MCP(Model Context Protocol)を使うと、Claude CodeからNotion・GitHub・社内のデータベースなど外部のツールを直接操作できる。設定は claude mcp add の1行だが、接続方式(HTTP・stdio)とスコープ(local・project・user)を理解しておかないと、「チームで共有したつもりが自分だけ」「キーがGitに入ってしまった」といった事故になる。本記事では、公式ドキュメントのMCPの章をもとに、追加・認証・共有・管理の方法をまとめる。
2026年10月11日時点の情報:Claude Code公式ドキュメント(code.claude.com/docs)、Claude料金ページ(claude.com/pricing)、GitHubのリリース情報で確認した。全体像はClaude Code完全ガイドで解説している。
1. MCPサーバーの追加方法
リモートのサーバー(HTTP方式・推奨)
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
APIキーなどをヘッダーで渡す場合は --header を付ける。
claude mcp add --transport http secure-api https://api.example.com/mcp --header "Authorization: Bearer your-token"
手元で動かすサーバー(stdio方式)
-- の後ろに、サーバーを起動するコマンドを書く。環境変数は --env で渡す。
claude mcp add --env AIRTABLE_API_KEY=YOUR_KEY --transport stdio airtable -- npx -y airtable-mcp-server
SSE方式について
公式ドキュメントは、SSE(Server-Sent Events)方式を非推奨としており、使えるならHTTP方式を勧めている。
オプションの短縮形:-t(--transport)、-H(--header)、-s(--scope)、-e(--env)
2. スコープ——誰が使えるかを決める
| スコープ | 使える範囲 | 保存先 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| local(既定) | 今のプロジェクトで自分だけ | ~/.claude.json | 試しに使う、個人のキーを使う |
| project | プロジェクトのメンバー全員 | プロジェクト直下の .mcp.json | チームで同じツールを使う(Gitで共有) |
| user | 自分の全プロジェクト | ~/.claude.json | どこでも使う個人用ツール |
claude mcp add --scope project --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
同じ名前のサーバーが複数のスコープにある場合は、local > project > user > プラグイン > claude.aiのコネクタの順に優先される。
3. .mcp.json でチームと共有する
projectスコープで追加すると、プロジェクト直下に .mcp.json ができる。中身は次の形だ。
{
"mcpServers": {
"notion": {
"type": "http",
"url": "https://mcp.notion.com/mcp"
}
}
}
${VAR}や${VAR:-default}と書くと環境変数を展開できる(command・args・env・url・headers で使える)。APIキーは直接書かず、環境変数で渡すとGitに秘密情報が入らない- プロジェクトのサーバーは、各メンバーが初めて使うときに承認を求められる。承認をやり直すときは
claude mcp reset-project-choices
4. ログインが必要なサーバーの認証(OAuth)
claude mcp add --transport http sentry https://mcp.sentry.dev/mcp
追加したあと、Claude Codeの中で /mcp を実行するとブラウザが開いて認証できる。シェルからなら claude mcp login 名前、解除は claude mcp logout 名前。コールバックのポートを固定したい場合は --callback-port、事前に登録したクライアントを使う場合は --client-id と --client-secret を指定する。
5. 管理コマンド
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| 一覧を見る | claude mcp list |
| 1つの詳細を見る | claude mcp get 名前 |
| 削除する | claude mcp remove 名前 |
| Claude Codeの中で状態を確認・認証する | /mcp |
6. よく使われる接続例
- NotebookLM(Gemini Notebook)とつなぐ方法:Claude × NotebookLM連携
- Obsidianの保管庫とつなぐ方法:Obsidian × AIエージェント
- Nottaの議事録とつなぐ方法:Notta MCP
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よくある質問
Q. Claude CodeでMCPサーバーを追加するコマンドは?
A. リモートのサーバーなら claude mcp add --transport http 名前 URL。手元で動かすサーバーなら claude mcp add 名前 -- 起動コマンド のように、-- の後に起動コマンドを書く。
Q. local・project・userのスコープの違いは?
A. localは今のプロジェクトだけ(既定、~/.claude.jsonに保存)、projectはチームで共有(プロジェクト直下の.mcp.jsonに保存)、userは全プロジェクトで使える(~/.claude.jsonに保存)。
Q. ログインが必要なMCPサーバーはどう認証しますか?
A. 追加したあと、Claude Codeの中で /mcp を実行するとブラウザで認証できる。シェルからは claude mcp login 名前 でもよい。
Q. SSEのサーバーは使えますか?
A. 使えるが、公式ドキュメントはSSE方式を非推奨としており、使えるならHTTP方式を勧めている。
Q. 追加したMCPサーバーを確認・削除するには?
A. claude mcp list で一覧、claude mcp get 名前 で詳細、claude mcp remove 名前 で削除。Claude Codeの中では /mcp で状態を確認できる。
