作は拒否される。--allowedTools "Bash(npm test)" で許すか、--permission-mode auto で始める
autoモードが選べないモデルが対象外、設定ファイルに disableAutoMode がある、Anthropic側で一時的に止まっている、のいずれか。新しいセッションでやり直す
起動時に Settings Warning が出る書き間違えたルールなど、一部の値だけが無効。その値を飛ばして残りは使われる。claude doctor で詳細を確かめる

ログイン・利用上限・429などのエラーはClaude Codeのエラー一覧と対処法で扱っている。

8. 欠点・制限事項(わからないこと)

  • Bashのdenyルールは安全の境界ではない。公式自身が、別の書き方で呼ばれた同じプログラムは止められないと書いている。確実に止めたいならサンドボックスやコンテナを併用する。
  • Read・Editのdenyは、スクリプトの中の読み書きまでは止めない。PythonやNodeのスクリプトがファイルを開く場合などは対象外で、OSレベルで止めるにはサンドボックスが必要とされる。
  • autoモードの分類器は安全を保証しない。どの操作をどこまで正しく止められるかの数値は、確認した公式ページには記載がない。
  • バージョンによって挙動が変わる。初期モードがautoになったのはv2.1.283以降で、それより前はプランによって異なる。-p の扱いもv2.1.302で変わった。古いバージョンでは本記事のとおりに動かないことがある。
  • 記入例は公式のテンプレートではない。公式の書式に沿って作った例で、自分のプロジェクトのコマンドに合わせて直す必要がある。

9. よくある質問

Q. Claude Codeの権限設定はどこに書く?

A. settings.json の permissions に書く。チームで共有するルールはプロジェクトの .claude/settings.json、自分だけの例外は .claude/settings.local.json、全プロジェクト共通の自分のルールは ~/.claude/settings.json に置く。/permissions からも追加・削除できる。

Q. allowとdenyの両方に当てはまったらどうなる?

A. denyが勝つ。ルールは deny、ask、allow の順に判定され、最初に当てはまったものが結果になる。細かく書いたallowでも、広く書いたdenyの例外にはできない。

Q. 毎回の確認を減らすには?

A. よく使う安全なコマンドをallowに足すか、ファイル編集を自動で通すacceptEditsモードか、分類器が確認するautoモードを使う。autoモードはv2.1.283以降、ターミナルとVS Codeの初期モードになっているが、公式は安全を保証するものではないとしている。

Q. bypassPermissions(--dangerously-skip-permissions)は使っていい?

A. 公式は、インターネットにつながらないコンテナやVMなど、ホストを壊せない隔離環境でだけ使うよう警告している。普段の作業では、allowルールやautoモードで確認を減らすほうが安全だ。

Q. CLAUDE.mdに「pushしない」と書けば止まる?

A. 止まる保証はない。CLAUDE.mdはClaudeが従おうとする指示で、許可の範囲を変えるものではない。確実に止めたいなら Bash(git push *) をdenyかaskに書く。

Q. .envファイルを読ませないようにするには?

A. Read(./.env) や Read(./secrets/**) のようなdenyルールを書く。Readのdenyは同じパスへの書き込みも止める。ただしスクリプトの中での読み取りまでは止めないため、より確実にするにはサンドボックスを使う。

まとめ

Claude Codeの権限は、6つのモードで全体の確認の度合いを決め、allow・ask・denyのルールで個別に上書きする仕組みだ。判定は deny → ask → allow の順で、どの階層のdenyもallowでは打ち消せない。v2.1.283以降はautoモードが初期値だが、プロジェクトの設定ファイルからautoやbypassPermissionsを初期値にはできない。CLAUDE.mdでは操作を止められないので、止めたいものは必ずルールに書く。

今すぐできるアクション:

  1. 今日:/permissions を開き、今どのルールがどのファイルから来ているかを確かめる。.env と秘密のフォルダを Read のdenyに入れる。
  2. 今週:git push など取り消しにくい操作をaskに、毎回承認しているテストやビルドをallowに入れる。チーム共通のものは .claude/settings.json にまとめてコミットする。
  3. 来月:claude -p やCIで使う場合は、--permission-mode dontAsk と --allowedTools で許可の範囲を固定する。サンドボックスの併用も検討する。

本記事の内容は、2026年11月7日にClaude Codeの公式ドキュメントで確認したもの。Claude Codeは頻繁に更新され、モード・初期値・必要なバージョンは変わることがある。最新の情報は本文中のリンク先で確認できる。設定ファイルの例は公式のテンプレートではない。

関連記事

出典

この記事を書いた人

佐藤祐介(株式会社LIFRELL 代表取締役)

佐藤 祐介

株式会社LIFRELL 代表取締役

業界歴15年マーケティング支援 累計500社以上うちD2C支援 150社以上担当商材 300以上

オプト、電通デジタルを経て、2018年に株式会社LIFRELLを設立。広告運用、動画・バナー制作、Webメディアの運営にAIを実務で使っています。LIF Techでは、その現場で試したこと・失敗したこと・数字で確かめたことを公開しています。

プロフィールを見る書いた記事の一覧相談する

Claude Codeの「任せる範囲」と許可の設計を相談できます

どの操作をAIエージェントに任せ、どこで人が確かめるか、権限ルールと社内ルールへの落とし込み、研修から実際の業務を1本動かすところまで、ご相談をお受けします。まずは無料でご相談ください。

無料で相談する

運営:株式会社LIFRELL

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次